こんにちは! Nishi です。
オーストラリアとニュージーランドで開催されている女子サッカーワールドカップは、昨日から負けたら終わりの決勝トーナメントが始まりました。
グループリーグを3連勝で勝ち進み、絶好調の日本代表は、ワールドカップ優勝1回を含むベスト4以上を3回経験している強豪ノルウェーと対戦しました。
グループリーグで、スペインさえも圧倒した日本のサッカーに、国内だけではなく海外からも注目され、快進撃を見せているなでしこジャパンはノルウェー戦をどう戦ったのでしょうか?
今日は、ノルウェー戦の振り返りです。
強豪ノルウェーも撃破でベスト8進出!
今大会の優勝候補とさえ言われていたスペインを圧倒したことで、さすがにノルウェーも日本のサッカーを徹底的に研究してきました。
ノルウェーは、スペインをけちょんけちょんにした、スピードのあるカウンターを恐れてディフェンスラインの裏を取られないよう、守備の重心を下げてカウンター封じをしてきました。
基本4-5-1の布陣でしたが、守備時には中盤のアンカーと呼ばれる守備的MFが一枚センターバックの間に入って5バックに近い布陣で対応し、日本の狙いを封じてきました。
この徹底した組織的守備は日本も前半てこずりましたね(^^;
ディフェンスラインとその前の中盤のライン間がしっかり整備されており、なかなかいい形でシュートまで持っていくことができませんでした。
やはり強豪国だけあって、しっかり日本を分析していますね。
それでも日本はスペースを空ける動きなど連動し、前半15分に左サイドからの宮澤のクロスをクリアしようとしたノルウェーディフェンスの足に当たり、ゴールに吸い込まれ日本が先制。
いい形は作れなかったものの、粘り強く攻撃し続けた結果、幸運をもたらしましたね。
東京オリンピックの頃のように、ただ横にパスをするサッカーより、格段にゴールへの意識がついてよかったと思います。
しかし、そのあとすぐにノルウェーも反撃に出ます。
右サイドを突破し、フリーでクロスを上げると中央で待ち構えていたレイテンにヘディングで決められ同点に追いつかれます。
このへん、したたかでしたね(^^;
カウンターだったとはいえ、簡単にクロスは上げさせないように、このへんしっかり次への課題として対応して欲しいですね。
運命の後半戦
前半で重心を低く設定し、スペースを消してきたノルウェーに苦戦した日本は、後半でしっかり対策を打ってきました。
前半以上に、セカンドトップの宮澤や藤野が中央からサイドに抜ける動きで、ノルウェーディフェンスを引きつけると、その間にできたスペースを長谷川や、両ウィングバックが果敢に狙い、ノルウェーディフェンスを攻略しに行きます。
これが功を奏し、ノルウェーのクリアミスをウイングバックの清水がかっさらい勝ち越しゴールを奪います。
その後は、ノルウェーも攻撃にシフトしていき、日本は苦しい状況に追い込まれますが、粘り強く攻撃を跳ね返していきます。
そして後半35分に、スペインをもけちょんけちょんにしたカウンターが炸裂します。
縦パスを受けた藤野がドリブルで中央を駆け上がり、左サイドから走り込んでいた宮澤に絶妙なスルーパス!
これをしっかり宮澤がゴールに流し込み、ノルウェー追撃の勢いをくじく3点目を奪いました。
ここでも見る人を唸らせる速いカウンターが炸裂しましたね!
こういうゴールの奪い方はひと昔前の日本は苦手としていたのにこの進化は嬉しいですね^^
この後は2点リードをしっかり守れば…
っと、簡単には行かずノルウェーもここからさらに猛攻をしかけます。
前半にゴールを奪った、高さを利用して日本ゴールに襲い掛かります。
そして後半アディショナルタイムに右サイドのクロスから、左→中央へと折り返すと、後ろから飛び込んできた選手にヘディングで合わせられますが、GK山下が左手一本でスーパーセーブ!
日本のゴールには初代 #WEリーグ MVPの守護神 #山下杏也加 が立ちはだかる🥅❗️#BeyondGreatness | #FIFAWWC
— FIFAワールドカップ 🏆 (@FIFAWorldCup_JP) 2023年8月5日
ポジショニングがよかった!
このスーパーセーブで、完全にノルウェーの流れを断ち切ったかなっと思います。
そのまま試合は3-1で日本が2大会ぶりのベスト8進出を決めました。
スペイン戦同様、日本の戦術、そして個の能力が噛み合った、本当に強さがあふれた勝利だと思います。
チーム一丸となって戦う今大会のなでしこジャパンは、ベスト8以上の結果を期待したいですね
おわりに
次の対戦相手はアメリカとスウェーデンとの勝者との対戦です。
どちらの国が勝ち上がってきても強敵なのは変わりないし、今大会の日本代表なら、どちらも食うことはできるかなっと思います。
今大会は、得点王レースでトップを走る宮澤と藤野が大活躍中ですが、中盤の長谷川や、ディフェンス陣を引っ張る熊谷や山下、個人的にはトップの田中の献身的なプレイも評価したいですね。
でもやっぱり、チーム全体が何をするかしっかり共有できていて、それを達成するタスクをそれぞれ持っていることが大きいですね。
次の試合も期待でいっぱいですね^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了