こんにちは! Nishi です。
今日は、先週末に行われたJリーグの試合からGKのプレイで気になったプレイを紹介します。
主に、GKのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、GKの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
タイミングの取り方
今回のGKのプレイにピックアップは、浦和の西川選手一本でもよかったかもしれないです(^^;
この試合は、はっきり言って西川選手のセーブ集になりましたねw
これだけシュートを止められると、相手も今日はシュートが入らないという錯覚を起こさせます^^
そうなると、GKとしてはしてやったりという感覚になります。
立て続けにナイスセーブを見せましたが、その中でも動画1:38からのシーンが印象的でした。
外からのクロスボールに、ドンピシャで合わせたヘディングシュートを反応鋭く止めました。
ポジションをニアサイド(ボールに近いサイド)から中央に入れ替える中で、シュートが身体の動きと逆方向に飛んできましたが、上手く反応できたのはシュートのタイミングを合わせるワンステップが抜群によかったです。
このタイミングの取る両足の動きも、地面にできるだけ足をのせて瞬時にボールに反応できるように準備をしていました。
このタイミングの取り方は多くの人が勘違いするのですが、完全に飛んでしまうと飛んでいる間にボールが飛んできた時に、その間何も身体を動かすことができないので反応が遅れる原因になります。
タイミングをとる時は、動画の西川選手のようにできるだけ膝を使ってタイミングを取ってシュートに対応するように心がけて欲しいものです。
PK時の姿勢
同じく浦和vs広島の試合からもうワンシーン。
浦和レオナルド選手のPKのシーンですが、結果的には逆を突かれてゴールを許しましたが、広島GK大迫選手のPK時の待ち構え方はよかったと思います。
ボールが蹴られるまで、ギリギリまで身体を動かさずに待ってから動いています。
PKの場面は、GKが圧倒的不利な状況です。
GKが早く動きすぎると、それを見てキッカーはボールを蹴ることができます。
できるだけこちらの動きは察せないように、ギリギリまで局面を見極め我慢が必要です。
キッカーもGKの動きを見ながら蹴る傾向が強いので、本当にギリギリの勝負ですが我慢することは大切です。
余談ですが、人によってはわざと動いて相手を動揺させた方がいいと考える人もいるでしょう。
僕もどちらかといえばそっち派でしたが、経験ベースで言うとあまり上手くいきませんでした(^^;
それから僕はギリギリまで待つようにスタイルを切り替えました。
ですから、尚更今回の大迫選手のPK時の待ち構え方はよかったと思いました。
逆手を使ったお手本のようなセービング
FC東京vs名古屋の試合から。
名古屋GKランゲラック選手の逆手を使った大きなセービングです。
ここ最近逆手のセービングを取り上げてきましたが、お手本のような逆手のセービングでしたので取り上げました。
動画のように、逆手のセーブは反対の手を伸ばそうとするのでその分遠くに飛べることができます。
また、身体を捻る動作が加わるので動画のようにボールに力が加わり大きく弾くことができます。
これだけ大きくクリアできれば、セカンドボールを拾われてシュートを打たれる場面も消すことができます。
欧州や南米のGKは、この逆手の使い方が非常に上手いと思います。
というか、みな普通に使いこなせている印象を僕は抱いています(^^;
出羽守と言われるかもしれませんが、海外と国内でのGKの指導の質の違いでしょうか。
このへんの根拠となるデータはありませんが、何となく個人的主観でそう感じています。
身体が諸外国に比べると小さいと言われているのであれば、身体を大きく使う逆手の技術を尚更早い段階から教えていく必要があると僕は思います。
おわりに
先週はサガン鳥栖クラブ内で、コロナ陽性クラスターが発生し、鳥栖との試合が中止になりました。
リーグ戦も次と次の二試合も中止が決まりました。
感染予防対策はしていたと思いますが、いずれこのようなことは起こるだろうなっと思っていました。
鳥栖側も感染予防対策を怠ったわけではないので、あまりキツく責めるようなことは避けて欲しいなっと思います。
決められたルールの中で僕らもそのルールをしっかり守って、外出時も感染予防しっかり行っていきたいですね。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了