こんにちは! Nishi です。
5レーン理論や偽サイドバックなど、現在進行系でサッカーの戦術はすごいスピードで変わってきています。
特に僕の出身ポジションであるゴールキーパーなんて、ビルドアップへの参加に代表されるように攻撃面での役割の他に、守備面でも守り方も学生時代と常識は変わりました。
世の中の流れといいますか、進化というものはつくづく感じます。
プレイ面以外でも、現代のサッカーで変わったものの一例として、VARの導入もそのひとつですね。
今日は、世界中でだいぶ浸透してきたVARについて話を進めていきます。
いまだに賛否あり!?VARの介入
サッカーに限らず、今いろんな競技で科学的なトレーニング法が発達してきて、競技スピードが上がってきていますね。
これは各種競技のレベル向上においては、大変喜ばしいことだと思います^^
しかしその反面、競技スピードが上がったため、判定を下す審判の負担が増してきました。
どの球技においても、ラインを越えたとか接触したとか際どい判定というのはよくある場面ですね。
たとえばサッカーでいうと、パス回しも人の動きも精錬され、また守る方も、素早く寄せたりと展開が速くなってきており、審判をする人間の目ではなかなか追いきれなくなってきました(^^;
その為、決定的な場面での誤審も目立つようになってしまいました。
ワールドカップなど主要大会でもその傾向が見られ、重要な試合で誤審があり、勝敗の明暗を分けることもありました。
選手によっては、結果によって選手生命が左右されるので、大きな誤審は死活問題でもあります。
その審判&選手に苦しい想いをさせない為にも、VAR(ビデオ判定)が導入された背景があります。
一見公正になるこの制度も、導入当初だけではなく今も賛否が分かれています。
反対派の意見としては、リプレイの確認中試合が中断し盛り下がるという意見があります。
少し古い記事ですがこちらも参考に↓
特に、「ゴールが決まったぁー!うぉ〜よっしゃー!!」って大喜びしたのに、ビデオ確認になってしまい、その判定が下るまでの待っている時間で、その熱が一瞬で冷めてしまいます。
こういうサッカーを通じての「楽しみ」を損ねているという意見もあります。
また「誤審もサッカーのひとつだ!」っという、そういう不運もサッカーの一部だという考え方もあります。
テクノロジー導入の意義
賛成派は、公正なジャッジを明確にして、不正の撲滅が大きな理由だと思います。
また審判の精神的な部分のケアもありますね。
審判の技術の問題という意見もあり、微妙なところはありますが、選手と同程度のスピードで展開を読みながら、審判の適切なポジションを取るのは至難の業だと個人的には思う。
だからVARの名前の通り、”アシスタントレフェリー”であり、あくまでもジャッジの正確性を補うものだと考えています。
個人的な僕の意見は、VARについては賛成ですね。
サッカーは別に生きていく上でなくてもいい存在だけど、多くの人に「幸福」を与えてくれるエンターテインメントです。
その幸福を与えてくれるエンターテインメントが、判定を下す審判へ不正な介入をする八百長が跋扈してもいいのか?っというところに行き着きます。
不正や八百長が跋扈すると、エンターテインメントとしての質も低下して、一般的なファンを失ってしまいます。
不正防止だけではなく、ファン離れの抑止としても、VARは支持しています。
しかし盛り下がるという意見もわかるから、オーロラビジョンにその場面を移して、判定が確定したら、理由を場内アナウンスで説明する(試合に出ている主審ではなく第4審判が説明)とかの工夫で、その不満はある程度解消されるのでは?っと個人的な考えはありますね^^
おわりに
今やどの競技でも当たり前になったビデオ判定。
ちなみにスポーツシーンで、世界で初めて導入したのが日本の相撲なのです。
考えや協会組織が古臭いとよく批判される相撲界ですが、世界に先駆けて最新テクノロジーを導入する柔軟性を持ち合わせたりしています(^^;
サッカーも比較的スポーツの世界では、古くて伝統のあるスポーツです。
サッカーの根幹を揺るがすような前提部分の着手には慎重になるべきとは思いますが、競技の進行や結果に大きな問題が生じるルールがあるのなら見直すのは健全だと思います。
日本国内だけではなく、世界全体も巻き込んだルールなので、今後も現行の課題点を深くつきとめてより良いルール設定をして欲しいと思います。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了