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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカー】2022年Jリーグ ゴールキーパーのこのプレイにピックアップ!#5

こんにちは! Nishi です。

 

今日は、週末に行われたJリーグの試合から、僕が気になったゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第5弾です!

 

主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。

 

あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。

 

技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^

 

ハイボールの処理ミス

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まず最初は、C大阪vs札幌の試合からC大阪GKキム・ジンヒョン選手のプレイです。

 

左コーナーキックからの典型的なクロスの場面でしたが、先にクロスを処理しようと前に出ますがクロスに触れず、ファーにいた選手にヘディングで合わせられて失点してしまいました。

 

前に飛び出した以上、キャッチするなり弾くなりしないとダメですね

 

ゴールキーパーにつっかかっていた札幌の選手もいたので、このへん味方ディフェンスにマンツーマンつけて、ゴールキーパーと接触させないように対応してもよかったと思う。

 

結果論になるけど、この選手が障害になって、飛ぶタイミングもわずかに遅れ、また回避して踏み切るも、クロスの落下点とあわずファーサイドに流れてしまいましたね。

 

また直接的な因果関係はないけど、クロスの処理に不安を感じると、後半の失点シーンみたいにゴールキーパーが判断しづらいクロスを意図的に使われたりします。

 

まぁ後半75分の失点シーンは弱みがあろうがなかろうが、ゴールキーパーとしては判断難しかったクロスではあるけどね(^^;

 

その失点シーンも、判断は難しいけど、結果的に見ると前に飛び出してクリアできたボールだと思う。

 

一瞬ためらった素振りを見せたのは、前半の失点シーンがよぎったのかなって勘くぐっています(^^;

 

でもこの場面は、ゴールキーパー心理を巧みについた金子選手のクロスと、突っかかった中島選手を褒めたいですね。

 

ひとつの動きでふたつの目的を達成

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続いては、清水vs神戸の試合から清水GK権田選手のプレイです。

 

左サイドを突破され、深い位置からニア寄りにクロスを上げられ、ダイレクトにヘディングで合わせられましたが、見事な反応でセーブしました。

 

シュートへの反応もよかったですが、クロス前のポジショニングもよかったですね。

 

クロスの軌道に合わせて、前に出やすいポジションをとっています。

 

この立ち位置にいるかどうかで、クロスを上げる選手にも、下手にニアへのクロスを上げさせない意味にもなります。

 

ただこの場面では浦和の汰木選手も、ゴールキーパーが前に出れない(出づらい)逃げていくようなクロスも上げましたので、汰木選手のクロス技術も素晴らしいですね。

 

そして、クロスの軌道をしっかり見て、前に出ると分が悪いと判断してシュートへの対応に切り替えたのも好判断でした。

 

そのシュートへの対応のためにポジションを移動する際も、最短距離で適正ポジションへ移動する足の運び方がとてもよかったです。

 

タイミングを取るためのプレジャンプも兼ねながらポジション修正したため、突発的なシュートにも鋭く反応できた要因だと思います。

 

ひとつの行動で、シュートへ備えるためのプレジャンプとポジション修正というふたつの事柄を同時に遂行し達成した技術は、ゴールキーパーを志す人は是非参考にして欲しい技術ですね^^

 

今節のナイスセーブ

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今節は、前述の清水の権田選手、鳥栖のパク・イルギュ選手、磐田の三浦選手、浦和の西川選手と、ナイスセーブが多かった節ですが、その中でも際立ってよかったのが名古屋のランゲラック選手のセーブですね。

 

右サイドからの低いグラウンダーのクロスに前に飛び出してクリアし、その弾いたセカンドボールを押し込まれますが、素早く身体を起こしてブロック。

 

さらに、サードボールも拾われダイレクトでシュートを打たれるも、味方ディフェンスがカバーをしクリアしました。

 

まぁこの三本目は、股を抜かれたのでここは反省かな(笑)

 

でもこの連続セーブは、素直に称賛する場面ですね^^

 

まず初手のクロスの対応として、中央に侵入してくる選手の位置と右サイドが減速したことで、クロスを完全に読んでいましたね。

 

そしてクロスの軌道を完全に読み切った迷いない飛び出しもよかったです^^

 

その後の『倒れ方』がとてもよかったですね。

 

これがクロスを見切っただけで満足しがちになり、またクリアで精一杯になって、転倒後のことも考えないことが多くなりがちです。

 

その慢心もなく、背中から落ちないように身体の側面を地面につけるように意識していますね

 

背中またはうつ伏せで落ちると、視線が上あるいは地面をむいちゃうので、その間ボールを見落としやすくなります。

 

できるだけ身体の側面で受けることで視野角を確保し、また、身体で面を作る事で押し込まれたシュートへの壁にもなります。

 

ダイビングのセーブする際も、同じことが言えます。

 

この場面も、その意識のおかげで身体をすぐに起こすことができ、連続セーブの要因になりました。

 

ゴールキーパー練習でよく行われる練習で、1本2本と立て続けにシュートを打って連続でセーブする練習があります。

 

一本止めてもそのこぼれ球にも素早く反応してセーブする練習です。

 

まさしく、こういう場面を想定した練習でもあるので、ボールに反応・飛びつくだけではなく、セーブ後の落下時に、背中やうつ伏せにできるだけならないように意識することも覚えていて欲しいです。

 

紹介できなかったナイスセーブはこちら↓

●鳥栖・パクイルギュ選手

https://youtu.be/IoHQQHBkbuo?t=80

●磐田・三浦選手

https://youtu.be/tAwmIFU_PhQ?t=53

●浦和・西川選手

https://youtu.be/tAwmIFU_PhQ?t=394

 

おわりに

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今節はスーパーセーブが多かったですね。

このブログを作成中は、興奮しながら原稿を書いていました(笑)

 

代表戦前のリーグ戦ということもあって、気合が入っていたのかもしれませんね。

 

ということで、代表戦があるので二週間Jリーグはお休みになります。

 

引き分けが多く、早くも混戦模様を呈していますが、この小休憩の期間にチーム戦術の見直しなど上手く時間を使って欲しいですね。

 

再開後、今の順位がガラッと変わるような展開になるとそれはそれでおもしろいと思います^^

 

まだまだ開幕したばかりなので、これからも見どころの多い試合を披露していって欲しいと思います。

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました

 

 

 

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