こんにちは! Nishi です。
現代のサッカーでは、どのポジションでも体格が大きいと、それだけ優位にプレイしやすいとされ重宝されます。
特に空中戦が多い、CF(センターフォワード)やCB(センターバック)、GKのポジションではその傾向が強い感じがします(^^;
確かに有利ではありますが、サッカーという競技の特徴上、一番大切かといえばそうでもないです。
あくまでも、相手よりゴールを多く獲るのが目的なので、その方法は空中戦だけではないからです。
また、多くの時間帯は地上にボールがあるので、やはり陸上で行われる競り合いやボール技術での勝負の方がより多く繰り広げられます。
やはりポジションはどこであれ、一番大切な事は、ボールを足で扱う技術がサッカーでは大切なことだと思います。
レジェンド・カンナバーロから学ぶCBに必要な能力
とはいえ、たしかに体格面でのサイズが大きいとCBやGKでは有利ですね(^^;
ハイボールの処理は、他のポジションより多くの場面に遭遇します。
そんな身長が高いと有利だといわれるポジションでも、逆に身長が低くても世界No.1と呼ばれたCBがいました。
元イタリア代表のファビオ・カンナバーロです。
カンナバーロは身長が176cmと、CBとしては身長が低い部類です。
それでも彼が世界のトップとして活躍できたのはなぜか?
それは彼自身が、あるインタビューで答えたものに正解があると思いました。
ジャンプ力は背の高さより重要だ
表題の通り、カンナバーロがあるインタビューで答えた返答です。
この返答の意味はそのままでもあるけど、それ以外の意味も込められていると思います。
というのも、人より高くジャンプする場合、瞬発力をつけなければいけません。
瞬発力がつくと、一歩目の出足も速くなるし、足も速くなります。
カンナバーロの現役時代の特徴はまさしくそうでした。
一対一のルーズボールの競争でも負けないスピードと、相手のボール回しから一瞬でボールを奪うパスカット能力とそれを見極める洞察力が持ち味でした。
まずはCBとしての一番の役割はボールを奪い、マイボールにすること。
これが第一の目的であるから、まずはその能力を極めて欲しいという、僕の個人的な考えではあります。
たしかに現代サッカーでは、ビルドアップへの参加は必須項目ではありますが、まずは基本的なことを覚えてもらいたいと思う。
特に小学生など育成年代で、サッカーを始めたばかりの人達には、その基本をまずは習得して欲しいと思います。
それができないと、何事も中途半端に終わってしまうと僕は懸念しています。
いつの時代でも基本は変わらない
長いサッカーの歴史において、戦術の流行り廃りは常にあります。
FWが4人いる時代や、攻撃5人・守備5人と均等に分かれていた時代もありました。
しかし、そのような時代の中でも、”基本”は変わりません。
手を使わずに足や頭でボールをコントロールすること、先週ブログでお送りしたカウンターアタックもいまだに使われています。
それが基本であるからです。
今回の場合だと、CBなどに要求されている能力の基本は、ボールを奪うことです。
あまりに流行である足技ばかりに目を向けすぎると、一番大事なことを見逃してしまい、大きな失敗の原因になってしまいます。
基本的な部分も忘れずに、しっかり磨いて欲しいと僕は思います。
それでは今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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