こんにちは! Nishi です。
昨日のラグビーワールドカップの日本対スコットランド戦は燃えました!
互いに決勝トーナメント進出を賭けた身体と身体をぶつけ合う、まさに手に汗を握る展開。
テレビで観ているこちらもついつい「イケーー!!」や「堪えろーー!!」っと大騒ぎして観ていました^^;
ノーサイドの笛が鳴った時「ヤッターーー!!」っと絶叫しましたw
日本代表は初の決勝トーナメント進出^^
日本ラグビー界としては未知なる場所での挑戦ですが、次に繋がるより良い結果を期待したいものです^^
さて、そんな日本中がラグビーフィバーで盛り上がる中、ツイッターとか覗いていると度々見受けられるツイートがある。
「ラグビーは赤と白の日本国旗をモチーフにしたユニフォーム(ジャージ)なのに、なんでサッカーのユニフォームは国旗の配色じゃないの?」
やっぱりこの手の疑問は誰でも思うことですね^^;
だいたいどの競技も、国旗の色をモチーフにした配色をするのが一般的です。
日本でも、バレーや卓球も国旗で使われている”赤”を使っていますしね。
日本だけではなく、世界各国も国旗の配色でユニフォームを作ることが多いです。
ただ、サッカー日本代表のユニフォームの色が青なのにも理由があります。
しかし、しっかりとした理由は不明です^^;
俗説としては、日本のサッカーの歴史が本格的に始まったのは1920年頃。
当時は国内では天皇杯なども始まりましたが、国対抗の公式な試合はあまりありませんでした。
国別の大会は、南米や欧州でボチボチ始まってきた程度のものだったので、アジアでは尚更ですね^^;
そういう時代でしたが、香港など極一部の地域と国際親善試合として定期的に遠征を行うことがありました。
その時の遠征メンバーを決める際に、選手を選抜するではなく、国内の大会の優勝チームが日本の代表ということで国際試合に参加していました。
このような代表の決め方はカーリングのようですね^^
その時、強くてよく代表に選ばれたチームが今の東京大学。
この東京大学のユニフォームの色が、青色というより水色に近い色でした。
時は流れ国際的にもそれぞれの国と地域が代表チームを作ることになり、1936年のベルリンオリンピックの時には、今と同じようにチームが選抜されるのではなく、選手を選抜する代表選考をしていました。
その時ユニフォームはどうするかとなった時に、当時強かった東京大学のユニフォームの色をモチーフにしたという説があります。
その後は、国旗と同じく白をモチーフにした時代もありました。
(銅メダルを取った、メキシコオリンピックの頃。下は紺色。)
1980年代には上下真っ赤のナショナルカラーの時も一時ありましたが、成績も低迷し1990年初頭にJリーグも開幕するにあたり、代表チームも成績残さなきゃいけなくなり、昔のある程度強かった時代の配色を「日本の国土を象徴する海と空の青をイメージする色」として、今現在に至る青色をモチーフにしたユニフォームになりました。
写真は日本サッカー協会HPより引用
日本の場合は国旗の配色ではなく、日本サッカーの歴史と伝統を引き継ぐ色として今のユニフォームになっているんですね。
それはそれで僕はありだと思います。
日本以外にも、国旗の配色と違う国は少数派だけど存在します。
これらの国々も同じように”伝統の色”として受け継がれています。
例えば、前回記事に取り上げたイタリアは青色。
この色は、1800年代中期にイタリア全土を統一したサヴォイア家の紋章に青色があり、サヴォイア家の色でもあったことから、サッカーのユニフォームの色も青色になりました。
ドイツも同じようにドイツ統一を果たしたプロイセン王国の色が白色、オランダは今の国旗の赤色部分が昔はオレンジ色だったので、その当時の色を今も使っています。
国旗の色をとるか、歴史と伝統の色をとるか。
これからも国際試合などで、日本以外の国との試合を観る機会が増えていくと思います。
サッカーに興味がない、でも歴史や外国文化が好きだっという人でも、サッカーの試合でその国のユニフォームを見ると歴史や伝統がわかるかもしれません。
ただ単にサッカーだけではなく、こういう楽しみ方でもサッカーの世界に入ってくる人が増えてくれるといいなぁと思う今日この頃。
ご拝読ありがとうございました。
了
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