こんにちは! Nishi です。
Jリーグの試合も残りわずかになりました。
レギュラーシーズンの試合も少なくなってきましたが、リーグ戦以外にも主要な大会があります。
そのひとつに、天皇杯があります。
今年度の天皇杯
天皇杯は、Jリーグ加盟のプロクラブの他に、アマチュアクラブでも各都道府県の予選にエントリーすると参加できます。
僕が社会人クラブに所属していた時も、エントリーして参加してことがあります。(まぁ見事に地域予選敗退しましたが…)
このように、アマチュアクラブでも参加可能な大きな大会でもあります。
今年は新型コロナ流行の影響で、各都道府県予選を勝ち抜いたクラブに合わせて、アマチュアクラブのシードとしてHonndaFC、J2とJ3の成績上位1チーム、J1の成績上位2チームがトーナメント方式で行われます。
準々決勝からJ2とJ3クラブが加わり、J1クラブは準決勝からのエントリーになります。
このように、今年は変則的な日程で行われている天皇杯も4回戦まで消化しました。
Jリーグの門番ことアマチュア最強クラブと名高いHonndaFCも順当に勝ち残り、大学勢では唯一筑波大学が残っています。
準々決勝からは、プロクラブも加わりますが、アマチュアクラブはどこまで勝ち上がれるかも注目ですね。
天皇杯優勝クラブからみる時代の変遷
もし仮に、筑波大学がこのまま勝ち進み大学勢の優勝となると、1966年度の早稲田大学の優勝以来54年ぶりの優勝になります。
その頃はまだプロクラブがなかった時代でもあり、社会人クラブと大学クラブの差は今ほど大きくはありませんでした。
そのため、決勝戦まで勝ち上がることも少なくありませんでした。
併せて、優勝した社会人クラブも大学のOBが作ったクラブが優勝することが多かったですね。
時代が経つに連れて、現在のJクラブの前身社会人クラブの優勝が続き、プロ化に伴いJリーグ創設以降はプロクラブが優勝しています。
優勝クラブを見ていくと、戦前の1945年頃までは大学勢が多く、戦後から1960年頃までは大学OBチーム、1960~1990年までは社会人クラブ、1990年以降はプロクラブが優勝している傾向があります。
こうして天皇杯の優勝クラブを見ていると、時代の変遷がすごくわかります^^
そしてサッカーだけではなく、日本の現代史を語る上でも興味深いことが多いですね。
学生スポーツから社会人へ、そしてプロという流れです。
サッカーだけではなく、どの競技も多くは学生スポーツから発展していったものが多いので、日本のサッカーも同じ流れに沿っているなっと思いました。
Jリーグ創設以来、プロのクラブが天皇杯のタイトルを独占してきましたが、今年はその歴史に抗うチャンス…かもしれませんね^^
おわりに
流石にプロクラブが確立した時代に、アマチュアクラブが優勝するのは難しいですが、それでもプロと対戦する数少ない機会は経験の上でも大きいと思います。
対戦を機に、プロからスカウトが来る可能性もありますからね。
日本だけではなく、海外でも数年前までアマチュアで無名だった選手が、ステップアップを重ねて誰もが知る世界的な選手になった選手もいます。
最近だと、イングランドのジェイミー・ヴァーディ選手が有名ですね^^
日本でいう都道府県の地域リーグの2、3部くらいのチームでデビューしてから5~6年かけて上のカテゴリーでプロ契約を結うようになり、プレミアリーグ所属のレスターでの活躍でイングランド代表までに登り詰めました。
こういった夢があるのもサッカーの醍醐味のひとつです。
天皇杯の活躍を機に、こういった選手がたくさん出てくると、今のサッカー少年少女達の夢も膨らむと思う。
選手達の健闘に期待したいと思います。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了