こんにちは! Nishi です。
今日は、GKのプレイに焦点を当てた企画の第38弾です。
主に、GKのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、GKの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
キャッチングはしっかり
C大阪vs鳥栖の試合から鳥栖GKパク選手のプレイです。
クロスボールに対して、前に飛び出してキャッチングの判断は正しかったものの、ファンブルしてしまい、危うくセカンドボールを拾われて失点しかねない場面でした。
ちょうど先日、アジアチャンピオンズリーグの神戸の試合でも同様のシーンがありましたので取り上げました(^^;
アジアチャンピオンズリーグの神戸の試合では、前川選手が決勝点に繋がるPKを献上した場面も、クロスボールをしっかりキャッチングできずにファンブルしてしまい、セカンドボールを拾おうとした相手選手と競り合いになって倒してしまったのが原因でした。
キャッチングと判断したのなら、しっかり手に収めて”完結”しなければ、即失点に繋がる危険な場面です。
一度弾いてからキャッチするにしても、繰り返し話しますがキーパーチャージがない現状、体勢が悪い状況でもキャッチできるくらいの技術は身につけて欲しいです。
キャッチが難しいのなら、パンチングで大きく弾く判断でも構わないと思います。
ただ、今回の場面にしかり、アジアチャンピオンズリーグの試合もキャッチングの判断は正しい判断ですね。
キャッチングと判断するなら、きちんと最後まで”完結”させて初めて仕事が終わります。
フリーキック時の対応
清水vs仙台の試合から仙台浜崎選手が決めたフリーキックの場面です
清水GK大久保選手の裏をかいた、見事な直接フリーキックを決めた場面ですが、これはGKのミスかな(^^;
まずは、壁の作り方が甘かったですね。
壁の意味は、シュートコースを開けないことがまず第一前提です。
その壁が、シュートコースを防がないで中にクロスを上げさないように中寄りになっています。
距離もありフリーキックの位置から、シュートを狙いにくい角度だったからそうしたかもしれません。
ですが、そこまで角度もない場所ではないですし、ここは定石通りのニアコース(画面から見てゴール右側)を埋めた壁の配置でよかったと僕は思う。
加えて、GKの立ち位置も問題かな。
あからさまに、「クロスに対応します!」というポジショニングになっています。
キッカーとしては、壁の位置とGKのポジショニングを見てシュートも狙えると判断したと思います。
そのキッカーにとって、都合の良い判断材料を与えるようなポジショニングは反省ですね(^^;
クロスをそこまで警戒するのなら、壁をきちんとシュートコースを消した配置にしてシュートに備えさせないとダメですね。
逆にこういった状況を、GKの動きや壁の位置を確認してシュートを狙い、決めた浜崎選手にはあっぱれです^^
自分の技術力向上も大事ですが、こういう試合中の的確な状況判断ができるようになれば、より得点を重ねることもできるし、それがチームが勝つ確率が高くなります。
自分だけではなく、”相手を見る”という能力も、しっかり身につけていきたいですね^^
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、G大阪の東口選手を選びました!
横浜FC斎藤光毅選手のカットインからの鋭いミドルシュートを、逆手を使って遠くに飛び、指先で触れた見事なセーブですね^^
GKのギリギリセーブ集とかに使われそうな一コマですね^^
セオリー通りに、ミドル以上の距離からのファー側へのシュートには、少しでも遠くに手が届くように逆手を使って身体の捻りを利用します。
捻りを使う為に、ボールが飛んできている方向とは逆の手を伸ばしたことで、このシュートもギリギリですが触れることが出来ました。
あれだけ速いシュートだと、ついつい手が出しやすい順手になりがちですが、咄嗟に逆手が出るのは、しっかり基本ができている証拠ですね。
この逆手が的確な場面で出来る選手は、やっぱり優秀なGKが多いです。
おわりに
Jリーグも、今週土曜日に行われる試合が最終節になります。
今節でG大阪が2位を確定させ、3位までがアジアチャンピオンズリーグ出場権をプレーオフから出場できます。
この3位争いは名古屋(60)、C大阪(59)、鹿島(58)で争われています。
最終節はこの3位争いも注目ですね。
また、今年は2位以上が天皇杯に出場する特別ルールですので、川崎かG大阪どちらかが優勝した場合、繰り上げで出場権が変わるので、4位に入っても可能性はあります。
おそらく4位までが目安かなって思います。
最後まで目の離せない展開になって、いちサッカーファンとしてはいい感じの盛り上がりになったかなって思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了