こんにちは! Nishi です。
攻撃的GKって響きはカッコいいですねw
因みに僕もそう呼ばれていましたw
呼ばれてちょっと嬉しい反面、少し複雑な心境も持ち合わせていました。
なぜかというと、苦肉の策でできたプレイスタイルでしたので・・・^^;
僕自身、身長が173cmとGKとしては決して大きくない体格でしたので、普通にGKとして守っていると、体格的に不利になる局面が多かったです。
その欠点を克服する為に築いたスタイルでしたので、その過程でとても苦心しました^^;
まぁ、今となっては当たり前の考え方になってきたのが唯一の救いかもしれませんね^^
今日は攻撃的GKについて少し触れていきます。
”攻撃的”GKでもやることは同じ
横浜F・マリノスのGK、朴選手のインタビューです。
体格面でも180cmと、プロのGKとしては小さい部類に入ります。
そんな朴選手も攻撃的GKとして、積極的に前に出てスイーパー(最後方にいてボールを拾うDFのこと)的役割もこなし、フィールド選手と同じくビルドアップに参加するスタイルです。
しかし個人的に思うのが、前にポジションをとる姿勢はいいが、足下の技術はまだ全然ダメだと感じます。
Jリーグ開幕前の、スーパーカップでも失点に繋がる不用意なパスを誘発するし、開幕戦も先制点を献上してしまいました。
⇓ 1:18からのシーンです。
【ハイライト】横浜F・マリノスvs.ヴィッセル神戸|FUJI XEROX SUPER CUP 2020
GKならまずは失点しないことを念頭に入れるべきです。
それから攻撃に参加する順番です。
後方でパスを回していてマズイと思ったら、わざと大きく外に出してボールキープを放棄する勇気も必要です。
しかし、ビルドアップも今のサッカーに必要なのはわかります。
結局は、守備も攻撃参加も周囲の状況をよく判断する能力が必要不可欠な事だと思います。
朴選手も、インタビュー記事でも自身の反省点として語っていたように、自身の技術力をアップして、よりGKとしての実力を身につけて欲しいと思います。
”攻撃的”という言葉に惑わされるな!
よくサッカー中継で解説者が、
「積極的に前に出ていいですね」
という声を聞くことがあります。
しかし、積極性が仇になることはたくさんあるので、状況によっては手放しに褒めることはできません。
例えば、2006年ドイツワールドカップの日本VSオーストラリア戦を思い出して欲しい。
あの時のGKだった川口選手も調子がよすぎた為、いかなくていいハイボールの処理をミスして失点してしまいました。
そして流れは一気に変わって、そのまま怒濤のごとく失点しました。
あの状況も1点リードのまま、チーム全体疲れがピークになった時間帯でした。
しかしその状況でも、川口選手自身は好セーブを何本かして熱くなっていました。
そんな時、あのミスが出ました。
⇓ 3:00からです。
あくまでもGKは冷静でいなければいけない。
自分が熱くなりすぎて周りが見えなくなると、それがチームに波及してしまいます。
冷静に状況を判断して、熱くなっている味方をなだめたり、常に的確なプレイができるのが良いGKの大前提です。
攻撃的かクラシックかのプレイスタイル目指すよりかは、GKとしての本質を忘れないように優先的に考えて欲しいです。
おわりに
現場レベルでは、GKの評価基準は向上してきてはいると思いますが、まだまだ出遅れているなぁと感じるところはあります。
ここで口酸っぱく言ってますが、世界的に通じるGKを輩出しない限り、日本の上位進出はありえないと考えています。
もう少しGKに、スポットライトを浴びさて欲しいなぁっと個人的には思います^^;
まぁわがままな意見なのかもしれませんねw
現役で頑張っているGKのみなさんに明るい光が届くように、GKの見識を広めていきたいと思います^^
それでは今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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