こんにちは! Nishi です。
今日は普段あまりサッカーに興味ない人でも、ちょっと興味深いかもしれない歴史と統計のお話です。
Jリーグも優勝争いがおもしろくなってきました。
2019年11月8日現在の順位が以下の通り。
1位:鹿島アントラーズ 勝ち点59
2位:FC東京 勝ち点59
3位:横浜F・マリノス 勝ち点58
4位:川崎フロンターレ 勝ち点54
残り4試合ですが川崎が一試合多く消化しており川崎はちょっと不利な立ち位置でしょうか。
これまでの優勝回数で見てみると、
鹿島:8回
東京:0回
横浜:3回
川崎:2回
どちらかというと判官贔屓な僕は、優勝経験のないFC東京に頑張って欲しいけどなぁ・・・っと思ってしまいます。
そこでふと思ったことは、人口が多い都市はその分人材も豊富だし設備面整っているはずだし大都市ほど強いチームになるはず・・・
っと思いました^^;
ちょっと調べてみました。
まずは、各都市ごとに優勝した回数と人口規模を比較してみました。
鹿嶋市 : 8回 人口:約 7万人
川崎市 : 4回 人口:約153万人
横浜市 : 3回 人口:約374万人
磐田市 : 3回 人口:約 16万人
広島市 : 3回 人口:約119万人
大阪市 : 2回 人口:約274万人
名古屋市 : 1回 人口:約232万人
さいたま市: 1回 人口:約130万人
柏市 : 1回 人口:約 42万人
東京都 : 0回 人口:約964万人
こうやってみると、大都市でなくても日本一になることができるんだなぁって思いました。
それにしても鹿嶋の人口規模からしたら優勝回数すごいな^^;
皆さんの地元はどうですか?
人口が10万、20万規模でも日本一になれるって夢があっていいと思います^^
逆に首都東京の0回っていうのも意外です^^;
サッカー通の方なら「ヴェルディがあったじゃないか」っと反論されると思いますが、当時ヴェルディ”川崎”でしたので東京でカウントせずに、川崎でカウントしました。
そこでまた新たに疑問が・・・
そもそも本拠地が首都のクラブは強いのか?っと思いました。
これだっていう科学的実証はないですが、世界の主要リーグで首都のクラブの優勝回数を見てみると・・・
・プレミアリーグ(イングランド)
およそ130年の歴史で21回。(アーセナル13回、チェルシー6回、トッテナム2回)
・リーガエスパニョーラ(スペイン)
およそ90年の歴史で43回。(レアル・マドリー33回、アトレティコ・マドリー10回)
・セリエA(イタリア)
およそ120年の歴史で5回。(ASローマ3回、SSラツィオ2回)
・ブンテスリーガ(ドイツ)
およそ120年の歴史で4回。(ヘルタ・ベルリン2回、ヴィクトリア89・ベルリン2回)
スペイン以外は首都のクラブはあまり優勝していないのがわかります。
因みに四大主要リーグで、優勝回数の多いクラブの本拠地を見てみます。
・プレミアリーグ
マンチェスター・ユナイテッド20回 本拠地:マンチェスター (次点:リヴァプール18回)
・リーガエスパニョーラ
レアル・マドリー33回 本拠地:マドリー (次点:バルセロナ26回)
・セリエA
ユベントス35回 本拠地:トリノ (次点:ACミラン、インテル・ミラン同数18回)
・ブンテスリーガ
バイエルン・ミュンヘン28回 本拠地:ミュンヘン (次点:ニュルンベルク9回)
首都以外に本拠地を置くクラブチームが多いのがわかります。
どうしてこうなるのか?
先にも述べたようにこれだ!というものはないんですが、一種の仮説ですが、サッカーの発展の歴史を辿ればなるほどっと思いました。
以前にも書きましたが、サッカーは炭鉱や港湾で働く労働者階級に好まれ発展していきました。
100年前くらいだと、まだまだ人種や職業格差や差別がまだまだ根付いていた時代です。
そのうっぷんを晴らす意味ではないですが、日頃の支配階級に立ち向かえる好材料がサッカーだったと思います。
サッカーで名声を上げ、少しでもよい環境を得ようという労働者気質が強くしたのではないかと思う。
だから工業都市や港湾都市に強いクラブチームが多いのかなっと思いました。
一方、首都のクラブはというと国の中心ということもあり商業的に発展していき、工業都市ほどハングリー精神はなかったと思う。
サッカー以外にも娯楽はあるので、特段サッカーに熱を注がなくてもいいやっといった感じでしょうか・・・^^;
これを日本に当てはめると、鹿嶋や磐田、横浜が優勝回数が多いのもなんとなく納得できました。
どれも工業・港湾都市ですからね。
どちらにせよ統計的なものなので、首都クラブのFC東京にはそんなジンクス的なものは吹き飛ばして頑張って欲しいです^^
最後はこれで締めようとしたんですが、一つ疑問が・・・
首都のクラブが強い、スペインのレアル・マドリーはどう説明するの?
これも理由があります。
それは次回お届けします。
乞うご期待!
ご拝読ありがとうございました。
了
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