こんにちは! Nishi です
今日は雑記です^^
僕は生まれも育ちも北海道の南側、道南地方出身。
札幌など他の地域に比べたら歴史や文化が古いので、他の北海道では味わえない独特な感覚を味わえます。
言葉や食文化がそうですね^^
しかし長年住んでいると、その違いに気づかない^^;
高校を卒業して札幌の専門学校に進学した際、一言二言会話しただけで、
「函館の人?」
っと、すぐに出身地がバレてしまいます(-_-;)
たしかに僕の生まれた所は浜だし、浜言葉が飛び交う中で育ったけど、実家は漁師でもないので周りに比べたら訛りはないし、むしろ言葉はキレイなほうだと思っていたんですけどね・・・(-_-;)
やっぱり都会の人が聞けばすぐにわかるんですね^^;
そんな鬱屈した気持ちで都会に住んでいましたが、浜育ちだからこそ、都会育ちにはない知識を得ることがありました^^
そのひとつが”屋号”を読めることですw
屋号ってわかりますか?
道南だけの風習だけではなく、漁師町や、古くから商売されている方ならわかると思います^^
屋号とは、下記のような〇〇商店というお店の看板の前に掲げられている、家紋のようなもののこと。
手書きで非常に下手くそで申し訳ございません(-_-;)
上記は左から、”ヤマキ”と”カネナカ”と読みます。
有名な企業でいえば、老舗醤油メーカーのヤマサやデパートの三越がありますね。
屋号には、”ヤマ”や”カネ”の他にも〇や▢の中に、家主の生まれた干支を入れたり、名字をいれたりして「マル~~」や「カク~~」と呼びます。
因みにうちは”△”で、ウロコという屋号です^^
そもそも屋号はなぜつけられたかというと、昔はある集落に同じ名字を名乗る人が集まりすぎると、例えばどこの佐藤さんか鈴木さんかわからなくなってしまいました。
そこで屋号をつけて、どこの佐藤さんや鈴木さんかわかるようにしたのが由来とされます。
また、商売する際にも、例えば佐藤さんは海産物を売るお店、”佐藤商店”を開いたとします。
同じく別な佐藤さんは農作物を直売するお店、”佐藤商店”を開きました。
看板だけだと、どの佐藤商店が何を売っているのかわからなくなってしまいます。
顧客を極力混乱させないように、それぞれ別な屋号をつけると屋号をみれば、
「あっ、この屋号は海産物のほうね」
っとわかりやすくしたという由来もあります。
浜の漁師町でもその風習は今も残っており、一件記号のようなものでもだいたいすぐに読めます^^
読み方としては、記号+文字がだいたい基本です。
記号も似た記号でも読み方が変わります。
例えば・・・
左から”ヤマ”、”ダキヤマ”、”ツゲ”と呼びます。
この記号は小学生くらいならみんなすぐ覚えているので、都市部の人間よりかは日本語の読解力が上がりますww^^
しかしこの屋号がすぐに読めるからといって、社会に大いに役に立ったかというと自分の体験談としてはそうでもないかも・・・(-_-;)
ただこういった屋号の風習も、先人達が顧客が困らないように考えた知恵のひとつだと思います。
ですから、この屋号文化と自分の家で持っている屋号は大切にしたいと思います^^
今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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