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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカー】リーズを昇格させたビエルサ監督とは?

こんにちは! Nishi です。

 

「花壇を避けずに近道しようとする人は、早く着きますが、花を踏んでしまいます。花壇を避け、遠回りした人は、その分時間はかかりますが花をダメにしません。”近道”は目標に辿り着かせてはくれない」

マルセロ・ビエルサ

 

昨日は、リーズが16年ぶりにプレミアリーグに昇格のニュースを取り上げました^^

 

かつて強豪として名をはせたクラブも、金満経営に走り深刻な財政難に陥り成績も低迷してしまいました。

 

サッカーの中身だけではなく、経営面などもテコ入れし、プレミアリーグに復帰するまで16年と少し長い時間はかかりましたが、プレミアリーグの大舞台に帰って来ました。

 

その昇格の原動力にもなったのはビエルサ監督の就任もありました。

 

このビエルサ監督は、僕が大好きな監督の一人でもあります^^

 

今日はその原動力になったビエルサ監督について話を進めます。

 

ビエルサ監督とは?

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画像:Wikipediaより

ビエルサ監督は、”奇人”とも呼ばれくらいサッカーマニアの中では非常に有名な監督です。

 

日本でも馴染み深い、現在マンチェスターシティの監督でもあるグァルディオラ監督が憧れており、監督業になる前に直接本人に会いに行って、一日中サッカーについて語り合ったという逸話もあります(^^;

 

その類まれな才能は、世界のサッカー界で高く評価されています。

 

リーズの監督以外では、アルゼンチン代表監督やチリ代表、アスレティック・ビルバオ、マルセイユなどの監督も歴任しています。

 

休みの日は、サッカーの試合のビデオを何本も見るという、まさしくサッカーマニアとも言える人物です(^^;

 

そのサッカースタイルは、ひと言で言えば攻撃重視のサッカーです。

 

守備は主に古いと言われるマンツーマンディフェンスが基本で、近い人がマークするというスタイルです。

 

「相手陣地内で出来るだけプレイしなさい」っと言うように、攻撃偏重ともいえる思考ですが、選手同士の連携や決まり事がしっかりした見ている側も楽しめるサッカーを披露します。

 

しかし、頻繁に行われるパス交換やスペース作りなどサッカーの魅力があふれるサッカーを披露する代償に、その戦術を会得するまで時間がかかってしまいます

 

クラブを率いた時は、必ずと言っていいほどスタートは鈍いです(^^;

 

無論、日本より目が肥えている海外のメディアは、なかなか結果が出ないビエルサ監督にバッシングを浴びせますが、本人は意に介せず、逆に冒頭の言葉のように独特な表現で解説してその場を鎮めます。 

 

そんなクセの強いビエルサ・サッカーは、ハマると絶大な攻撃力を発揮します。

 

戦力的にも劣るクラブを率いても、ビッククラブと好勝負をするだけのチームに仕上がります。

 

その為ビエルサ監督は、現在でも世界最高の監督の一人として言われています。

 

反面、自分の理想を実現する為にクラブへの要求もうるさいと言われています。

 

本人も落ち着いた環境で監督をしたいという意向もあり、何かと外野がうるさいビッククラブでは監督をしていない理由でもあるように思います(^^;

 

リーズでも、そのビエルサイズムがどれだけ浸透しているか注目です。

 

日本代表監督候補にも

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実は日本とも縁のある監督です。

 

2002年日韓ワールドカップの時にアルゼンチン代表監督として来日しています。

 

その時は、日本の夏の独特の気候に選手のコンディション調整に失敗し結果は出せませんでした。

 

しかし、海外ほど外野がうるさくない日本のサッカー環境には好感を抱いていたようです。

 

アルゼンチン代表では、アテネオリンピックで金メダルを獲得した後辞任し、その後チリ代表代表を率いてチームを躍進させます。

 

こういった実績もあり、2010年のワールドカップが終わった後に日本代表監督への打診が噂されていました。

 

2010年に噂があった時は、僕も心踊らせていました^^

 

しかしこれは実現しませんでした(-_-;)

 

反面僕は、日本のサッカーIQ(選手よりも周りのメディア)がビエルサの思考についていけないと思っていたので、ならなくてよかったとも思っています(^^;

 

もし仮に代表監督になったら、選手達は初めは戸惑うと思いますが、徐々に慣れてくると思います。

 

むしろ、ビエルサ監督のサッカーは、走れて技術も必要なサッカーなので日本人向けともいえるサッカースタイルです(^^;

 

ショートスプリントの繰り返しなど、これまで馴染みのなかったことがクリアできれば大きな成長になると思っています。

 

僕が思う問題は、日本サッカーを取り巻く外野の存在です(^^;

 

スポンサーがどうのこうのとか、視聴者向けにこの選手を使えとかサッカーが強くなるのに関係ないことを言われ続けると、「俺やめるわ」っとあっさり辞めていた可能性はあります(-_-;)

 

このへんの日本サッカーの取り巻く、サッカーとは直接関係ないところで妙な力が介入する姿勢は早く辞めて欲しいですけどね…

 

その後も、ワールドカップが終わる度に日本代表監督候補として、ビエルサ監督の名前が浮上して来ます。

 

もしかすると、それだけ待望論が根強い証拠なのかもしれませんね(^^;

 

おわりに

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リーズが昇格したことで、来シーズンはグァルディオラ監督率いるマンチェスターシティと”師弟”対決が見られます。

 

実は11-12シーズンに、当時バルセロナを率いていたグァルディオラ監督とアスレティック・ビルバオを率いていたビエルサ監督はこの時対峙しています。

 

その時の試合は、ハイレベルな試合を繰り広げられ伝説の一戦としてファンには語り継がれています。

 

その時の熱戦の再現が実現するかもしれませんね。

 

来シーズンのプレミアリーグは、目が離せないですね^^

 

Youtubeでもハイライトではありますが、海外の試合が簡単に見られる時代になりましたので、もし興味がありましたら海外のサッカーにも注目してみて下さい!

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました。

 

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