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北の大地の南側から

サッカー・フットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカー】スイーパーの存在が見直されている?スイーパーの興亡の歴史

こんにちは! Nishi です。

 

サッカーのポジションは、大きく区分けすると4種類に分かれます。

 

点を取る役目のFW、中盤の守備と攻撃を担うMF、相手の攻撃を止めるDF、そしてゴールを守るGKの4種類存在します。

 

しかしそのポジションも、更に細分化されていきます。

 

例えばFWなら、生粋の点取り屋はCF(センターフォワード)、その後ろでシュートの他にアシストも狙うST(セカンドトップ)、主にサイドラインを主戦場とし、ドリブルで切り崩しクロスを上げるWG(ウイング)があります。

 

これがDFなら、サイドの守備を担当するSB(サイドバック)、中央エリアを担当するCB(センターバック)に分かれます。

 

このCBも、相手FWをマンマーク気味で止めるストッパーと、カバーリングを主目的としたスイーパーに分かれます。

 

サッカーにそれほど詳しくない人にしたら、スイーパーという言葉自体あまり聞きなれないと思います(^^;

 

2000年代後半から、あまりスイーパーという役回りが少なくなってきましたが、近年また復興してきました。

 

少し歴史から遡ってみます^^

 

3バックの隆盛とスイーパー

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スイーパーはその名の通り、掃除をする人の意味があります。

 

体をぶつけ合って競り合いを制してボールを奪うことより、さっと先回りしてボールを奪うといった方が想像つきやすいかもしれませんね(^^;

 

同じボールを奪うでも”キレイにボールを奪う人”っと言うとすんなりイメージ入ってくるかもです・・・w

 

サッカーが始まったのは、今から100年以上前のことですが、その頃から確立されていたポジションではありました。

 

一番全盛だったのは、1970年頃だと思います。

 

マンツーマンディフェンスが当たり前だった時代では、最後方でカバーリングをする選手は戦術上必要でした。

 

その後、1980年代にゾーンプレスの戦術が確立されていくと、一旦勢いを失いますが、1990年代中頃から3-5-2フォーメーションが流行りだすと、3バックの頂点にスイーパーを置かざるえないので需要を減ることはありませんでした。

 

単純に考えても、3バックの方が真ん中に3人いるので、サイドに2人配置する4バックより守備力は上がりますので、負けにくいフォーメーションとして2CB+1スイーパーの3バックが流行しました。

 

しかし隆盛だった2CB+1スイーパーの3バックも、戦術の進化とともに廃れていきました。

 

2CB+1スイーパーの3バックの弱点

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この”負けにくい”とされていた3バックにも弱点がありました。

 

俗に3バックを採用するとサイドに人数が少なくなるので、サイド攻撃に弱いと言われていました。

 

しかし、中央ゴール前にクロスや空中戦に強い選手や能力の高い選手を配置しておけば、ゴールはピッチ中央にあるので、8~9割中央エリアでフィニッシュが行われます。

 

ですから、中央が強いとそこまで大きなダメージにはなりませんでした。

 

個人的には、”3バックはサイド攻撃に弱い”は、ミスリードさせる定説だと思っています(^^;

 

本当に怖いのは、真ん中中央のスイーパーを狙われた時です。

 

普通の場合は、相手ツートップに対して、二人のCBが対応して、そのカバーをします。

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これがスリートップなら3人でマンツーマンで対応できるし、ワントップならどちらかのCBにまかせればオッケーです。

 

しかし、ツートップが同時に真ん中のスイーパーを狙ってきたら

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一瞬、数的不利な状況とマークの対応にズレが生じてきます。

 

2000年代中頃になると、こういう選手間同士の連動が当たり前のようになってきました。

 

この頃活躍していたストライカーといえば、ロナウドシェフチェンコアンリなど縦に速い選手達が活躍していたのがいい証拠だと思います^^

 

このスイーパー本人自体や、その脇のスペースを足の速い選手に使われるのを嫌い、スイーパーを廃してラインディフェンスで対応するようになりました。

 

それに加えて、FWの人数も1トップが主流になり、ディフェンスライン中央に3人いるよりも、他のサイドや中盤に人数を割いた方が効率が良くなってきたのでスイーパーを置くチームは少なくなってきました。

 

攻撃戦術の変遷とともに、スイーパーの存在も歴史の遺物になろうとしていました。

 

戦術の発展でスイーパーが復活

www.football-zone.net

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そんな歴史の遺物かと思われていたスイーパーですが、現代でも輝きを放っている選手がいます^^

 

元日本代表の長谷部選手です。

 

記事でもあるように、ベテラン選手になった長谷部選手は、MF時代に培った判断力と危機察知能力で所属先のフランクフルトでスイーパーとしてまだ活躍しています。

 

現代サッカーでは、FWの選手も体格を活かした”ゴリ押し”的なプレイよりもスペースを作る動きを求められます。

 

その対応に体格を活かしたディフェンスよりも、そのスペースを潰したりカバーできるディフェンス能力が必要になってきました。

 

その為、長谷部選手のような危機察知能力に優れた”元MF”の選手がCBにコンバートされ、スイーパー的な役割を担うようになってきました。

 

元ドイツ代表のケールや元アルゼンチン代表のマスチェラーノもそうでしたね^^

 

また、近年はCBからのビルドアップも当たり前になってきました。

 

ビルドアップを簡単にさせないために、相手FWもパスコースを切ったりしてパスミスを誘発してきます。

 

そのプレスの網をかいくぐって、スムーズに攻撃の組み立てができるように、ベテランMFのスイーパーでの起用の一因に繋がってきています。

 

時代の流れとともに廃れるかと思われていたスイーパーも、その時代の流れに対応する為に近年復活してきているのは何とも面白い話だなぁっと個人的には思います^^

 

おわりに

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時代の流れによって流行ったものも廃れていくのは、仕方がないことだと思います。

 

しかし、もうそんなの古いよといってただ捨てるのではなく、その物を見つめ直せば再び輝ける物になるかもしれません。

 

固定的な物の見方ではなく、もっと多角的に物事を見つめ直せば、よりよい物事に出会えると僕は思います^^

 

なんでもかんでも流行に飛びついてしまうのが、今の日本サッカーの弱点かなぁって思いますので、もっと戦略的な思考を身につけて柔軟に対応し強化していって欲しいなぁと思います。

 

それでは今日はこのへんで。

 

ご拝読ありがとうございました。

 

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