こんにちは! Nishi です。
今日は、代表戦ウィーク明けのJリーグの試合から、僕が気になったゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第6弾です!
主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
キャッチorパンチングの判断
まず最初は、神戸vs京都の試合から神戸GK飯倉選手のプレイです。
左サイドからのクロスに対して、飛び出して処理しようとしますが、ボールがこぼれてしまい、そのこぼれ球を押し込まれ失点してしまいました。
おそらく映像を見る限りだと、クロスのボールをキャッチしにいったと思います。
しかし体勢が悪く、キャッチしきれずにファンブルし、ボールも中途半端な場所にこぼれてしまいました。
体勢が悪かったので、ここはパンチングでよかったと思う。
仮にキャッチに行くなら、確実に収めないといけない。
キャッチできたとしても、体勢が悪いもんだから、その後の地面と衝突した衝撃のことも考えて判断して欲しかったですね。
ダイビング時の衝撃って思ったより強いですからね(^^;
無論優先順位としてはキャッチが一番優先なんだけど、状況をしっかり考えてキャッチするかどうかの判断はして欲しいですね。
決めつけをしない冷静な判断
続いては福岡vs鳥栖の試合から、鳥栖GKパク・イルギュ選手のプレイです。
右サイドライン深くからのフリーキックで、多くの人がクロスだと思う場面でしたが、キッカーのクルークス選手が直接ゴールを狙ってきました。
しかし、パク・イルギュ選手はこのシュートも冷静に対応し、外へ大きく弾きました。
シーズンが開幕してから、どの試合でもハイクロスへの対応でダメ出しが多かったけど、このパク・イルギュ選手のプレイはナイスでしたね。
角度的にシュートの可能性が低く、先読みし過ぎてクロスだと思い込み、先に前に動いてしまいがちな場面でした。
ボールが蹴られたと同時を見計らって、先にクロスへ飛び出す準備するとゴールへ向かってくるボールに反応が遅れてしまうことがあります。
キッカーのクルークス選手は、そのゴールキーパーのスキを狙ったかもしれませんね。
しかし、パク・イルギュ選手は冷静でしたね。
思い込みで動かずに、一呼吸置いたように軌道を見極めてから始動しましたね。
始動後も慌てることなく、冷静にボールの軌道を見極めて弾きました。
この一瞬の思考力と判断力が好セーブに繋がったと思います。
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは湘南の谷選手、名古屋のランゲラック選手と迷いましたが、横浜FMの高丘選手を選びました。
最終ディフェンスラインでボールを回している時に、高い位置でボールを奪われ、一気に独走でカウンターをくらう場面になりました。
ドリブルで独走されますが、1vs1のシュートの場面を見事にセーブしました
高い位置でボールを奪われたあと高丘選手は、ドリブルで詰められながらも適切な距離を保ちつつ、ポジションを修正してペナルティエリアまで後退します。
後退する際に、一度ゴールとの距離と角度を確認するために振り返ったあと、一度も視線を外しませんでしたね。
その間もボールから視線を外さず、身体もサイドステップとバックステップしながら的確なポジションを取りながら移動します。
この一連の適切なポジション修正のおかげで慌てることなく、1vs1の局面も冷静にセーブできましたね
ゴールキーパーとして、やはり眼の力、特に空間把握能力は重要ですね。
一瞬の判断の遅れや、視線を外したスキをつかれてシュートを決められることもあります。
こういうわずかなスキを出さないためにも、一瞬見ただけで、どう対応するかやゴールまでの距離など的確に判断できる力をつけていきたいですね。
眼力アップ関連の過去記事↓
今節のナイスセーブ。次点はこちら↓
湘南:谷選手
https://youtu.be/FSZk6xt5BIE?t=231
名古屋:ランゲラック選手
https://youtu.be/hoIEQJORqCo?t=120
おわりに
代表戦も終わり、しばらくの間Jリーグの試合が続きますね。
今シーズンは、11月からワールドカップが開幕するため、リーグ戦の日程は前倒しで行われるので、連戦による疲労が気がかりですね(^^;
ワールドカップ前に疲労によるケガで長期離脱という不運もこれまで何度もありますからね…
スペインとドイツという優勝候補にも連なる強豪国との対戦も決まりましたから、少しでも代表候補の選手たちには万全な状態で本大会に臨んで欲しいですね。
まぁケガを怖がってプレイされてもそれはそれで困りますけどね(^^;
これからの試合は、日本代表への選考も視野に入ってくるだろうし、選手達の奮闘を今後も期待しています。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了