こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に行われたJリーグの試合から、僕が気になったGKのプレイを紹介する企画第29弾です!
主に、GKのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、GKの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
サッカーを見る時の、GKの見方として是非参考にしてみて下さい!^^
スペースへの対応
まずは東京vs柏から、東京GK波多野選手のプレイです。
柏が一気に中央縦のスペースに放り込まれたロングパスに走り込み、それに対してディフェンスも身体を入れて進路を塞ぎGKまでボールを流そうとしましたが、思ったよりボールが流れずに、GKが手で処理できる場所まで行く前にボールを拾われて失点しました。
厳しい言い方をすれば、ボールの軌道を読んで、どういうバウンドするか判断してもらいたかったけど、正直難しいボールだったと思う(^^;
映像は横から俯瞰で見ているから、軌道が大きな弧を描いているからバウンドはそこまで伸びないと判断できるけど、フィールドの平面で見た時にこの弧の角度やスピンのかかり具合はわかりづらかったのかもしれない。
けど、上の世界を目指すなら、このパスの軌道は先を読んで欲しかったかな。
こういう縦に一気にロングパスっという場面は、プロ・アマ問わずスタンダートな攻め方です。
GKとしては、ゴール前やペナルティエリア内だけではなく、このディフェンスラインの裏への対応は今や必須になっています。
必須になっているからといって、何が何でも飛び出すのではなく、しっかりボールの軌道を見極めて、自分で処理する判断やディフェンスに任せるかの判断を瞬時にできるようにしたいですね。
セットプレイの間の取り方
続いては、大分vs湘南の試合から大分GK高木選手のプレイです。
湘南の左サイドの遠い場所からのフリーキックの場面で、クロスを上げられましたが、いち早く飛び出してパンチングでクリアした場面です。
セットプレイに対する最初のポジショニング良かったですね。
大方クロスの予測はつきやすいですが、ニアへのシュートをも考えられますので、どちらが来てもいいようなポジションを取っています。
ちょっとニアサイド空き過ぎの感じはあるけど、壁一枚をニアに寄せて対応しているから、これは織り込み済みかなっと思う。
飛ぶタイミングはワンテンポずれちゃったけど、その前の的確なポジショニングでそのミスの分は帳消しになっています。
ホント、小さな着目点だけど、意外とこういう場面の処理って飛び出すタイミングが難しかったりします。
ですから、邪魔の少ない一番初めのポジショニングがしっかりできていれば、細かいミスはあれど修正を効かせることができます。
ポジショニングの重要性が問われる場面のひとつかなっと思い取り上げてみました^^
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブはたくさんあって迷いましたね(^^;
横浜FMの高丘や鹿島の沖、浦和の西川、徳島の長谷川といろいろ厳選した中で、今節は仙台のスオヴィク選手を選びました。
ミドルシュートを打たれてピンチなんだけど、そんな状況でも比較的余裕をもったセービングでピンチを脱しました。。
きちんと相手選手と、ディフェンスの距離を計算に入れた的確なポジション取りをしていますね。
そのため、コースをある程度絞り込めていたのが、このセーブの要因ですね。
スオヴィク選手としては、”想定内”の出来事だったと思います。
あまりネガティブな思考はよくないけれど、危機管理においてはその状況で起こるであろう出来事を予測して予め備えておくことが大切です。
GKも同じで、シュートが来る前に一番可能性が高い危険を抑えておく備えが重要になってきます。
身体能力だけでは、防ぎきれないので、頭を使ってしっかり備えをする力を養って欲しいです。
おわりに
今節は、ディフェンスの身体に当たってコースが変わってゴールっていう場面が多かったです。
思いっきりのよさというのかな?やっぱシュートは前に強く意識を持って欲しいね。
GKずっとやってた身としても、何回も何回も前に進んでくるのは少なからず脅威を感じます(^^;
僕も前に強いタイプだったから、何度もシュートにチャレンジしてくるのはかかって来い!って感じで止める自信はあるけど、そういう気持ちで身体でブロックしても、ボールの勢いが勝ってゴールに入っちゃうことはあります。
そのプレッシャーを、何度も味合わせるのがいわゆる決定力不足の解決の道だと僕は思う。
その為にも質は大事だけどね。
GKとしてもそれをやらせないように日々鍛錬はしていく。
そうやって互いにサッカーが上手くなっていって欲しいと思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了