こんにちは! Nishi です。
先日は、サッカーの長い歴史の中において古くから愛されている戦術、カウンターアタックについて記事にしました。
古くから世界中で使われているカウンターアタックは、得点を取る為の必須戦術だと言えるでしょう。
それは強い国やクラブだけではなく、いわゆる弱小と呼ばれる国やクラブでも徹底して使ってきます。
前回解説したように、相手の守備が薄いところを狙うので絶好のチャンスです。
このチャンスを潰すわけにはいかないので、そのスピードたるや観てる方も興奮しますね^^
しかし、焦点を日本に向けるとどうでしょうか?
正直、代表もJクラブもカウンターに関してはもの足りなさを感じています・・・
日本はカウンターアタックが苦手?
物足りなさを感じる理由は、スピード感のなさがひとつ考えられます。
短い時間で如何にシュートまで持っていくのか。
その練習が少し疎かにしているように思えます^^;
やはりまだ日本には、根強い”パス信仰”があるのかなって感じます。
昔ある少年団の練習を見ていました。
その時のチームによく飛び交った声が、「パスできる相手探せー」や「パスコース引き出してやれー」というパスに執着したものが多かったです。
コーチに後で聞いてみると、ボールを大事にパス主体のサッカーを目指したいという意見でした。
僕はその時スルーはしましたが、内心「何だかなぁ・・・」って思っていました。
というのも、僕はまずゴールをする事を主体的に考えているので、チャンスが来たらゴールに近い最善の選択をしろという考え方です。
パスしろーとかボール支配率がーとか周りはうるさいが、それはあくまでも手段であると思う。
サッカーの本質は、制限時間内で何点とったかの勝負なので、パスよりゴールに執着すべきだと思う。
根本的に、大事なことを先に教えないとパスの意味を勘違いしてしまうのでは?と懸念しています。
日本がカウンターの精度が低いのも、こういった本質を見誤っている指導のせいかもっと当時思いました。
しかし、時は経って、縦に速いチームも出てきたり、選手の能力も上がって来たおかげで、最近は速攻のチャンスを逃すケースは減っては来ているけど、やっぱりまだカウンターを含めた速攻の強度は足りないと思う。
もっとシンプルにゴールを目指す事も意識してもいいと僕は思います。
参考になるベストカウンター
ここまでカウンターの大切さを文字で表してきましたが、やっぱり”目”で見るとよりわかりやすいので、参考になるカウンターアタックを三点紹介します^^
●2006年強化試合 日本VSドイツ
散々日本をディスっておいて、日本代表のゴールシーンを選ぶなんて本末転倒かもしれませんがw
純粋に、このゴールはキレイに決まったカウンターでもあります。
スピードも殺さず、また味方が走るスピードに合わせ少しタメを作る時間も絶妙でした。
日本代表のベストゴールと言っても過言ではないゴールです^^
●2018年ロシアワールドカップ決勝トーナメント一回戦 ベルギーVS日本
皆さん記憶に新しい衝撃のシーンかと思います^^;
しかし、ここまでキレイなカウンターは早々ないと思うので勉強になると思います。
コーナーキックになった時から、時間帯も考えて完璧に狙っていたカウンターでもありました^^;
日本も劣勢になり、延長戦まで考えていられる状況ではなかったと察しますので、あのプレイに関しては日本は攻められないでしょう。
逆に状況を冷静に見極めたベルギーのようになってもらいたいですね。
●2006年ドイツワールドカップ準決勝 イタリアVSドイツ
youtu.be7:05からのシーンです。
ボールを奪ってからの素早いカウンターアタックです。
残り時間もあとわずかということで、止めを刺す一撃にもなると直感しての速攻ですね。
ゴールを決めたデルピエロも、自陣ペナルティ付近から猛然とダッシュして前線まで駆け上がり最後はフィニッシュを決めるものでした。
ここで勝負を決めれると直感したからこそ、駆け出したその勝負勘は見習うものはありますね。
おわりに
速くてシンプルなゴールですが、すごくキレイだと思いませんか?
決めるべきところで決める力。
それが決定力というものだと僕は思います。
キレイなサッカーに拘り過ぎて、そういった本質的な部分を見失っている事が、日本がなかなか上に突き出せない理由なのかもしれませんね 。
もっとシンプルにゴールに向かっていってもいいのでは?っと僕は思います^^
それでは今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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