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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

ラグビーの試合後のお辞儀を見て、”自分たちのサッカー”を考えてみた。

こんにちは! Nishi です。

 

ラグビーのワールドカップがついに開幕しました!

 

日本代表も開幕戦、白星スタートと絶好のスタートを切りました。

 

この勢いのまま初めての決勝トーナメント進出を成し遂げて欲しいです。

 

さて、今回のワールドカップですが各国のハイレベルなプレイにも注目を浴びておりますが、別の角度からも注目を浴びているようです。

www.nikkansports.com

the-ans.jp

流石紳士のスポーツと呼ばれる所以でしょうか。

 

対戦相手の他にも、最後まで応援してくれた観客席にも最後に敬意を込めて日本式のお辞儀で応えてくれたのである。

 

こういう光景はいつ見ても心にぐっときます。

 

健闘を称えあう。

 

どのスポーツにも共通して言えることではないでしょうか。

 

少年サッカーに携わっている時も、挨拶をはじめ相手に敬意を払うことを必ず教えます。

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ただ、このことを言うと必ず誤解をしてしまう人がいます^^;

 

相手を傷つけないように激しくするなとか、嫌がる事したらダメだよとか・・・

 

僕はいつも思う。

 

むしろ全部逆をしろと言いたい。

 

少し言葉が乱暴になってしまいました。お許しを^^;

 

結局何が言いたいのかというと、相手と力と知力を精一杯ぶつけ合うのに、相手がどのように攻めてくるなどしっかり分析しろということ。

 

もちろん相手の弱点や、嫌なところも研究して戦略を立てます。

 

もちろん、ルールの上でです。

 

こうしてお互いのいいところ、悪いところを分析して試合で力の限りぶつけ合う。

 

それで決着がつくと「俺達精一杯やったよな」とか「ここちょっと甘く見て失敗したね」とか本音の気持ちがでてきます。

 

それは勝った方も負けた方も同じ。

 

だから健闘を称えることが出来るのです。

 

それらを怠り、相手のことを慮ってばかりだとこのような気持ちは生まれますか?

 

僕は生まれないと思います。

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日本のサッカーがまだ世界的に弱いといわれる要因のひとつは、この敢闘精神と思いやりを同一視しているのではと懸念を抱いています。

 

よく聞かれるのが、自分たちのサッカーをすれば勝てるんだという言葉。

 

一見、言葉尻はよく聞こえますが、前述でも述べましたが真剣に勝とうとするチームは相手の事をしっかり分析して、長所を消し弱点を容赦なく攻めるように戦略を練ります。

 

相手の事も見向きもしないで、自分たちのサッカーを・・・っと扇動するのは逆に相手に敬意を欠いていると思います。

 

自分たちの事しか考えていない訳だし・・・

 

本当に強いチームは、根幹はあるにしても試合の流れや選手たちのコンディションなど状況をいち早く察知して臨機応変にやり方を変えていきます。

 

それでより良い結果を掴もうとします。

 

賛否はあるかと思いますが、たとえ少年サッカーだろうが勝負に向き合う競技である。

 

本当に相手をリスペクトする上でも、自分たちのサッカーを盲信するのではなく、どんな状況でも正しい行動がとれる状況判断力を身につける方向に力を入れた方がいいと考えてます。

 

 

ラグビーという他競技ですが、サッカーフリークとしてはいつも目的と違う方向に向きがちなサッカー界の現状をつい憂いてしまいました・・・

 

今回のラグビーでの選手たちの観客席へのお辞儀も、対戦相手はもちろん応援に駆け付けてくれたファン達も、その試合を真剣に観てくれたと感じたからこその行為ではないでしょうか。

 

諸官は勇敢に戦われた。今や諸官は、日本海軍の名誉あるゲストである。

海軍中佐 工藤俊作

 

先の大戦で敵国の英国軍艦隊が撃沈し、その漂流していた英国兵たちを日本軍が救助した時の艦長の言葉です。

 

ラグビーだけではなく、僕の好きなサッカーにも本当の意味での敢闘精神が浸透していけばいいなぁと思う今日この頃。

 

ご拝読ありがとうございました。

 

了 

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