こんにちは! Nishi です。
国内のJリーグは残り6試合となり、日を追うごとに優勝や降格が決まってくる終盤戦になってきました。
一方欧州では、8・9月に開幕したので今は序盤戦。
開幕スタートに成功した失敗したなど、順位もまだまだ入れ代わりが多い時期ですね。
まぁ日本より強豪クラブが一極化している欧州各国リーグでは、これから徐々に順位も地力がある強豪クラブが上位に固定化されていくでしょう。
そんな欧州サッカー事情ですが、アラフォー世代の僕らにとって、ちょっと懐かしくもある、おもしろい記事があったので紹介します
今や懐かしいセリエAのセブンシスターズ時代
欧州サッカーでも、特に人気や実力的にも魅力の高いリーグとして、プレミアリーグ(イングランド)、リーガエスパニョーラ(スペイン)、セリエA(イタリア)、ブンデスリーガ(ドイツ)が4大リーグとして言われています。
ネイマールやメッシなど、サッカーそこまで詳しくない人でもわかるようなスター選手達を揃えたパリ・サンジェルマンが所属する、リーグ1(フランス)も加えて5大リーグと表現する事もありますね。
そんな世界のサッカーを引っ張るリーグでも、優勝を争うクラブが2〜3クラブに固定化されています。
中でも、ドイツのバイエルンミュンヘン、フランスのパリサンジェルマンなど、〇連覇と1クラブが独占状態になっているリーグもあります。
フランスは昨シーズン連覇は途切れましたが、相変わらず大型補強にも余念がないので、またしばらく一強体制は続くでしょう(^^;
2カ国の他にも、イタリア・セリエAも、ユベントスが独占状態でした。
しかし、昨シーズンで連覇も途切れ、新シーズンになった今シーズンも、順位は拮抗しており、かつての一強独走状態のリーグ戦に戻ることがなさそうですね。
最近復調してきたACミラン、インテルの両ミラノ勢に加え、近年チャンピオンズリーグなどでも下馬評を覆し好成績を収めているアタランタ、ナポリも上位にしっかり食い込んできています。
更に首都クラブであるローマとラツィオも食らいついていますね。
複数のクラブで優勝を狙うリーグ戦になり、セリエAは拮抗したおもしろいリーグになろうとしています。
現在では、マンチェスターシティ、ユナイテッド、リバプール、チェルシー、トッテナム、アーセナルを擁するプレミアリーグがそれに当たるかな。
現在のプレミアリーグのように、かつてはセリエAが世界の最高峰と呼ばれていた時代も、今シーズンと同じように優勝を狙うクラブが複数ありました。
セリエAでは、当時はその優勝を狙うクラブが7クラブあった事からセブンシスターズと呼ばれていました。(ユベントス、ACミラン、インテル、ローマ、ラツィオ、パルマ、フィオレンティーナ)
このように優勝を争えるだけの力を持ったクラブが多かった時は、今週のどこかで必ず強豪同士の対戦があって、その試合の行方で一喜一憂していた思い出がありますね^^
優勝予想に困るくらい、実力が引き締めあってるのは、見る側としてもおもしろい事だと思います。
セリエAから学ぶJリーグの将来像
日本のサッカーファンの中には、日本にも欧州の強豪クラブのような圧倒的な実力&資金力を擁したビッグクラブがリーグ戦を独占しなきゃダメだっていう意見も実は少なからずあります。
その資金力で、国内だけでなくアジアや世界に向けた戦いも意識した強化と経営戦略を~という理由があるようだけど、僕はそう思わないかな。
たしかに日本も、戦術的なことや育成など世界から学ぶものはたくさんあるけど、何でもかんでも欧州では〜の”出羽守”じゃなくていいと思う。
※出羽守→俗語で「世界では~」「先進国では~」っと、何でもかんでも他者の例を引き合いに語る人のこと。出羽守(でわのかみ)とは日本の古代から中世にあった地方行政官の官職名。「○○では~」に、かけた揶揄。
僕の考えは、リーグ運営は興業的にも成功させなきゃいけないものとも思っているので、一極化したリーグ戦は魅力的にどうなのかなって思います(^^;
公平公正なルールの元で、純粋に実力&資金力でやりくりした結果で飛び抜けたクラブは出てもいいと思うけど、何か別の力を使ってまで一極体制になる必要はないと思う。
それに欧州ほど、他国の強豪クラブとの交流がないアジアでは、国内で強いクラブをたくさん育てる方がレベルアップに繋がると思うしね。
Jリーグでは今は、川崎の一強時代かもしれないけど、ポテンシャル的にはやはり名門の横浜FMと鹿島は黙っていないでしょう。
両クラブともに、根強いファンもいますし資金力の面やユースも優秀ですからね。
資金面に目を向ければ、浦和と神戸も今シーズンは、アジアチャンピオンズリーグ出場権争いに今もいますから、来シーズンは熾烈な優勝争いの中心になって欲しい。
今上げたクラブだけでも5クラブになります。
この5クラブが中心になって、リーグ戦を引っ張るだけでもおもしろさは増すと思う。
そして日本の場合、経済大国なので大口スポンサーになり得る企業がたくさんある事もメリットですね。
そのため下位クラブでも大手のスポンサーがついたりします。
徳島の大塚製薬や京都の任天堂とかがそうですね。
下位クラブでも欧州程圧倒的な格差はないので、普通に上位に勝つことなんて日常茶飯事。
優勝争いが混迷になりやすい要素がたくさんあるので、先に上げた5クラブ以外のクラブが突如のし上がることもあり得ます。
おわりに
一局集中になり過ぎて欧州でもサッカー離れが囁かれる中、セリエAが“原点回帰”したのも偶然ではないのかもしれないですね。
そう考えるとJリーグもポテンシャルはあると思います。
だからこそJリーグは、もっと地元民のシンボルとなる地域に密着したクラブを増えていって欲しいと思う。
全国のトップリーグになれば、宣伝広告力としてもスポンサーとしても美味しい話ですしね。
その為にも、肝心のサッカー自体が強くておもしろいものでないと、お客さんもついてこないですね。
クラブ強化の為に運営も大変だと思うけど、サッカーレベルが高い実力拮抗したリーグ戦になるように、ファンの一人として期待しています^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了