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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【スポーツ教育】勝利至上主義脱却へ柔道で小学生の全国大会廃止へ!サッカーなど他競技にも波紋が

こんにちは! Nishi です。

 

この時期、世間では春休み期間でもあります。

 

我が家では毎年春休みになると、だいたい一週間くらい姪っ子二人を預かります。

 

年々成長を感じてきて、そのパワーに圧倒されています(^_^;)

 

進級&進学の準備に忙しいこの時期は、新学期に備えての人事だったりルールの改訂が行われたりします。

 

スポーツ少年団や部活動なども同じですね

 

そんな子供たちのスポーツ活動に、大きな影響があるニュースが話題を呼びました。

 

全国大会中止の賛否

www.football-zone.net

先日柔道連盟の、ある方針決定が日本全国に大きなニュースとなりました。

 

それは、小学生の全国大会の中止です。

 

柔道だけではなく、子供たちの日々の練習の成果を試す場として、また目標のひとつとしてなじみ深かった全国大会を中止するという決定は、多くの人に衝撃を与えました。

 

中止の理由としては、「行き過ぎた勝利至上主義が散見され、心身の発展途上にあり物事の判断能力が未熟な小学生が勝利至上主義に陥るのは好ましくない」というものでした。

 

このニュースについて、賛否両論様々な意見がありましたね。

 

その競技を志すものとして、ひとつの大きな目標を失う事になり、競争力が低下する恐れもあります。

 

一方で勝利至上主義に走り、そのスポーツの楽しさや原理原則を見失ってしまうので、全国大会中止を肯定的に見る意見もあります。

 

僕も小学生年代の全国大会はいらないかなって思いますので、僕も後者の意見寄りですね。

 

小学生年代だけでなく、中学校・高校と、学生年代は、スポーツとは本来の意味通り楽しむものだという感覚を大事にして欲しいと思う。

 

特にそういう気持ちになったのは、社会人になってエンジョイフットサルに身を投じるようになってからですね。

 

エンジョイなので、サッカー経験者だけでなく、野球やバスケ、バドミントンなど他競技出身の人が多く参加していました。

 

その中で、学生時代の毎日毎日の練習とバリバリの理不尽なしごきで、その競技が嫌いになって、その競技に戻らずにフットサルをやってるっていう人が多くいました。

 

逆のパターンももちろんあり、別な知り合いは、サッカー部時代のしごきが嫌で、野球をやってる人もいます(^^;

 

このしごきが勝利至上主義の典型例なのかなって思います。

 

というのも、負けたら終わりの一発勝負である、トーナメント方式の大会が多かった背景もありますね。。。

 

そのため負けたら次がないので、なぜ負けたかの分析よりも結局気持ちが足りなかったとか、精神論で終結しがちになります。。。

 

その原因を取り除く意味でも、一発勝負の全国大会を廃止した意味はわかるような気がします。

 

極論には注意!

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ただ、勝利至上主義反対も言葉だけを鵜呑みにし過ぎてもダメだと思う。

 

例えば、勝つことが目的ではないから、ただ楽しもう!っという本来のその競技の競い合う部分をも無視した方向に舵を取り過ぎるのはちょっと危険かなって思います(^^;

 

あくまでも『楽しむ』の中に、『対戦相手に勝つ』というゲーム性を忘れてはいけないと思う。

 

サッカーで言えば、手を使わずにボールを進めて相手チームより多くのゴールを決めた数を競います。

 

そのゴールを奪って勝つための手段として、パス重視や、ドリブル、守備重視などチームによって様々目指すものはあります。

 

どれを目指すにしても、「目指した方法で試合したけど、なぜその試合勝てなかった」という、なぜ勝てなかったのかという部分をしっかり焦点あてて反省と修正をして欲しい。

 

パスサッカーにしろ、ガッチガチの守備サッカーにしろ、勝つための手段です。

 

その手段が上手くいかなかったのなら、しっかり反省と修正、そして実戦を繰り返すことは当たり前のようにやって欲しい。

 

ただ楽しかったねで終わらずに、そうすることでサッカーも極められるしね

 

そういうトライ&エラーを繰り返しやすい環境作りが急務だと思う。

 

むしろここが問題の本質なのかなって思います。

 

だから大会も一発勝負のトーナメント方式ではなく、どのクラブチームも同じ試合数になるリーグ戦が主流になって欲しいと思います。

 

これはサッカーに限らず、他の競技でもね。

 

今回のことで言えば、柔道の世界は詳しくわからないけど、僕のイメージではトーナメント式の大会が主流な気がします。

 

その大会方式を、例えば体重別にリーグ戦にするとか工夫してもいいと思う。

 

別に個人競技だからといってリーグ戦できないわけではないと思う。

 

プロの世界だけど、卓球や大相撲もリーグ戦で戦っていますからね。

 

個人でも大きく差が出るのなら、強さごとでカテゴリー設けるのもありだと思う。

 

それこそ大相撲のように、幕内や十両といったカテゴリーごとに明確に区別することで、それぞれの選手のレベルにあった目標値を立てやすいのでは…っと思います。

 

おわりに

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サッカーもリーグ戦が主流になり、その面では昔に比べるとよい環境になってると思う。

 

僕が学生だったころ(90年代)は、定期リーグ戦なんてなかったですからね(^^;

 

今やこんな田舎の地域でも、カテゴリー別でリーグ戦を行っています。

 

野球でも、関西の方でリーグ戦を重視している地区もあるようです。

 

今が日本のスポーツ教育・学校教育を見直し、改める時期なのかもしれないですね。

 

これから心身ともに成長していく小学生年代では、一発勝負よりトライ&エラーの環境の方がより多くの経験ができていいと思う。

 

子供達が成長しやすい、そういう環境を作るのが、僕ら大人の役目です。

 

政府やお役所だけに任せるのではなく、僕ら大人達がもっと真剣に考えていかなければならない問題なのかなっと思います。

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました

 

 

 

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