こんにちは! Nishi です。
パリ五輪出場を賭けたU-23アジアカップもこれからは負けたら終わりの決勝トーナメントの戦いになりました。
日本は開催国カタールと対戦。
グループリーグでも安定した戦いで、難なく勝ち上がってきた中東の難敵相手にどのような試合になったのでしょうか。
今日はカタール戦の振り返りです。
エースの待望のゴールで死闘を制す!
負けたらその時点でパリ五輪出場が消滅する「負けられない」一戦。
個の能力は高いものの、どうもチームとしてやりたいことがいまいち不透明だった日本代表。
試合前、僕的には少々不安な面が多かったんですが、試合開始直後、その不安を吹き飛ばすかのように日本が先制します。
カタールのパスミスを逃さず、しっかり決めきった山田にあっぱれですね。
決定力を欠くチームとしては、開始早々の先制点はその後の試合展開を優位に持っていきやすいので、大きな1点になりました。
主導権を握った日本でしたが、カタールも受け身にならずに貪欲に日本ゴールに迫ってきます。
日本のゾーンディフェンスも、やはりA代表よりかは質は落ちてしまうので、寄せが弱いなっと思っていたら、右サイドからキレイにクロスを上げられて、ドンピシャで合わせられ同点に。
日本ディフェンスの甘さもあったけど、これはカタールを褒めるべきかな。
その後1-1のまま両者一歩も譲らない展開でしたが、前半41分にカタールディフェンスラインの裏を狙った浮き球のパスに細谷が反応。
カタールGKもこのパスに反応し、ペナルティエリア外に飛び出すと細谷と接触。
この接触時に、不用意に足の裏でチャージをしてしまい、一発退場になりました。
厳しいという見解もあるようだけど、GK出身者の僕から見ても妥当だと思う。
ハイボール処理のような形だったので、普通なら右足の膝を上げて接触してくる相手をブロックするようなジャンプになる。
もし勢い余ってファウルになるとしたら体当たりのようになるだけ。
わざわざ相手選手がいる方向に足を突き出してジャンプする必要はないので、「悪質」と取られても仕方ないと思いますね。
特に今は、足の裏でのファウルは厳しくとる傾向があるので、プレイヤー側は厳しいと嘆く前に、足の出し方に注意しないとチームを窮地に立たせる事になりかねません。
まぁこれで日本は数的に優位に立つことができたんですが、後半立ち上がりのセットプレーから逆転を許してしまいます。
カタールが逆転したことで、数的不利な状況が続くカタールは守りを固めてきます。
日本もゴールをこじ開けようと畳みかけますが、中々ゴールは奪えず嫌な空気が流れ始めます…
というのも、執拗に右サイドに偏った攻撃を繰り返し、攻撃も単調になっていました。
このへんの意図がわからなかったですね(^^;
カタールの左サイドを疲弊させる目的だったのかな?
にしてももう少し左もたまに使って有効に揺さぶってもよかったと思うけどね
アイソレーションにして、左サイドの選手が中に入って来てズドーン…
って事もないし、終始謎でしたね
まぁそうヤキモキしている間に、コーナーキックから木村がヘディングで合わせ、日本が同点に追いつきます。
やっと同点になって、疲弊しているカタールにここから畳みかけたいところでしたが、ゴールを奪えず延長戦へ。
延長戦に入っても、カタールは疲れ切っており、日本が優位にボールを支配していると、細谷が上手い身体の使い方でボールを呼び込むと自ら切り込んでゴール!
日本のエースの待望のゴールで勝ち越しに成功します。
その後カタールも反撃に出ますが、もうすでに体力がなく、延長後半には川崎のシュートを弾いたところを内野が押し込みダメ押し。
日本が死闘を制し、準決勝進出を決めました。
内容的には、少し不満はありますが、勝ち進めたのはよかったですね。
結果を残すことが第一優先なのでね(^^;
五輪出場を逃すとなると、この世代のアピール機会を損ねてしまいますからね…
とにかくあと一勝して、パリ五輪出場を決めて欲しいです。
おわりに
カタール戦で、細谷がゴール決めたのは大きかったですね。
雰囲気を盛り上げるはずのエースストライカーが沈黙していると、周りに影響出ますしね(^^;
しかも得意の形で決めたのはさらに大きいですね。
やはり不安な面はチーム戦術かな。
こればかりは選手個人だけのせいではないので、監督&コーチ陣を含めた反省材料ですね。
次の相手はイラクかベトナムですので、油断なきよう準決勝は戦って欲しいですね。
グループステージで日本に勝った韓国は、なんとインドネシアに負けて五輪出場を逃してしまいました。
インドネシアは旧宗主国のオランダから帰化選手を取り込んだり、タイやベトナム同様近年サッカー強化に積極的に動いていましたしね。
インドネシアの方が組みやすいって言ってた僕の見解は甘かったかもしれないですね(^_^;)
人口の面でもアドバンテージもあるし、今後要注意の国になりそうな予感はします。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了