こんにちは! Nishi です。
5月に入り秋冬制の欧州サッカーでは、各国のリーグで優勝争いが佳境を迎えています。
併せて同時進行している欧州チャンピオンズリーグも、最終盤である準決勝が先日行われ、決勝に進む2クラブが決まりました。
今日は、決勝に進む2クラブを簡単に紹介をしていきます^^
決勝はプレミアリーグの2クラブ
チャンピオンズリーグの決勝は、マンチェスターシティとチェルシーのプレミアリーグ2クラブが対戦することになりました。
チェルシーは9年ぶり、マンチェスターシティは初めての決勝進出です。
プレミアリーグ勢同士の決勝戦の行方は果たしてどうなることやら…
この決勝戦、互いに2000年代に入ってから実力をつけてきたクラブ同士というのが、個人的には興味深いですね^^
チェルシーの創立は1905年と、他のプレミアリーグの名門クラブに比べると遅い創立です。
クラブも富裕層に支持者が多く、マンチェスターユナイテッドやリバプール、同じロンドンを本拠地とするアーセナルは労働者層に支えられていたのと正反対の歴史があります。
クラブの成績も、他の名門クラブに比べると長い黄金時代もなく、時折カップ戦やリーグ優勝する程度のクラブでした。
最初の転機が訪れたのは、1995年のボスマン判決でした。
ボスマン判決により、外国籍のスター選手も補強しやすくなり、チェルシーはこの時代の流れに沿って各国のスター選手を集めていきます。
しかし、行きあたりばったりの補強はあまり結果に結びつかず、それよりかはピッチ外での選手とのトラブルの話題の方が大きいという印象でした(^^;
2回目の転機は、2003年にロシアの富豪アブラモビッチがオーナーに就任してからでした。
豊富な資金力で的確な補強を行い(中には失敗も何個かあり…)、翌年には伏兵ポルトを欧州チャンピオンに導いたモウリーニョ監督を召集し50年ぶりの優勝を飾ります。
この後からビッククラブ入りを果たしたとみていいと思います。
チェルシーは近年、マンチェスターシティやリバプールの勢いに押されがちですが、それでもプレミアリーグのビック6に数えられる強豪クラブ。
2011-12年シーズン以来の優勝なるか注目です。
成り上がりクラブ!?マンチェスターシティ
近年のタレントの豊富さと強さを見れば、マンチェスターシティの初めての決勝進出というのも意外ですね(^_^;)
しかし、20年前のシティの状況を考えれば、欧州トップクラスの実力がつくとは思ってもいなかったです。
当時はマンチェスターといえば、マンチェスターユナイテッドがベッカムやスコールズ、ギグス等がいてちょうど黄金時代を迎えていました。
マンチェスターシティの存在も知っていたけど、2部から上がってきたばかりだし、名だたるタレントもそんなに多くないクラブでした。
マンチェスターダービーと言われても、ユナイテッドの勝ちが容易に予想されるような印象でした(^_^;)
当時のサッカーゲームをプレイする機会があれば、おそらくその力関係は理解しやすいと思いますw
しかし、2007年にタイの元首相チナワット氏が経営権を売却し、翌年その経営権を現オーナーであるUAEの投資グループが買い取り転機が訪れます。
有力選手の補強だけではなく、ユース年代の施設やスタジアムなどにも積極的に投資し、クラブとしての力を底上げします。
その努力が実り、プレミアリーグ制覇も達成します。
経営陣の熱意とたゆまない努力の成果でここまでのし上がってきたからには、念願の初のチャンピオンズリーグの栄冠を是が非でも勝ちとりたいと野心をたぎらせていると思います。
おわりに
2クラブとも、いわゆる成金・成り上がりクラブだけど、しっかり下部組織や本拠地への投資も行うクラブなので個人的には好感は持てます^^
サッカーだけでなくスポーツビジネスとは、ホームタウンと育成年代への投資、プロの興行試合が噛み合わせが大切だと思う。
地方の小さい社会人クラブでも、この原点というか仕組みを大切にして活用して欲しいとも思います。
チャンピオンズリーグと話題が逸れてしまいましたね(^^;
今年の決勝は日本時間で5月30日の朝4時からの予定です。
今年も早起きしたいと思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了