こんにちは! Nishi です。
現在では、日本人選手の海外移籍が当たり前になってきました。
今や南野選手のように、世界的な知名度を誇るビッククラブに移籍する選手も現れました。
また、久保選手や安部選手もそれぞれ名門レアル・マドリーとFCバルセロナの門を叩きました。
たくさんの人材を送っている日本ですが、日本人選手が移籍するには最も難しいとされているクラブがあるのをご存知ですか?
それはスペインリーグのアスレティック・ビルバオです。
アスレティック・ビルバオとは?
引用元:アスレティック・ビルバオ 公式HPより https://www.athletic-club.eus/
アスレティック・ビルバオは、スペイン北部にあるバスク地方のクラブです。
主な出身選手として、ムニアイン、ハビ・マルティネス、ジョレンテなどがいます。
1898年創立、1928年にリーグ戦が開催されてから一度も二部リーグに降格したことがないクラブです。
スペインで二部リ-グに降格したことがないクラブは、他にレアル・マドリーとFCバルセロナしかありません。
歴史も実力も兼ね揃えたクラブなんです^^
そのクラブに入団するのは、難しいとはどういうことか?っと疑問に思うかもしれませんね^^;
日本人選手の実力がつけば、いつかは入団できるはずっと思ったかもしれません。
しかし現実は、そんな簡単な話ではないのです。
このアスレティック・ビルバオは、バスク人の血が入っていないと入団出来ないのです。
厳密に言えば、バスク地方で生まれ育ってもオッケーなんですが、国際的な多様化が進む現代において極めて異質な存在と言えるでしょう^^;
そんなアスレティック・ビルバオが、元アルゼンチン代表のイグアインを獲得しようとしているニュースがありました。
あれっ?バスク人でなければダメなんじゃないの?っと思ったと思いますが、イグアイン選手は祖父がバスク人という事で、ルールに反していないという事です^^;
かつて、フランス代表の不動の左サイドバック、リザラズ選手も所属していました。
リザラズ選手は、フランス国内にあるバスク地方の出身であるため、フランス国籍のバスク人なので問題ありません。
日本人には、なかなか難しい国境と民族の話ですね^^;
アスレティック・ビルバオの特徴と歴史
そんな独特なポリシーを持つアスレティック・ビルバオですが、サッカースタイルも他のチームとは違います。
どちらかというとスペインサッカーのイメージは、イニエスタなどに代表される優雅なパスサッカーをイメージされるかと思います^^
しかしアスレティック・ビルバオのサッカーは、どちらかというとイングランド的な、背の高い選手にボールを集めるパワープレイが多いのが特徴的でした。
しかし、今は伝統のパワープレイだけでは勝ち抜くのは難しいということで、アルゼンチンの名将ビエルサを監督に召集したりと、戦術的な面も向上してきました。
他のクラブが、優秀な外国人などをチームに加えて戦力を強化している中で、バスク人のみで戦うのも相当なハンデのはずなんですが、勝ち抜くためにユース組織を充実させることで良い選手を自前で育てて対抗していきました。
それでも、一度も二部リーグに降格をしたことはないというのは、ホントスゴイと思います^^
なぜアスレティック・ビルバオだけこのようなチーム方針なのかというと、歴史的にもバスクは他のスペイン地方と人種・文化ルートが異なります。
言語もバスク語とスペイン語では違う区分になるそうです^^;
その為、元々自立性が高い地域でもあります。
そしてサッカー文化もスペインの北に位置していたため、海を使えばイングランドが近く、イングランド流のサッカーが根付いたとされています。
そのサッカー文化の影響で、アスレティック・ビルバオのユース出身者は、ポストプレイが強いFWやハードワークが得意で屈強な選手が多いのが特徴で、これまで数多くのスペイン代表選手を輩出しています^^
終わりに・・・
アスレティック・ビルバオの、こういった地味に見えるかもしれないこのブレないポリシーをもったクラブが、日本にでもあれば面白いなぁっと思っています。
例えば、〇〇県のこの地域の選手しか所属させないとかね・・・^^;
まぁ極端ですけど、チーム戦術は鉄壁の守備が伝統とか、意地でも攻撃サッカーでもありだと思います。
そういうクラブが何個かあって、日本代表を召集する際にそれぞれの特徴を活かした選手達が集結した時に、たくさんのオプションが増えて結果的に代表のレベルが上がると思っています。
まぁ、あんまり針を振り過ぎるのはよくないと思いますが、何かしらのポリシーは伝統として持っていた方がいいと考えています。
それが勝負の局面に対峙した時に、心の支えになるのでチーム作りをする上では持つべきだと僕は思います。
周りに流せれない、確固たる自分自身の核となるものは何をするにも大切に持っておきたいものですね^^
それでは今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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