こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第24弾です!
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
問題の源は準備不足…
まず最初に紹介するシーンは、京都vs札幌の試合から札幌GK大谷選手のプレイです。
右サイドのクロスに反応してクリアを試みるものの、クロスボールにミートできずに後ろに逸らせてしまいました。
後ろに流れたボールはディフェンスがクリアしますが、そのクリアボールを拾われてシュートまで持っていかれますが、運よく枠を外しました。
まずクロスボールに対しては、しっかりクリアして欲しかったですね。
ミートできなかった原因としては、クロスボールに対して一歩出遅れてしまっています。
クロス前からの状況でも、カウンターを食らったようなそこまで速い展開ではなく、ニア、中央、ファーと三通りの予測は立てやすかったと思う。
このような状況で、ニアに一歩出遅れるような踏み出しは控えたいですね。
慌てて前に飛び出してしまった形になってしまったので、その為クロスに対して上手くクリアできなかった原因になってしまいました。
失点には繋がらなかったけど、GKとしてはこのようなミスがないように修正していきたいですね。
フェイントにも惑わされない体幹
続いては、広島vs川崎の試合から川崎GKチョン・ソンリョン選手のプレイです。
右サイドのグラウンダーのクロスから、一度シュートフェイントに釣られてしまいますが、その後切り返した後のシュートにしっかり反応してセーブしました。
ゴール前の危ないシーンでも、慌てず冷静に相手選手の状況を見ていたおかげで、シュートフェイントにも完全に引っかからず、重心を残していましたね。
このようなピンチの場面でも、気合入れ過ぎて倒れ込むことがないようにしたいですね。
ポジショニングが的確であれば、際どいシュートでも楽な体勢で防ぐことができます。
そしてこのシーンのようにゴール前のピンチの場面でも、状況をしっかり確認して対応できるようになるので、ポジショニングで優位を作ってGK自身の余裕を作るようにしていきたいですね
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、FC東京の野澤選手を選びました。
右サイドの崩しから抜け出されて、シュートまで持っていかれますが、このシュートも反応よくセーブします。
そのセーブ後のこぼれ球も拾われて、ミドルシュートを打たれますが、このミドルシュートにも反応鋭い横っ飛びでセーブし、連続したピンチを救いました。
一本目のセーブ後のポジション修正がよかったですね。
反応はもちろん、セーブ後体勢を素早く起こして、二次攻撃に備えてしっかりポジション修正し、次のシュートにも備えたのが功を奏しましたね。
二本目のシュートはコースを狙われましたが、しっかり手が届くポジションを確保していたのもグッドです。
一本目のセーブがとてもよかっただけに、気持ちが高ぶってポジションを乱すケースもある中、落ち着いて対応していたと思う。
GKはやはり冷静さがとても大切だとつくづく思わせるセーブシーンだったと思います。
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓(敬称略)
●広島:大迫…カウンターからのミドルシュートを冷静に横っ飛びナイスセーブ
【サンフレッチェ広島×川崎フロンターレ|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第24節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●京都:太田…躊躇することなく前に出た好判断
【京都サンガF.C.×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第24節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●浦和:西川…こぼれ球を詰められるものの、いち早くシュートコースに入りセーブ
【浦和レッズ×名古屋グランパス|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第24節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
おわりに
やっぱりGKには判断力は重要ですね。
いくら運動能力が高くても、その力が最大限に発揮できる”素地”がないと、その力も半減してしまいます。
その下地になる要素としても、ポジションの良さも含まれますしね。
キャッチする技術、弾く技術、蹴る技術、こういった技術を最大限生かすためにも上記の要素のトレーニングも欠かさず行い、技術を磨いていきたいですね。
GKは難しいポジションだけど、それだけやりがいのあるポジションなので、いろんな人もチャレンジしていって欲しいですね^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了