こんにちは! Nishi です
今や日本人選手の海外移籍は結構当たり前になってきました。
今夏もオナイウ選手や三苫選手など、日本から新たに海外へ移籍する選手もたくさんいました。
また欧州間で冨安選手のように別クラブに移籍する選手もいます。
サッカーという同じスポーツですが、日本から他国はもちろん、欧州も各国(リーグ)によって特色が違ったりします。
海外と日本との違い
あるインタビューで吉田選手は、「DFはできるだけ若い内に海外に行った方がいい」と言いました。
それは日本では例えば、スピード勝負になればこれくらいなら対応できるという、ある程度仕掛ける守備範囲に余裕をもって想定して対応できるけど、海外に行けばその余裕の想定外のところから足が出たり、1段階スピード上げたりと対応をひとつひとつ先を読まないと抜かれてしまうというものでした。
昔から海外選手と日本人選手を比べて、日本人選手の球際の当たりの弱さなどは、ここに起因していると見ている側でも思いますね(^^;
その足りない部分を今後課題として補っていけば、海外選手にも屈しない選手が今後増えていくと思う。
このへんの意識改革にも注目したいですね。
とりわけ同じ海外でも、やはり国によってはサッカーの傾向が違います。
サッカーの傾向といえば、パスサッカーやドリブルなど個人技主体など、攻撃面で語られることが多いですが、守備面でも特徴は変わってきます。
例えば、プレミアやブンデスリーガだと組織サッカーが根付いて来たとはいえ、対人での強さが強調される傾向かな。
一方でイタリアは、個人の強さよりかは、集団的な動きいわゆる戦術を駆使したやり方を重要視している国だと思います。
個の守備ではなく、集団としての守備といったところかな。
おそらく90年代ころからサッカーを見ている人なら理解してくれると思う(笑)
イタリアサッカーの守備戦術
イタリアと言えば、カテナチオという代名詞の通り堅い守備が売り。
でも注意して欲しいのは、守備が堅いと言っても、中東や弱小勢力が使うようなゴール前に人数を多くするベタ引きサッカーとは違います。
このへんプロの解説者でも誤認しているところがあるけど、実際は中盤からプレスをかけて、そのプレスに連動するようにディフェンスがカバーをする、練り込まれた組織守備のサッカーが持ち味。
だから冒頭の記事でもありましたが、イタリアの方が下位クラブでも文化として成熟しているので、集団で守る守備戦術を学ぶ上では適していると思う。
個でボールを取るというより、中盤から最終ラインまで連携しながらボールを包囲して奪うようなイメージかな。
例えば、サイドからドリブルで突破されても、後ろがカバーしやすいところにドリブルで追い込むといった具合。
そういう戦術的な守備を学べるので、2年間過ごしたイタリアサッカーは冨安選手にとって今後大きな財産になると確信している。
これから日本の守備を担う選手も、まずイタリアを目指すのも悪くない手だと思う。
ただ、イタリア移籍となるとEU枠の関係で移籍が難しいのもあります(^^;
そこで逆にイタリア人指導者を日本に呼ぶのも手かな。
個に依存しない集団的な強みを活かしたサッカーは日本にもあうと思うし、落ちぶれたとはいえ、DF&GK陣はイタリア移籍も念頭に入れて欲しいですね^^
おわりに
イタリアサッカーを見て育った僕としては、再びイタリアに脚光を浴びてくれるのはとても嬉しいです(笑)
最近では、多くのスター選手が所属しているプレミアリーグやリーガ・エスパニョーラ、日本人選手が多いブンデスリーガに目がいきがちでしたからね(^^;
イタリアサッカーの復権なるかも注目ですね。
まぁ、マネーパワー的には難しいのが現状かな(^^;
それなら尚更、質を上げて欧州の世界でも健在ぷりを証明して欲しいです。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了