こんにちは！ Nishi です。
今日は、水曜日に開催されたＪリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介＆解説する企画第２０弾です！
今節は、川崎vs鳥栖の試合が延期になり、8試合が行われました。
主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい！＾＾
先読みのミス
まず最初は、湘南vsＧ大阪の試合からＧ大阪ＧＫ東口選手のプレイです。
右サイドの浅めの位置からからのクロスを中央でポジションを取っていた大橋選手が、そのままヘディングで合わせてゴールを決めた場面です。
このクロスに対して東口選手は、ファーサイドに走り込んでいた選手への対応のために、ポジションをそのファーの選手寄りに移動してしまいます。
その為、ヘディングシュートに間に合わずゴールを許してしまいました。
クロスのスピード的には、確かにファーサイドへ流れてくる「先読み」の気持ちもわかりますが、高さ的な事も考えると、やはり中央の選手が合わせる可能性は十分あり得るシーンでしたね。
先読みも場面によってはありの場面はありますが、この場面に限れば、この先読みはミスだと僕は思います。
距離的にも、そこまでヤマを張る場面でもないし、たとえ先読みせずとも、中央からファーへ流れた後でも十分ＧＫとして対応できたと思います。
動作は大きいけどナイスセーブ
続いては浦和vs京都の試合から、京都ＧＫ上福元選手のプレイです。
ペナルティエリア内でボールを振られ、ペナルティエリアライン中央から強烈なボレーシュート打たれますが、この強烈なシュートを見事にセーブしました。
ＧＫの心理的に、ボールを回され左右に振られて、すごく緊張する場面でしたけどよく気負いせず我慢しましたね。
ちょっとその緊張感の高揚の余韻で大きな予備動作になったけど、ミドルレンジなので、そこまでデメリットにはならず、逆に強いシュートに対抗するための力になりましたね。
一番何よりなのは、腕を後ろから前に大きく振ったのは良かったですね
あのくらいのスピードだと、ただ手を出すだけだと勢いに負けてゴールに流れてしまいますしね。
腕を後ろから前に強く振ることで、跳ね返す力を加えたナイスセーブだと思います。
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは横浜ＦＭの高丘選手を選びました。
先ほどの上福元選手と迷いましたけど、個人的には動きは少ないけど、基礎的な要素が詰まった地味なセーブが好きなので、今節は高丘選手のこのセーブを選びました(笑)
右サイドの連携から縦パスを通されピンチになりますが、慌てずに的確なポジションを取って切り返しにも動じず、冷静にシュートに反応しました。
そして、セカンドボールも拾われシュートを打たれますが、このシュートも反応してセーブしました。
最初のシュート後も、素早く身体を起こして冷静に次の展開に備える為のポジションをしっかり取りましたね。
この一連の動作が功を奏しましたね。
味方ディフェンスもいたので、コースをつかれる事はなかったけど、それも計算した上で、きちんとボールとゴールを結んだ中心ライン上にポジションを取った事で、シュートが”身体に当たる”ところに飛ばすのもテクニックですね
極論言えば、的確なポジショニングをしていれば、飛ぶ必要がないのです。
まぁボールが一番飛んでいきやすいところを押さえるので、当然っちゃあ当然ですね(^^;
オフサイドになってしまって記録上セーブはつかないけれど、この一連のセーブは評価したいですし、ＧＫを志す者としてはとても参考になる場面でした。
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓（敬称略）
●鹿島：クォンスンテ…味方ディフェンスの位置も考えたポジション取りから好セーブ
【鹿島アントラーズ×セレッソ大阪｜ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第20節 | 2022シーズン｜Jリーグ - YouTube
●福岡：永石…よく我慢した二連続セーブ
【ジュビロ磐田×アビスパ福岡｜ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第20節 | 2022シーズン｜Jリーグ - YouTube
おわりに
土曜日開催だった前節からほぼ中3日で行われた今節、酷暑が続く中で選手やスタッフ、そしてサポーターのみなさん、お疲れ様でした(^^;
ホント、今年の暑さは例年より暑く感じますね。
今年は冬にワールドカップが開催される事もあり、中2日、3日の日程を組まれることも多いので、選手達のコンディション管理は大変だと思います(^^;
代表候補の選手達も大ケガなどないように祈るばかりですね。。。
スタジアムで観戦するみなさんも、熱中症対策は十分にして下さいね。
運動する際もこまめな水分補給を取るよう、暑さから身を守る対策もしっかり取りましょう！
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了
