こんにちは! Nishi です。
今週末にJリーグの試合が行われました。
今節は中止になる試合もなく、予定通り試合を進めることができました。
今回も気になったGKのワンシーンをピックアップしました。
主に、GKのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスなどは考慮しておりません。
あくまでも、GKの技術で失点を防げたであろうシーンを取り上げていますので、予めご了承下さい。
GKのタイミングを外すナイスゴール
一番初めにGKの技術面の話題ではありませんが、優秀なGKと当たった時の打開策として有効な技術だったので取り上げました。
横浜FMのオナイウ選手の得点シーンですが、一見何気ないシュートですが、密集地帯でスパッと打ったことでゴールを奪うことができました。
この試合、柏の中村選手も調子は悪くなく、きちんとシュートにタイミングを合わせて好セーブを連発していました。
そんな調子の良い優秀なGKからゴールを奪うのは難しいことです。
そのひとつの打開策として、タイミングを狂わせることもひとつの打開策です。
シュートの基本としては、手の届かないサイドネットを狙えとよく言いますが、GKのポジショニングがよくタイミングが合えば結構止めやすいものです。
なぜかというと、練習でサイドを狙ったシュートにも対応できるように練習しているからです。
また、サイドを狙おうとすると蹴る瞬間身体が開いたり、軸足などからコースが読みやすくなります。
僕も基本通り来るシュートやリズムがいいシュートは止めやすいと感じます。
一番嫌なのは、タイミングをずらされることです。
以前も紹介しましたが、トーキックなどふり幅が小さく速く飛んでくるシュートはタイミングが合わせづらくGKとしてはとても嫌なものです(^^;
このシーンもトーキックではないですが、シュート前のトラップも小さく、前に振りきようとしたコンパクトなシュートでしたので中村選手も反応が遅れています。
ディフェンスの股下を通過したのもあって、更にタイミングが遅れたのも効果的でした。
GKのタイミングをずらしてしまえば、正面付近でもゴールが入ることがあります。
シュートはサイドを狙うのも大切ですけど、GKのタイミングを外す事も併せて考えて欲しいです。
パワー負けしない予備動作の大切さ
同じ試合からもうワンシーン取り上げました。
試合の最終盤のコーナーキックの場面です。
今や巷で話題のオルンガ選手に合わせたクロスボールに、勇気を出して横浜FMの朴選手が飛び出してクロスを弾き出しました。
これは地味だけど超ファインプレイですね。
落下点を見極めて、素早く自分で処理すると判断をし、パワー負けしないようにしっかり前に向かうように助走とジャンプをしてパンチングしています。
あの密集状態なら、無理にキャッチを狙うよりパンチングを選択して正解です。
パンチング前の予備動作がしっかりしていたので、オルンガ選手のパワーにも負けずに大きくクリアできました。
結果的にオルンガ選手のファウルになりましたが、クロスを処理すると判断した以上、パワー負けしないようにしっかり予備動作を行いクリアしたこのプレイは、GKの基本的な技術ですので見習って欲しいシーンでした。
クロスボールの軌道をしっかり読む
J2の試合からですが、先ほどの朴選手の良い手本の反対というべきプレイです。
長崎の高木和選手のプレイですが、前に飛び出してキャッチにいきましたがファンブルしてしまい、そのまま失点してしまいました。
これは完全なGKのミスでした。
先程の場面と違い、GKに対してそこまでプレッシャーはなく、キャッチングできる場面ですのでキャッチにいったのはいいですが、ファンブルしてしまったのは痛恨ですね。
また、ボールの軌道む見誤り、思ったよりクロスがゴールに向かってきたので、姿勢も伸び切った状態になってしまってますね。
キャッチングの姿勢の基本は斜め前にしっかり飛ぶのが基本ですので、このように後方に身体が流れてしまうと身体の軸が安定せずファンブルしやすくなります。
クロスの軌道をしっかり見極めることが大切です。
ただ、キャッチングの判断は間違いではないです。
それだけに、キャッチングのミスはもったいなく感じました。
おわりに
今節は鹿島の沖選手とFC東京の波多野選手が初スタメンを飾り、デビュー戦は良い結果になりました。
やはり過密日程と降格がないことで、若手GKを積極的に起用するチームが増えましたね。
ここで上手くアピールと経験を積んで更に飛躍していけば、日本代表のGK人材難の問題を解決できると思います。
先日出場した選手もまだ若さが見られるところはありますが、たくさん経験を積んで日本代表争いに割って入る存在になって欲しいですね。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了