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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカー】マンツーマンディフェンスはもはや限界なのか!?個人的な考察も踏まえてマンツーマンディフェンスの可能性

こんにちは! Nishi です。

 

当ブログでも散々語っていますが、現代におけるサッカーでは、戦術の進化が目まぐるしく、往年のサッカーファンとしては、今は何がトレンドなのか追いかけるのも大変です(^_^;)

 

自分でも言うのもなんですが、少年時代からずーっとサッカーを追いかけて来た自分でさえ大変なんだから、普段はザーっとしか見ないいわゆるライト層からすると何のこっちゃって感じだと思います…

 

まぁ難しい話は置いといて、細かい事を言えばひと言では足りなくなる戦術論ですが、かみ砕いて話せることもあります。

 

カウンター重視だったり、サイドアタックだったり、細かいプロセスを置いとけば、何となくやりたい事は理解できるものもあります。

 

今回はそのひとつでもある、守備戦術のマンツーマンディフェンスについてのお話です。

 

やっぱりマンツーマンディフェンスは現代に合わない?

www.football-zone.net

昨年久しぶりにプレミアリーグに返り咲き、1部残留を果たしたリーズ。

 

その要因になったのは、奇才・ビエルサ監督によって鍛え上げられた緻密な攻撃サッカーが大きかったと思います。

 

プレミアリーグの覇権を争うマンチェスターシティを相手にしても怯まず、果敢に攻めを貫くその姿勢は、多くの世界中のサッカーファンをも魅了するサッカーを展開しています。

 

そのビエルサ監督率いるリーズは、多様な攻撃戦術を誇るものの、守備戦術に至ってはもはや“古い”と形容されるマンツーマンディフェンスを採用しています。

 

というのも、ビエルサ監督はこれまで率いたクラブでは、徹底してマンツーマンディフェンスを採用しております。

 

マンツーマンディフェンスとは、その名の通り、人に対して守備につくわかりやすいものです。

 

サッカー以外でも、バスケットボールでもよく取り入れられる戦術ですね。

 

エンジョイ感覚で身近な友達を集めてサッカーやろう!ってなれば、だいたい守る時ってマンツーマンになると思います。

 

もちろんプロともなれば、そう単純な話ではなく、きちんとサイドに追い込むようにとか、ある程度の決まり事はあります。

 

話はリーズに戻すと、昨シーズンはそのマンツーマンディフェンスも上手くハマり、それに伴い攻撃も活性化し、順位も9位と昇格組ながら一桁順位と健闘します。

 

しかし、今シーズンはそのマンツーマンディフェンスが上手くハマらず、昨シーズンのような旋風を起こせていないのが現実です。

 

理由としては、主力選手に離脱者が多くてベストな布陣を組めない事を上げられていますね。

 

マンツーマンディフェンスの特性として、個が個に当たるので、どうしても球際や競り合いの強さだったり、相手に追いつけるスピードだったり個人の能力に依存しやすくなります。

 

レギュラー選手ともなれば、そういった要素を兼ね揃えている選手が多いけど、そうではない選手だとやっぱり個人能力は落ちるのは当然ですね(^^;

 

そして、マンツーマンの引き剥がし方法として、個人での突破や二人三人と複数人数を使って連携して動かすことでマークを引き剥がしていきます。

 

この引き剥がしをさせない為にも、やはりそれに追いつけるスピードが必要になるわけで、個人能力に依存する部分があります。

 

今シーズンのリーズの不振は、こういったマンツーマンディフェンスの弱点がモロに出た側面があります。

 

それでも消えないマンツーマンディフェンスの良さ

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マンツーマンディフェンスは現代のような、ボールだけではなく人も連動して意図的にスペースを作ったりする戦術には脆く、もはや”古い”と言われてますが、僕は使いようによっては使えるとも思っています。

 

今シーズンのリーズのように、主力選手がいなくなった時のリスクはもちろんあるけど、そのリスクと現実をきちんと踏まえておけば局地的にも十分使えると思う。

 

フットサルの話だけど、チーム立ち上げ時はゾーンで守ろうにも互いの選手としての特徴などもわからないし、どこで仕掛けるかやカバーも統一化されていない状態なので、ディフェンスとしてガバガバでした。

 

ところがシンプルにマンツーマンディフェンスにすると、人につくという単純で明快な分、これが上手くハマったりしました。

 

チーム作りに時間がなかったり、またはフットサルのようにコートが狭いとか似たような局面なら、マンツーマンの方が有効だと思います。

 

また、疲れてきている突破力のある選手に対して、フレッシュな選手を送ってベッタリマンマークつけるのもありだと思います。

 

まぁ今は、社会人から小学生年代までも含めてクラブで、ある程度練習時間あるから、ゾーンディフェンスもしっかり練習できると思います。

 

しかし、マンツーマンでの対応の仕方、また逆を言えば攻略の仕方は覚えておいた方がいいかなって思います。

 

結論としては、どちらか一方だけ理解するのではなく、両方のメリットデメリットを常に理解しておくということかな。

 

逆を言えば、相手チームがどのような守備戦術を布いてきても、攻略の糸口を掴めるという利点にもなると思うしね。

 

特にゴールキーパーは、より両方の特徴を把握しておいた方がいいかなって思います。

 

例えば、チーム全体ではゾーンディフェンスだけど、コーナーキックの時マークの受け渡しが難しい時もあります。

 

そこは臨機応変に、「マンツーでついて」っと指示を変えてもいいと思う。

 

背の高い選手が競り合いに来たら普段DFやってる子より、フォワードの背の高い人にマークつけた方がよかったりしますからね。

 

このへん先に取り決めを行っていないと、コーナーキックの時にもゾーンで守るもんだっと誤解する選手もいるので、予め言っておくのがいいかなって思います。

 

結構このへんあいまいにして、ゾーンで守ったら身長差でミスマッチ作られて、やられた経験もありますので…(^^;

 

まぁ今は、長身選手には長身選手をマンマークつけさせたりするのは一般化しているから、そこまで気にしなくてもいいとは思うけど一応念のために!っと思います^^

 

おわりに

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まぁ個人的にはゾーンディフェンスの方が好きですね。

 

血液型がA型のせいか(いわゆるダメA型だけど)、きっちりそういうところはしっかりしたいタイプなんで、予め決め事はしっかり作っておきたいので(^^;

 

でも局地的にはマンツーマンの方がいい時もあるので、そこは拘らないように気をつけてはいます。

 

マンツーマン=古くてダメな戦術っと固定概念的に排除するのではなく、戦術の幅を広げる為にも特性を理解することが大切だと思う。

 

そして、状況に合わせた判断も監督やコーチだけではなく、選手も理解していくことで、より上のレベルに上がれると僕は思います^^

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました

 

 

 

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