こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第19弾です!
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
正面でのキャッチング
まず最初は、鹿島vs京都の試合から京都GK太田選手のプレイです。
左のコースを狙った中央やや距離のあるミドルシュートをしっかりキャッチしました。
何気ないプレイだけど、身体を正面にきちんと回り込んでキャッチし、確実にマイボールにした地味によいプレイでしたね。
シュートもそれほどスピードがないので、この基本動作を飛ばして無理な体勢でキャッチしたり処理しようとする場面が時折見られます。
しかし、その基本動作をサボらずに、時間的な余裕があることを念頭にしっかり回り込んで、ファンブルのリスクの少ない正面のキャッチで処理したGKの鑑ともいえるプレイでした。
横っ飛びでキャッチでも問題ないと言えば問題ないけど、印象としては余裕で処理できたという方が相手へのダメージの方が大きいと思う。
「こんな余裕で」とか、「難なくキャッチされた~」という印象を与え、相手選手のシュートの判断を迷わせる効果の方も僕は期待させたいと考えています。
やっぱりGKの重要な要素でもあるキャッチングは、できる状況なら確実にできるようになりたいものですね。
一瞬の判断力
続いては、C大阪vs福岡の試合から、福岡GK村上選手のプレイです。
左サイドからアーリークロス気味の低いクロスが、ディフェンスのクリアミスも重なり、こぼれ球を振り向きざまにシュートを打たれますが、このシュートをブロックしました。
クロスがこぼれてレオ・セアラ選手にボールが渡った瞬間に、一気に前に出たのがよかったですね
振り向きざまでミートし切れなかったことと、味方ディフェンスがカバーしていたことを差し引いても、前に出たことでシュートコースを狭めたのが大きな要因になりましたね。
振り向きざまということで、高めのコースよりも低いコースが来ると予測して低い重心で当たっているのもポイント高いですね。
慌てていると重心が高く当たってしまう傾向があるので、低く当たり、ボールが出てくる地表面をしっかりブロックしたナイスなセービング技術ですね
一瞬で思い切った判断ができるかどうかがGKの優劣の差になるので、極めていきたい技術ですね^^
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、横浜FCのブローダーセン選手を選びました。
コーナーキックからのグラウンダーのクロスをダイレクトで合わせた低弾道の強烈なシュートをセーブしました。
意表をつくコーナーキックからの低い弾道のミドルシュートでしたが、よく身体をたたんで手に当てましたね。
弾いた右手の出し方が特によかったですね。
リプレイ映像がよくわかりやすいですが、右手を後ろから前に出しているのがわかります。
ただ右手を伸ばすのではなく、後ろから前に押し出すように伸ばすと、その押し出した分、前方向に力が加わります。
速いシュートのパワーに負けないように、手の出し方も後ろから前に押し出すようにして対抗しなければなりません。
手で触ったけど、ボールの勢いに負けた…なんてことは結構ありますからね。
この技術も基礎技術として日々の練習で常日頃から意識して身につけて行って欲しいですね。
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓(敬称略)
●鳥栖:パクイルギュ…最高の踏切りからのナイスセーブ
【サガン鳥栖×浦和レッズ|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第19節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●札幌:菅野…1vs1からの低めのコースを右手一本でビッグセーブ
【ヴィッセル神戸×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第19節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●新潟:小島…至近距離でも勇気をもって前に詰めてセーブ
【アルビレックス新潟×サンフレッチェ広島|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第19節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
おわりに
今節の神戸vs札幌戦でイニエスタ選手の退団セレモニーがありました。
スペインの名門バルセロナやスペイン代表で高度なスキルで世界中のサッカーファンを魅了してきたスーパースターが日本のJリーグに来るなんて当時夢にも思わなったです(^^;
あれから5年の歳月が過ぎました…
日本でも魅力あふれるプレイを披露し、神戸もタイトル獲得するなど、イニエスタ選手の影響は選手達だけではなくクラブやサポーターたくさんの人が影響を受けましたね。
次なる移籍先はアメリカやアルゼンチンとの噂がありますが、
セレモニーの最後のコメントでは、「さようなら」ではなく「またね」と声をかけました。
いつかまた日本で会える日が来ることを期待しています。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了