こんにちは! Nishi です。
今日は、火・水曜日に行われたJリーグの試合から、僕が気になったゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第7弾です!
主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
ゴールキーパーを志している人達への教訓
まず最初は、磐田vs川崎の試合から磐田GK三浦選手のプレイです・
右サイド斜めから入ってくるアーリークロスに、ディフェンスと相手選手が競り合いそのボールが真上に弾かれます。
そのハイボールをキャッチしようとしますが、キャッチミスをしてしまいこぼれ球を押し込まれ失点してしまいます。
まぁ問答無用でやってはいけないミスであり、時間帯的にももったいない失点となりましたね(^^;
それまでナイスセーブを連発してただけに余計に悔やまれるミスですね。
コメントの中には、ナイスセーブしてたおかげで勝ち点1取れたんだから~っと擁護する声もありますが、僕は厳しめにみるかな。
やってはいけないひとつのミスのおかげで、勝ち点2を失った方が重たいかなって思います。
それだけゴールキーパーというポジションは、チームの勝敗に直結するポジションです。
だから最初から最後までミスなく過ごすのがベストです。
ひとつのミスで自身の好プレイだけでなく、味方選手の決勝点もなくなり、チームの勝利もなくなりました。
ここは擁護ではなく、「しっかりしろ!」っと喝を入れる意味でも、厳しく声を上げた方が三浦選手自身のためにもいいと思う。
試合後のリアクションを見ていると、三浦選手自身も決して甘い考えはなく、この事態はわかっているようなので、この悔しさをバネにして今後の試合に生かして欲しいと思います。
ゴールキーパー殺し?
続いては、ゴールキーパーの場面ではありませんが、ゴールキーパー心理としてちょっと嫌だぁっと思って、福岡vs鹿島の試合から上田選手のゴールを紹介します(^^;
中央やや右寄りのペナルティエリア外でボールを受けた上田選手は、その場で軽くトラップ後、ワンステップもないくらいに素早く振りぬきミドルシュートを決めました。
ゴールキーパーとしては、踏み込みのステップや身体の開きからある程度コースなど予測するのですが、その情報が少ないとタイミングも取りづらくなります。
タイミングが取れない分動作が遅れてしまいます。
このゴールも、距離はありますが、ゴールキーパーとしてはトラップ後の動作も少なかったので、予測が立てにくく村上選手も反応遅れたと思います。
こういうゴールキーパー心理も考えて、いつもと違うタイミングでシュートを打つことも技術として持っておくと、パターンが増えて得点力があがると思います。
逆にゴールキーパーとしては、こういうシュートは打たせないように努力する必要がありますね(^^;
そういう技術がある選手にべったりマークさせるとか、不意打ちに備えてあまり大きくプレジャンプしないようにするなど対策は必要ですね。
こういった細かい駆け引きがあって、さらに得点力というものは磨かれるものだと思います^^
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、鹿島のクォン・スンテ選手、湘南の谷選手と迷いましたが…今節はC大阪のキム・ジンヒョン選手を選びました。
左サイドからのクロスボールをヘディングでドンピシャで合わせられますが、見事な反応でダイビングキャッチしました。
このセーブのポイントもポジショニングの良さですね。
そして、ポジション移動と同時にプレジャンプを行い時間短縮しています
前々回の権田選手も同じようなプレイがありましたね^^
ちょっとプレジャンプ大きいかなって思うけど、二つの動作を同時に行うことで、それぞれの動きの時間を省略し、反応する時間に余裕をもたせています。
ライン上でセーブできたのも、この動作のおかげで時間を作ったことが要因だったと思います^^
プレジャンプも取り過ぎると、空中に浮いているわずかな時間分動作が遅れる弱点を、ポジション移動の身体の移動でカバーする工夫も、ゴールキーパーとしての技術の差に出てくるのかなっと思います。
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓
●鹿島:クォン・スンテ選手
https://youtu.be/7CQApdKz68I?t=296
●湘南:谷選手
https://youtu.be/SGjBBQCz3tA?t=290
おわりに
今節の三浦選手のミスはある意味『ゴールキーパーとは?』を物語っているのかもしれませんね。
89分再三好セーブを見せて良いプレイしていても、最後の時間帯でミスしてしまう…
ゴールキーパーの残酷さを改めて知らしめるものだったのかもしれません。
何度も言うようだけど、ひとつのミスで明暗がガラリと変わってしまいます。
それだけ自身の行動に責任をもたなければいけません。
その責任を感じて、この割に合わないポジションをこなせるかがゴールキーパーの魅力であり存在価値だと思います^^
僕はそんなみんな敬遠したがるような役割を黙々とこなして、不可能といわれている仕事をいかにこなせるかが楽しくて仕方ありません(笑)
これくらいの気構えは必要かなっと思います^^
まぁ、〆の言葉としては、ゴールキーパーは楽しくてかっこいいポジションです!っと言いたいです^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了