こんにちは! Nishi です。
今日は週末に行われたJリーグの試合から、僕が気になったGKのプレイを紹介する企画第12弾です^^
主に、GKのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、GKの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
神の一声
札幌vs仙台の試合から札幌GK菅野選手のプレイです。
仙台の波状攻撃にあった場面で、ホント小さな事ですが大事なことなので取り上げました。
右サイドから送られてきたクロスボールに対して、味方ディフェンスに「クリア!」と大きな声をかけています。
特段このプレイだけではなく、他のGKも同じようなことはやっているプレイだと思いますが、視聴者からでもわかりやすく伝わりやすい場面でしたので取り上げました。
これまで守備がダメと批判されている札幌の守備陣の中でも、菅野選手の好セーブで度々失点を免れています。
菅野選手の好セーブの多さには、こういうしっかりした声かけも要因かと思います。
これはGKとして重要な”技術”のひとつです。
状況や球筋が違えば、フィールド選手もダイレクトに処理すべきかトラップする余裕があるかわからない時もあります。
このようにハッキリと「クリア!」って言ってくれると咄嗟に対応できたりします。
フィールド選手よりも視野が広いGKは、自分自身のプレイだけではなく、味方選手にも的確な指示を出すことによって失点を減らすことができます。
個人の身体能力だけに頼ってはいけないと、何気ないこういう場面でも教えてくれているんだなっと思います^^
ディフェンス陣の怠慢
続いては横浜FMvs横浜FCの試合から、GKというよりチームとしてちょっと気になった場面をピックアップしました。
コーナーキックからの横浜FCの失点の場面ですが、六反選手ももう少し大きく弾いて欲しかったなって思うけど、そこまで注意するほどでもないです。
上に弾くという選択肢もあったかなって思いますが、それよりもディフェンス陣がセカンドボールに対して全く反応していないのはいただけないかなって思います。
ほぼ全員棒立ちでしたね(^^;
人数的にも守備側の横浜FC側が有利なのに、セカンドボールを拾われた時点で横浜FM3人に対して倒れている六反選手とカバーしていた選手の二人しかいません。
守備側のセカンドボールに対する意識が低いのも、失点が多い原因なのかもしれないですね。
こういう悪いクセが失点を重ねている原因だと思うので、トレーニングの時にしっかりチェックしておいて欲しいですね。
またGKもこういう味方選手の怠慢は、試合中でもすぐに指摘して修正するような指示出しも必要です。
そういう時は、怒る必要もありますね。
怒り過ぎもよくないけれど、こういう怠慢はしっかり怒る方がいいですね。
監督のようなチームマネジメント能力もGKは備えておかないといけないですね(^^;
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブはだいぶ迷いましたが、浦和の西川選手を選びました。
試合終盤でのビッグセーブ三連発!
浦和としては、慌ててもおかしくない一本でも防ぎ漏らせば勝ち点2点分失う場面でしたが、3場面とも冷静な対応でミスなくセーブできましたね。
この大ピンチの場面でも、集中を切らさなかったのは高評価です。
とりわけ一本目のセーブは、ゴール至近距離でフリーになった状況で、慌ててしまってGKの体勢も崩しやすい場面でしたが、前に詰めて身体もブレずにしっかり面を作っていますね。
こういう冷静な判断と技術力はあっぱれですね^^
身体を伸ばして手や足などが届くポジションにしっかりいることも重要ですね。
僕がポジショニングにいつもうるさく言うのは、こういうピンチの場面でしっかり活きてくるからです。
それを体現してくれたのが、このビッグセーブ三連発に詰め込まれていたと思います^^
おわりに
なんとなく今回はGKの声出しの場面が多くなりましたね(^^;
よくサッカーで使われる言葉として、「GKの声は神の声」と言われます。
フィールドにいる選手にとっては、フィールドを一番広く見れるGKの声が一番信頼性のある情報源なのです。
そういう意味でいうと、GKは司令塔だと思うのでGKを指導する時には小学生年代でも社会人でも共通して教えています。
それだけ重要な役割を持っているので、責任や重圧はかかりますが、逆にやりがいのあるポジションだと思う。
光が当たりににくいポジションだけど、こういうGKの見えない努力を一人でも多くの人がわかってくれるといいなぁって思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了