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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカー】育成はじっくり腰を据えて。イタリアから学ぶ未来への投資

こんにちは! Nishi です。

 

東京オリンピックの開幕が待ち遠しいですが、サッカー界ではEUROと南米選手権というサッカーの祭典が開催され盛り上がっています^^

 

その両大会もいよいよ決勝戦も近づいてきました。

 

これまでも順当に勝ち進んだ国もあれば、躍進を遂げた国もあり様々ですね。

 

EUROで決勝まで進んだイタリアも、過去の実績からみれば順当ですが、ここ近年の体たらくを考えれば躍進した国とも言えますね。

 

ここまで復活した背景には、伝統国なりの反省が原動力になったようです。

 

イタリア復活の秘密

www.goal.com

イタリアは、現在進行中のEUROこそ優勝は一回だけですが、準優勝2回、ワールドカップ優勝4回、準優勝2回と堂々たる成績を残しています。

 

しかし、2006年の優勝以降はグループリーグ敗退、前回大会においては欧州予選で敗退しました。

 

EUROでは、2012年こそ準優勝しましたが、2008・2016年はベスト8とパッとしない成績でした。

 

こう成績だけを並べると、戦力値は下降線をたどっていると見てとれます。

 

しかし、このままズルズルと落ちぶれないのが伝統ある強豪国の強さですね^^

 

イタリアも、2010年のワールドカップグループリーグ敗退を受けて、記事にあるように育成システムの改革に着手し、それが10年の時をかけて実ってきました。

 

これまでイタリアと言えば、堅固な守備からの堅守速攻が持ち味で、それに見合った選手の育成が伝統的でした。

 

守備には当たり負けしないフィジカルだったり老骨さだったり、カウンターを完成させるべく、イマジネーションのある選手と強力なフィニッシャーが多く輩出してきたのも、この伝統があったからだと思います。

 

しかし、選手全員の守備意識の共有と攻守に渡るスペースの意識など、これまでのやり方だけでは、現代サッカーはなかなか勝つことが難しくなってきました。

 

代表戦だけではなく、クラブレベルでもイタリアのクラブは欧州の大会では早期敗退するなど結果を残せなくなってしまいました。

 

そこで育成改革を行い、これまでの伝統だけではなくポゼッションによるゲーム作りも取り入れたことで、これまで伝統的な戦い方と別な戦い方を手に入れることができました。

 

新しい武器を手に入れたおかげで、伝統的な強い堅固な守備とここぞという場面での勝負強さがより活きる結果になりましたね。

 

新しいものを習得する際には、苦労はつきものです。

 

イタリアのケースでいえば、10年という長い年月を費やして実を結ぶところまできています。

 

その10年を得るものと比べて、長いと見るか短い見るかは人それぞれだけど、育成に関していえば、僕は妥当な長さだと思います。

 

それだけ未来への投資とは大きな財産だとも思います。 

 

育成は長期的なスパンで

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日本も長期的な視野に立って育成方針を進めて欲しいですね。

 

いまだに現代の流行に踊らされて、育成方針があっち行ったりこっち行ったりブレブレになっている気がしてならないですからね…

 

まずは、時代はどう変わろうが、育成に関してはその都度変えるのではなく、もっと長いスパンでものを見て欲しいと思います。

 

でもここ最近は、育成年代から確固たるコンセプトを持って運営しているクラブが増えているような気もします。

 

例えば、川崎の強さはJリーグ加盟の頃から長いスパンで育成年代から同じ方針でやってきた証なのではないだろうか。

 

川崎ユースから育った選手は、一線級の活躍をしていますね。

 

地元で言えばコンサドーレ札幌もそうかな(同じ北海道だけど遠すぎてあまり地元感ないけど…)

 

これまで守備的なサッカーが伝統だったけど、ミシャが監督に代わったあたりから攻撃型になったことで、攻撃力が売りのチームになりました。

 

まぁ攻撃に比重置きすぎて失点が多いのもネックではありますがね(^_^;)

 

でも、あまりサッカーが身近ではない北海道では、この方針は僕はありだと思う。

 

理由は、守備的なサッカーはサッカー熟知していないと、どうしても退屈に見えてしまいうからです。

 

勿論粘り強い守備は魅力もありますが、サッカーの基本的な考えが浸透していないと、その魅力って伝わりにくいのが正直な感想…

 

サッカーで一番盛り上がるのは何だかんだ言ってゴールシーンだし、ゴールに肉薄するだけでも敵味方関係なく一喜一憂します。

 

そういう場面を増やすのが、プレイヤーだけでなく、観ている方も楽しめるエンターテイメント視点でも有益だと思います。

 

攻撃型にシフトした事で、観客動員も伸びたと思うし、トップチームの方針に従って、ユース年代も攻撃的な選手の育成に余念がありません。

 

この流れは、監督が代わってもクラブコンセプトとして残してもらいたいですね。

 

結構Jリーグでは、確実性を求めてあんまり大胆なことしないから、コンサドーレには敢えて攻撃に突き進むサッカーを貫いて欲しいとも思います。

  

おわりに

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クラブで特徴がなかったと思ったらJリーグもいまや川崎や札幌のように、独自のチームカラーが強いクラブが増えてきて、僕はこの傾向はいいと思う。

 

大分なんかも、守備的で奪ってからのスピードある攻撃もあれはあれでいい味出してると思う。

 

クラブコンセプトを前面に出して個性豊かな選手をどんどん発掘して欲しい。

 

それが色とりどりの選手を揃えた代表チームを作れる下地になるから、日本サッカー界としても有益なことだと思う。

  

少年団や中学・高校の部活でも、流行を意識し過ぎない独自のコンセプトを貫いたクラブがたくさんでてくると選択肢が増えて、いろんな個性を持ったチームと対戦出来て選手としての経験値が増えますしね。

 

もっとサッカーがおもしろくなっていく土壌を築き上げていきたいですね^^

  

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました

 

 

 

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