こんにちは! Nishi です。
Jリーグも終盤戦に入り、話題も順位争いや得点ランキング争いも多くなってきました。
また例年だと、降格争いにも注目が集まりますが、今年は降格なしという特別ルールでリーグ戦を運用しているため、降格の話題はないですね(^^;
最終的に贔屓のクラブが、どの順位になるか気になる時期ではないでしょうか。
そんなサッカーの話題で、SNSで盛り上がっている話題がありました。
キーパーチャージってもうないの?
インターネットのサッカー中継の実況、を主に担当している桑原学氏が、Jリーグジャッジリプレイの配信後にTwitterでつぶやいたツイートが波紋を呼んでいます。
話題のツイートがこちら
キーパーチャージというルールは1997年のルール改正でなくなっていて、現在はGKもFPの1人と考えるので通常のコンタクトではファウルになりません。
— 桑原学 (@kuwaharamanabu) 2020年10月27日
20年以上も前の改正ですが、まだ誤解されている人は多い。
これは地上波で解説の方などが、今だにそれを知らずに喋っている影響が大きいと思います。
20年前に改正されたキーパーチャージですが、放送後もキーパーチャージがなくなったのを知らなかったという声が多くて、まさしく桑原氏が言ったような状況でした。
僕はGKとして当事者なので無論知っていましたが、Twitterの反応を見て、こんなに知らない人多かったんだぁ…っと思いました(^^;
正直、普段からサッカー見ている人は最低限知っているものだと思ってました(-_-;)
何回か僕のブログで、キーパーチャージがなくなっていることを取り上げているので、読者様はわかってると思いますが、このツイートで言っているプレイに関しても、ただGKが競り負けただけでノーファウルだと僕も思います。
一応、先日のブログでもこの場面について言及しています↓
やっぱり桑原氏が仰るように、地上波のサッカー中継の解説でも、キーパーチャージがなくなったのを知らない解説者もいるので、一般のサッカーファンも未だにあると思ってる人が多かったのかなって思います。
こういう誤解を減らすためにも、サッカー中継はしっかり”解説”して欲しいものですけどね…
視聴率目当ての地上波の限界でしょうかね…
だからと言って、地上波放送に期待するのではなく、ルールの知識のある人達が現場や周りの人間に認知を広めていくことで、ルールを知らない人を減らすことに注力しなければいけないですね。
そういった現場の努力が、これからは問われるのかもしれませんね(^^;
ルールを知らないは大きな損失
サッカーに限らず、どんな競技でも競技を楽しむためにルールというものが存在します。
そのルールの範囲で、勝つために技術を磨いたり作戦を練ったりします。
その基本たるルールを、きちんと把握していないと戦略の幅を狭めることにもなります。
このブログでも何度も取り上げていますが、コーナーキックの場面でGKにつっかかる選手が増えたのもキーパーチャージがなくなったため、接触しても他のフィールドプレイヤーと同じ扱いになりました。
そのため、GKに”マーク”するように張り付いて、GKの行動の自由を制限する意味もあります。
自由に動かせないようにして、競り合いを有利に持っていくための戦略です。
そうやって、工夫して得点パターンを増やすのがサッカーの面白味でもあります。
長年、Jリーグや日本代表戦を語る上で、”決定力不足”という謎のキラーフレーズが飛び交います。
まずサッカーは1点2点が平均的なスコア、多くて3点くらいのスコアなので、得点が入りずらい、いわゆる決定力不足が前提なスポーツです。
その決定力というのは、個人技術だけではなく、戦略・戦術の質を高めることで得点の確率が上がります。
その得点の確率を上げるためにも、ルールを把握して工夫すればその確率は高められます。
ルールを知らなきゃ損するだけです。
個人技術や体格差、サッカー後進国だからといった言い訳をするのではなく、細かいことだけどルールに則った戦術の組み立てを考えることが大切だと僕は思います。
おわりに
当事者だけではなく、観戦する僕らも改正されたルールを把握すると、その部分にも注目して見るようになります。
注目できることが増えると見る方も楽しみが増えます。
そういう意味でも、ルール改正のニュースがあったら少し目を通して欲しいと思います。
また、空き時間などに競技規則を見てみるのもいいと思います。
知らなかったルールに気づいて、そこから新しい戦術を生み出すきっかけになるかもしれませんしね^^
僕のブログも、普段知らないルールや過去の事例やGKの事だったり、少しでもサッカーのことが広まるきっかけになればいいなぁって思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
↓関連記事です。併せて読んでいただけると更に楽しめます^^
了