こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第15弾です!
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
クロスの対応
まず最初のプレイは、鳥栖vs鹿島の試合から鹿島GK早川選手のプレイです。
左からのクロスを前に出てパンチングでクリアしようとしますが、クロスに触れることができず、折り返されたボールを押し込まれゴールを許してしまいました。
ポケットと呼ばれるペナルティエリアの深い位置からのクロスだったので、近いニアサイドを締めてからファーサイドのボールへの対処はなかなか厳しいけど、ここは追いかけながらの順手での処理ではなく、逆手も使えたかなっと思う。
そのへんの判断は、慌て過ぎたかなっと思いますね
順手で追うケースが多いけど、逆手がスムーズに出るようになって欲しいですね
現在このポケットからの折り返しのパターンが多いので、慌ててしまう場面ではあるものの、GKは最短距離でポジションについたりその場面で最適な処理を冷静にできるようになりたいものですね
的確な処理から攻撃の起点に
続いてはC大阪vs横浜FCの試合から、C大阪GKキム・ジンヒョン選手のプレイです。
ハーフライン付近中央からのアーリークロスに、素早く前に出てキャッチングをし、その後素早くカウンターに転じチャンスを演出しました。
まずクロスへのキャッチングがお手本のようなきれいなキャッチングでしたね。
クロスへのキャッチングのおさらいとして、落下点より下がり目から助走をしっかりとり、垂直に飛ぶのではなく斜め前方向に飛びます。
前方向に向かうことで、相手選手と競り合いになっても当たり負けしないようにするためです。
また相手選手が来る方向の足を上げてブロックすることで、空中で接触時にバランスを崩さないようにします。
この基礎技術をしっかり行ったことで、競り合いに負けずにキャッチできましたね。
その後に素早く攻撃に切り替えて、カウンター狙った判断もグッドです!
惜しくも最後のシュートはクロスバーに阻まれましたが、この一連の流れからゴールが決まっていれば、今シーズン屈指のゴールシーンっとなったかもしれないですね(^^;
この好機を演出した要因は、GKの基本的な技術があったからこそなので、いかに基本が大事であるか証明したのかもしれないですね
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは名古屋のランゲラック選手を選びました。
下記のスウォビク選手と大迫選手のキレイな横っ飛びセーブと迷いましたが、難易度的にはこっちかなっと思い選びました。
右サイドをドリブルで突破し、ポケット内に進出すると意表をついて狭いニアサイドにシュートを打たれますが、このシュートを驚異的な反応でセーブしました。
多くの人が中にクロスを予想していたところ、シュートを選択した金子選手のアイディアはとてもよかったですね。
しかも、GK泣かせのふり幅の少ないアウトサイドキックのシュートでしたので、このトリッキーなシュートによく反応しましたと思います^^
ポジショニングの良さだけではセーブできなかったですね(^^;
疲れてくる時間帯でも集中力を保たせていた結果だと思います。
それだけ普段からボールや人の動きや流れを意識してプレイしているから成せるセーブなんだと思います。
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓(敬称略)
●FC東京:スウォビク…豪快なミドルシュートを完璧な横っ飛びでセーブ
【ヴィッセル神戸×FC東京|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第15節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●湘南:ソン・ボムグン…アーリー気味のクロスから方向を変えたヘディングにナイスセーブ
【サンフレッチェ広島×湘南ベルマーレ|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第15節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●広島:大迫…こちらもしっかりミートしたミドルシュートを完璧な横っ飛びでセーブ
【サンフレッチェ広島×湘南ベルマーレ|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第15節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
おわりに
GKはシュートを防ぐだけではなく、クロスへの対応も重要ですね。
クリアせずに相手に身を任せると失点のリスクは高まりますしね(^^;
ですから事前に確実に処理はしておきたいところです。
ボールにチャレンジしなければいけないんですが、チャレンジしたんならしっかり”完結”しなければいけないところが難しいところでもあります(^^;
大事なところでミスがないように、ここはしっかり練習を積み重ねていきたいですね。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了