こんにちは! Nishi です。
今日は、昨日開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第34弾です!
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
ダイビングセーブのための準備
まず最初に紹介するシーンは、福岡vs広島の試合から福岡GK永石選手のプレイです。
右サイドからの大きなアーリークロスからヘディングシュートを放たれますが、このコースをついたいいヘディングシュートに反応よく横っ飛びでセーブしました。
ポジションニングもよかったですが、シュート時に構える姿勢で、しっかり足を内側に入れて瞬時な動きに対応できるようにしていましたね。
ヘディングもほぼジャストミートしていただけに、姿勢が悪くて足が上手く運べないとなると、セーブできるものもできないですからね。
よくやりがちなミスとしては、がに股で構えてしまうこと。
がに股で構えているとこういった場面でいざ横へ低いコースのシュートをセーブしようにも、手が届かない場合があります。
膝を内側に入れることによって、足の運びをスムーズにさせ、厳しいコースにも反応できるようになりたいですね。
このセーブは、その基本通りのセービングだと思います。
微妙な変化にもしっかり対応
続いては、京都vs横浜FMの試合から、横浜FM・GK一森選手のプレイです。
右サイドの攻防から中央へ横パスが入り、コースを狙うようなタイミングをずらしたシュートを放たれますが、この癖のあるシュートを鋭い反応で弾き出しました。
意表を突くようなふわっとしたループ気味のシュートで、微妙に変化もしていたシュートをよく弾き出せたなっと思います。
ゴール前なので、速いシュートを多くの人が警戒する中、よく状況を見てギリギリまでボールを見ていましたね。
タイミングを外されて反応もできない可能性もありましたので、このへんも評価高いセーブです。
微妙な変化にも反応し、きちんと出した手を合わせていますしね。
最後までボールから目を離さないという基本がしっかりできていたナイスセーブです。
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、鹿島GK早川選手を選びました。
左サイドのコーナーキックからクロスがファーサイドへこぼれて、そこに待ち構えてマルセロ・ヒアン選手のニアサイド低めへのシュートをセーブしました。
このセーブシーンの一番のポイントは、クロスボールの落下点に合わせたポジション移動ですね。
クロスに飛び出さないという判断をした上で、しっかり落下点の状況を把握し、シュートに備えるための最適なポジションにスムーズ移動しています。
最短距離で最低なポジションを確保し、わずかだけど距離を縮めたのもいい判断でしたね。
自分が反応できる距離を保ちつつ、距離を縮めた。
そして距離を縮めたことで、シュートコースを狭めることもできました。
コーナーキックというゴール前に密集し、シュートも至近距離のシュートが飛んでくる可能性が高いので、心理的にゴールライン上にポジション取りたがるけど、勇気を持って一歩でも前に出たことで失点のリスクを逆に抑えたのは、隠れたファインプレイかなと思います。
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓(敬称略)
●福岡:永石…一番遠い低めのコースへ最短距離でのセービング
【アビスパ福岡×サンフレッチェ広島|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第34節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●鳥栖:パクイルギュ…実況の通り、いいシュートからのいいセーブ!
【サガン鳥栖×川崎フロンターレ|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第34節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●湘南:ソンボムグン…強引なシュートでニアをつかれるもいいポジショニングのおかげでナイスセーブ
【湘南ベルマーレ×FC東京|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第34節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
おわりに
Jリーグも昨日で全ての試合が終わりました。
なんだかんだいって今シーズンもあっという間でしたね(^^;
今シーズンも全ての試合で主にハイライトからですが、GKのプレイについてあれこれ解説させていただきました。
似たような場面も多々ありますが、GKの技術的な部分や心理面など少しでも多くの人に参考になればいいなっと思います。
来シーズンから2クラブ増えて20クラブでのリーグ戦となります。
試合数が単純に増えるので、GKのナイスプレイをまた多く見れると楽しみにしています。
来年も同じように、あまり知られることのないGKの深さや醍醐味をお届けできればっと思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了