こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に行われたJリーグの試合から、僕が気になったGKのプレイを紹介する企画第32弾です!
主に、GKのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、GKの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
サッカーを見る時の、GKの見方として是非参考にしてみて下さい!^^
辛めの注文 その①
柏vs仙台の試合から、仙台GKスウォヴィク選手のプレイです。
柏の中央エリアでの連携から、ペナルティエリア外から放たれたミドルシュートを決められたシーンです。
正直GKからすると分が悪い状況ですが、セーブ時の腕を振り過ぎたかなぁという印象です。
一人中央にこぼれ球狙っていた選手がいたので、その選手を気にして外に大きく弾こうとしたのかもしれませんね(^^;
またバウンドが思っていたより跳ねて、スピードも予測よりも速かったかもしれませんね。
理由はどうであれ、セーブできた余地があったのに、ゴールを許したのは個人的にはマイナス評価です。
腕の上下の振りをもっと抑えて、腕で面を作ってしっかり壁を作って欲しかったプレイでした。
でもまぁ、前述の理由が強いかな?って情状酌量の余地はあるなぁっと思います(^^;
辛めの注文 その②
続いては鹿島vs横浜FCの試合から、鹿島GK沖選手のプレイです。
ペナルティエリア外中央よりやや右寄りからのフリーキックを直接決められた場面です。
沖選手は、シュートに対して順手(この場面でいうと右手)で処理しようと手を伸ばしましたが、ここは逆手(左手)を使った方がよかったね。
シュートの出だしが壁で見えなくて反応が遅れることはあるけど、この場面のハイライト見た限りだと見えていたと思う。
シュート後の、その先の軌道の読みが甘かったかなって思います。
この瞬間で、逆手のディフレクティングで弾くという判断ができれば、ジャンプのタイミングも変わっていたでしょう。
そして逆手を使って、手のひらひとつ分遠くに飛べることも加味して、この判断をして欲しかったです。
自分がインタビュアーだったら、この場面はどう考えていたのか本人に是非聞いてみたいですね^^
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは大分の高木選手を選びました。
中央の混戦から右に抜けて角度の鋭いところから、ファーポストのコースを狙ったシュートに鋭い反応で防ぎました。
ポジショニングから基本姿勢まで完璧な対応でしたね。
特にシュートに備える構えで、腕も下におろしていた事で低くて速いシュートに対するケアができています。
冷静に基本通りの対応ができた事は高評価ですね^^
この基本姿勢が、こういった至近距離では効果を発揮します。
ゴール前に近づけば近づくほど、ゴールを奪われる確率は上がりますので、緊張感が高まります。
緊張し過ぎて冷静さを失って、フォームもバラバラになってしまったりします。
顔をそらしてしまったり、身体が“面”を向いていないこともあります。
こういった場面で冷静に対応できるかどうかで、GKの良し悪しの差が生まれてくるのだと思います。
おわりに
いつもひと通りハイライトを見ていますが、今節印象に残ったのがG大阪vs札幌の試合でのひとコマ。
G大阪が大量5失点してしまう試合でしたが、3失点目の時に、G大阪の東口が「いけよもっと!」って檄入れてたのが印象的でした。
この試合ハイライトで見て、ディフェンスが下がり過ぎて札幌にドリブルやシュートを打ちやすい状況になっていました。
おそらく東口にしたら、最初の失点あたりからそれを危惧して指示はしていたのに…っていう心内があったのかな?って思ったシーンでした。
失点すると、心理的に失点しないようにラインを下げて引いてしまいがちです。
弱気に引いてしまうと、この試合のように、知らず知らずのうちに相手にシュートやドリブルなど好きなようにプレイできる環境を与えていまいます。
チーム戦術にもよると思いますが、同じ引くにしても明確性がないと事態は好転しないなぁって思いました。
気持ちだけでも、しっかり執念というか負けない闘志は持ち続けて欲しいですね(^^;
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了