こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第17弾です!
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
GKは攻撃の起点
まず最初に紹介する場面は、川崎vs広島の試合から、川崎GK上福元選手のプレイです。
キャッチで収めたボールを、素早くパントキックで右サイドを目いっぱい開いてポジションを取っていた家永選手に送り、チャンスメイクしました。
これはよく見ていましたね^^
広島の選手達も虚を突かれたように対応も遅れていたので、効果も抜群でしたね。
GKもフィールドをよく見てチャンスと見れば、どんどん仕掛ける気持ちを持って欲しいですね。
その仕掛けも、リスクも考えた上でできるようになればなおいいですね。
GK経験が浅い内は、今回の場面のように外の選手をめがけて狙うのから始めてもいいと思う。
外に蹴り出せば、たとえミスキックになったとしても外のラインに出るか、ゴールより角度がついた場所でボールを獲られるので、失点のリスクが正面側より低くなるからです。
そこから徐々にレベルを上げていけばいいと思う。
人が集まりやすい真ん中に蹴りたがる傾向はあるけど、僕はまず外からを勧めますね。
GKは攻撃的な気持ちでいなければならないという格言もありますが、攻撃の面でもチャンスメイクを意識して、守備の機会を減らすことでゴールを守る抑止力が生まれるということも覚えておいて欲しいです。
タイミングが取りづらくても
続いても同じ川崎vs広島の試合から、今度は広島GK大迫選手のプレイです。
左サイドからのドリブル突破からトーキックでシュートを打たれますが、このシュートにもよく反応してセーブしました。
トーキックは足を振りかぶる動作がほとんどないので、GKとしてはタイミングをとるのが難しいキックです。
しかもディフェンス網を突破して、いいリズムのドリブルからのシュートということで、反応するには難しい局面だっただけに、いい反応しましたね。
距離が若干あったとはいえ、よくボールを見て反応しましたね。
タイミングの取り方も小さく最小限に抑えていたのも功を奏しました。
慌てそうな場面でも冷静にタイミングをとることを、GKを志している者としては目指していきたいですね。
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、京都の若原選手を選びました。
左サイドから真横にドリブルに仕掛け、中央付近から強烈なシュートを打たれますが、この強烈なシュートをセーブしました。
ミドルレンジ気味の距離からでしたが、一歩前に踏み出したのは大きかったですね。
プレジャンプは飛び過ぎかなっとも思うけど、一歩前に出たことと飛ぶ方向の足にしっかり力を乗せて飛べたのはグッドです。
一歩前に踏み出したことで、シュートコースも狭まり手が届きましたね。
リプレイ映像で、その際どさが鮮明に確認できますね。
やっぱりGKは勇気をもって前に出る意識をもって欲しい。
勇気を持って前に踏み出せば、たいていいい結果に繋がりやすいので経験者としても提言しておきたいですね。
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓(敬称略)
●神戸:前川…折り返しのヘディングシュートにしっかり踏み込んで指先でセーブ
【セレッソ大阪×ヴィッセル神戸|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第17節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●川崎:上福元…目の前でワンバウンドしたシュートもナイスキャッチ
【川崎フロンターレ×サンフレッチェ広島|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第17節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●FC東京:スウォビク…折り返しのダイレクトシュートにも驚異的な反応!
【ガンバ大阪×FC東京|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第17節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
おわりに
今節でちょうど前半戦が終了しました。
昨年王者の横浜FMが安定した戦いぶりで首位に立ち、昨年の低空飛行のうっ憤を晴らすかのように首位に食らいつく神戸という図式が出来上がっていますね。
GKの調子がいい広島、名古屋、浦和もまだまだチャンスがありますね。
一方でなかなか勝ち点を積み重ねられず下位に低迷するチームもありますね(^^;
今週から日本代表戦が行われますので、しばらくJリーグはお休みになります。
この期間中にチームの再構築など図り、再開後の後半戦に向けてチーム力を上げていって欲しいですね。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了