こんにちは! Nishi です。
欧州各国の上位クラブが集ってカップ戦を行うチャンピオンズリーグに、日本人選手も多く参戦するようになりましたね。
20年以上サッカーを嗜んでいる身としては、ホント感慨深いものがありますね(^^;
チャンピオンズリーグは、世界中のサッカーファンが見守るビッグコンテンツです。
多くの人がその試合に注目するため、企業広告やテレビ放映権など大きなお金が飛び交うビジネス的にも大きな市場でもあります。
そんなチャンピオンズリーグというビッグコンテンツを大きく揺るがす、「欧州スーパーリーグ構想」という、誰もが知っているビッグクラブのみを対象とした新しいコンテンツの立ち上げ話がありました。
多くのクラブやサポーター達などの反対で立ち消えになった構想ですが、ここに来てスーパーリーグ構想が復活してきたようです。
スーパーリーグ構想復活
スーパーリーグ構想とは、世界各国の代表選手が集うレアル・マドリーやバルセロナなどビッグクラブだけを対象とした欧州カップ戦を設立するという動きが数年くらい前から話題になっておりました。
毎年各国リーグで上位を独占し続けるビッグクラブだけを対象にし、人気も実力もトップクラスの試合を提供するという壮大な構想でした。
しかし、このスーパーリーグ構想には、サポーターや各国の中堅以下のクラブ、そしてその対象となるはずのいくつかのビッグクラブも反対するという事態となりました。
理由としては、まずはビッグクラブだけ対象ということで既得権益になること。
ただでさえ巨万な富を誇り、莫大な収益を上げているビッグクラブ達がさらに潤い、中堅以下のクラブと資金的にも戦力的にも差が出てしまうと反対の声が多くありました。
ただでさえ資金力や戦力面で離されていっているのに、その流れに拍車をかける要因となりえるからです。
この動きに欧州サッカー連盟(UEFA)やFIFAも共鳴し、スーパーリーグ構想を唱えるレアル・マドリーなどのクラブにチャンピオンズリーグの出場権はく奪など圧力をかけ強く反対しました。
しかしこの度欧州裁判所が、このUEFAやFIFAの動きは、新しいサッカーコンテンツ立ち上げを阻止する行為はEU法違反にあたるとして違法判決を先日下しました。
この判決によって、スーパーリーグ構想が復活する運びになりました。
個人的には、今のチャンピオンズリーグのスタイルに慣れ親しんでいるのもあり、まさかのダークホース的なクラブが勝ち上がったりするのを見るのも楽しみなのもあってスーパーリーグ構想は慎重派だけど、スーパーリーグ構想が狙っている考えもわかる気がします。
チャンピオンズリーグの試合であれど、例えばリバプール対レアルマドリーやバルセロナ対マンチェスターシティの試合は見たいけど、ポルト対オリンピアコスの試合は見たいと思うかと言われれば、うーんと考えらさりますね…
日本人選手がいれば中堅国のクラブでも見るけど、実際中堅国のクラブの試合となれば見ないかな(^_^;)
昔は夜中によく中継してたから見ていたけど、これがライト層だと余計見ないですしね…
それに近年欧州ではサッカー離れが深刻だとも聞きます。
このような背景もあって、新たなスポンサーや放映権の獲得を目的として、新たなビッグコンテンツの設立スーパーリーグ構想に繋がりました。
サッカーファンとしては、ビッグクラブ同士の試合が定期的に見れるとなればスーパーリーグの方が需要ありそうですから、そのへんの考えにも納得できますね。
さらに今回は、前回サポーター達の支持を得られなかったのは、スーパーリーグには昇降格がなく、決められたクラブのみが参加するので既得権益化することを懸念され支持が集まりませんでした。
そのため提案者のペレス会長は、3部制にして昇降格があるシステムに変更し、これで支持をとりつけるようです。
上位下位リーグで昇降格があるなら、まだ妥協ラインとしては僕はありだと思いますね。
おわりに
ただそれでも反対意見はまだまだ多そうです。
現行でも過密日程が問題になっており、仮にスーパーリーグになると試合数がさらに増えるといわれています。
選手あってのサッカーですから、スケジュールの問題はつきまとうことでしょう(^^;
また通常の各国サッカーリーグの価値も下がってしまい、地方クラブはさらに財政的なダメージを受けることも予想されます。
地方クラブが減り身近にある国内のサッカーリーグが盛り下がると、サッカー人気も結局上向かない懸念もありますしね~
まぁこれは何とかなりそうな気もするけど、壮大なスーパーリーグ構想が今後どうなるか注目ですね。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了