こんにちは! Nishi です。
先日ブログで我が故郷のソウルフード・イカを取り上げました。
近年不漁が続くイカですが、やはり獲りたては新鮮で美味しかったです。
そのイカの味わいに共感をいただきありがとうございますm(__)m
調理の仕方も様々ですよね。
塩辛でもいいねとか、いかめしも好きだという方もいました。
そのいかめしも、ここ道南地方が盛んに作っていますね。
いかめしは駅弁として有名ですが、この函館本線は歴史的にも重要かつ、なかなかおもしろい歴史が詰まっているので紹介します。
いかめしの歴史
全国的に知られるようになったのは、駅弁として道南・森町のものが人気を博してからです。
いかめし自体は、日本各地の海岸地域では郷土料理として存在していましたので、発祥地としては諸説がありますが、森町のが一般的に発祥地のひとつとして知られています。
地域によっては中身は、米の他にじゃがいもなど詰めて作られていたものもあるそうです。
このいかめしが誕生したきっかけは、昭和16年に戦争が深刻化していく頃に、対ソ連を睨んだ北方防衛に出兵する為の兵隊さんに、腹持ちのいいお弁当として持たせたのが始まりとされています。
当時は、アメリカと本格的な戦争に突入していく中で食糧統制が敷かれ、米が不足した為、何とかお腹を満腹にするために当時豊漁だったイカを使えば、米を節約できると考案されたのが始まりです。
鉄道交通の要所だった森町は、ソ連侵攻に備えて北方に向かう兵士たちに駅弁として売ったところ、腹持ちがいいお弁当として評判になりました。
戦後しばらくして、京王百貨店で全国駅弁大会で売上げ1位となり、今もその知名度は不動のものになりつつあります。
現在では、森町や函館以外の地域でもいかめしを販売している町もあるようです。
僕は一度、富山のホタルイカめしを食べましたが、こちらはホタルイカを入れて炊き込みご飯のようなスタイルでこちらも美味しかったです^^
日本全国各地で様々な形態のいかめしがあるそうなので、一度いかめし巡りもしてみたいものですね^^
函館本線の8の字区間
その全国的に有名になった駅弁の舞台にになったのがこちらの函館本線です。
南側の函館から北に長万部、小樽、札幌、旭川を結ぶ北海道を縦断する路線です。
この前、いつものようにYouTubeをぼけーっと見ていると。鉄道系YouTuberのスーツさんの動画が出てきました。
スーツさんが取り上げたのは、全国でもひとつしかない、大沼を頂点に8の字区間の説明をしていました。
現地人としては、何となく当たり前のように使っているので、貨物と普通列車が頻繁に通るからわざとこう作ってるのかなって思ってたんですが、動画を見て納得しました。
ざっくり説明すると、この路線の左側は国道5号線も並行しているので近道ではあるんですが、坂道がキツイ区間でもあります。
自転車でこの国道を走っている人を結構見かけますが、かなりキツそうです(^^;
戦前から昭和中期頃まで、この区間は機関車にとっても難所だったそうです。
そのため、坂道が緩やかな右側のルートを作りました。
駒ヶ岳をぐるっと回る砂原線は、元々私鉄が走っていましたが旧国鉄が買収して、その緩やかな路線を確保して貨物の輸送を効率よくしました。
戦後に七飯側に藤城線も作り、緩やかなルートを上り下りともに二本敷設しました。
地元民としては何気なく使っていた路線ですが、そんな先人たちの苦労があったとは目から鱗でした(^^;
北海道は鉄道の廃線が毎年のようにニュースで上がっていますが、この砂原線や藤城線は一向に廃線の話題が上がらないのは、こういった確かな理由があったのですね^^
しかし全国ではここでしかないとは正直驚きでしたね(^^;
まだまだ知らないことだらけです・・・
おわりに
この鉄道の件に限らず、函館を中心に道南の人って地元の魅力とか地元だけのものに気付いていない人が多いんですよね(^^;
僕も札幌に就学するまで、言葉や文化面で気づかなかったことがたくさんありました。
何て言ってるの?とかその店何?とか、えっ!?札幌にないの?っていうことがたくさんありました(-_-;)
食べ物とかも、あれっ!?ちょっと味が違うな・・・っていうこともたくさんありました。
たまに地元を帰ると、あぁこれ函館だけなんだ・・・って思うのもあります。
気づかなかった地元のいいところってまだまだたくさんあると思います。
その新しい発見を目指してまた旅に出たいと思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了