こんにちは! Nishi です。
ワールドカップの予選など日本代表の試合が近づくと、スポーツニュースでもサッカー関連の話題が多くなる。
今この選手が熱い!とか海外リーグでも活躍してます!とか・・・
そしていつもこういったニュースなどを見て思うことがある。
ゴールキーパーになかなかスポットライトが浴びないなぁ・・・(-_-;)
まぁ、地味なポジションですから視聴率が欲しいメディアにしたら美味しくない話題だとは理解してますがね。
ただそれは上辺しか見てないからなんだよなぁ・・・っと心のつぶやき。
ちょっと話はそれましたが、いつものようにニュース記事を読んでいるとゴールキーパーにスポットを当てている記事を見つけた。
ただ、その内容について僕の見解とは異なるものだったので少し触れたい。
この記事をざっくり要約すると、
身長が2mクラスのGKがいないとダメだ。
っと言っている。
GK出身者として一言言いたい。
それは違うっと。
ハッキリ言って、世界的に通用するGKの育成という問題の本質を見誤らせている。
これはいつもの日本サッカー界の悪い癖。
「欧州や南米の人は背が高いから高さやパワーで負ける」とか「アフリカ系の天然のスピードには勝てない」とか。
なんでもかんでもフィジカルのせいにする。
サッカーに関していえば、僕はそこは問題点の本質ではないと思っている。
特にこのGKの育成の記事に関しては間違っている。
身長が高ければたしかに有利ではある。
それは認める。
しかしそれ以上に重要な能力として、状況判断能力だったり咄嗟の瞬発力である。
GKのもっとも重要とされる役割は相手のシュートを防ぐことである。
身長が高くても、シュートに対する反応が遅かったり、意味のない所に突っ立っていて肝心のゴールを守れないのでは意味がない。
という事は、シュートを防ぐ技術を徹底的に追究していく方が大事だと思う。
身長など先天的なものに頼るのではなく、もっと技術や戦術的な事をしっかり指導しないとトップクラスの選手は生まれない。
190cm超えの選手をピックアップしていたが、全盛期を過ぎたかもしれないが、スペインのカシージャス(185cm)やコスタリカのケイラー・ナバス(185cm) 、メキシコのオチョア(183cm)など一線級で活躍している選手は結構いる。
むしろ体格的に恵まれないとされている日本は、こういった低身長でも活躍できるメソッドを研究して指導する方が重要だと思う。
背が高い人材のリクルートをただただ批判しているのではない。
力を注ぐところを見誤っていないかっというのを問いたい。
サッカーの醍醐味とは何か?
今回の記事は、そういった基本的なところから路線をずらすものだと思う。
日常社会でも同じことが言えることがあると思う。
問題点の本質を見失い、言い訳しやすい部分を探して、そればかり追いかけて問題からどんどんずれて行ってしまうことが・・・
そうならないように、問題点の本質をずらさないように反省する時は僕も注意したい。
ご拝読ありがとうございました。
了
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