こんにちは! Nishi です。
今日は週末に行われた、Jリーグの試合からGKのプレイで気になった場面を紹介します。
主に、GKのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、GKの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
意識は前に向かうように
札幌vs名古屋の試合から名古屋GKランゲラック選手のプレイです。
札幌のペナルティエリアを横切るようなサイドチェンジから一対一の場面になり、そのピンチをランゲラック選手のセーブと、いち早くこぼれ球に反応して名古屋ディフェンスが素早くクリアしました。
ボールを掻き出した選手も褒めたいけど、その前にランゲラック選手も褒めたいですね^^
一対一の時にきちんと基本通りボールの勢いに負けないように、身体全体と腕を後ろから前に振って勢いに負けないようにしています。
至近距離だったのもあり、ボールは後ろに流れてしまいましたが、勢いを殺すことができました。
そして味方が援護できる時間ができました。
小さなランゲラック選手のファインプレイだと僕は思います。
結構しつこくGKの動きは後ろから前に勢いをつけるように意識するように言っているのは、シュートのパワーに負けないためです。
たとえこの場面のように、自身でシュートを抑えれなくても、味方のフォローを受ける時間も稼げます。
もしものためのセイフティーネットとして、必要なGKの技術だと僕は思います。
広島・大迫選手の逆手と順手の使い分け
広島vs仙台の試合から広島GK大迫選手のプレイです。
ヘディングシュートに対して、逆手を使った大きなディフレクティングでのナイスセーブです。
シュートに対するタイミングの取り方も完璧だし、身体を大きく使える逆手で処理するという判断もよかったと思います。
シュート後の反応も良かったですね。
弾いた後もボールの行く末をしっかり確認して体勢を立て直していますね。
ボールに対する執着心も高評価です。
動画2:40からのシーンのセーブも良かったですね。
このシーンでは先ほど逆で、順手でのセーブですが、シュートの高さが低くスピードが少し速かったこともあり、手の出しやすい順手でセーブしたのはいい判断だと思います。
シュートの性質によって、瞬時に的確な判断ができるのは優秀なGKとしての証明にもなります。
クリアはしっかりエリア外に
G大阪vs東京の試合からバッドプレイの紹介です(^^;
フリーキックからのクロスで東京GK林選手は、前に出てパンチングで弾きだそうとしますが、ミートが甘くエリア内にボールが残ってしまいました。
そのため、セカンドボールをボレーシュートで詰められてしまいました。
失点にはならなかったけど、GK側からするとこれはやっちゃいけないプレイです。
パンチングするなら確実にボールをエリア外に出さなければいけません。
林選手本人も、そのミスを理解しているような表情でしたので、そこは安心しました^^
蛇足で、パンチングでの処理ではないですが、似たようなケースできちんと弾き切れなったが為に失点してしまったケースが浦和vs大分の試合でありました。
キャッチか外に出すか迷ってしまい、中途半端な処理になり失点していまいました。
やはりこういう咄嗟の判断力がGKの真価を問われるところですね(^^;
決断したなら迷うことなくミスなく完璧に処理するのがGKの鉄則ですね。
上手い足のたたみ方
川崎vs清水の試合から川崎GKチョン選手のプレイです。
絵に描いたような横っ飛びのナイスセーブですが、特に足の運び方が上手かったのでお手本にしたいセーブでした。
長身選手は、特に足がガニ股になりやすくこのような低くて速いシュートなどに反応が遅れて苦手にする選手が多いです。
しかし、チョン選手はガニ股にならないように膝を内側に入れて意識的に抑えております。
そのため、動画のような弾道の低いシュートにも足も無駄なくスムーズにたたむことができ、素早くセーブすることができました。
足のたたみ方がとてもスムーズでしたので、これはGKを志している人は是非見習って欲しいと思いました。
おわりに
ここ数試合、ペナルティエリア内の混戦時のクリアミスが目立っているなぁっと個人的には思って見ています(^^;
なんとなく昔から日本人GKは、クロスに対する処理はあまり得意ではないのかもしれませんね(^^;
海外のGK、特にイングランドやドイツ、デンマークなど北欧系のGKは昔から混戦時のクロスボールの処理は上手いなぁっと思ってみていました。
世界の強豪を目指すなら、この混戦時のクロスボールの処理の技術向上が課題かもしれませんね。
上手く身体を使えば、そう簡単にはパワー負けしませんので体格差だけが言い訳にはなりません。
ボールの軌道を読む力や判断能力には、人種的身体能力の差は関係ないので、日々の練習でしっかり身につけて技術の差を克服して欲しいと思います。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了