こんにちは! Nishi です。
コロナ禍の影響で延期になっていた、チャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント準々決勝が行われました。
延期になった影響で、通常ならホーム&アウェイで2試合行われるんですが、今年は一発勝負になりました。
一発勝負になったことで、ビッククラブより戦力的に劣るクラブにも大きなチャンスとなりました。
まぁ、そうでなくてもここまで勝ち上がるということは実力があるってことですけどね^^
そんなレギュレーションが変わったチャンピオンズ・リーグで思わぬ展開がありました。
優勝候補の大量失点による敗戦
優勝候補と目されていたバルセロナが敗退しました。
しかも、8失点というサッカーではあまり見ないスコアで試合に敗れました。
この大敗にクラブ関係者やバルセロナファンもショックを隠しきれないようです。
負け方も対戦相手のバイエルン・ミュンヘンのハイプレスにどっぷり嵌まってしまい、有効な打開策もなく無様に敗れてしまった形です。
最近、バルセロナの戦い方に綻びが出てきていると警鐘がいろんなところで鳴らされてきたが、その懸念が実体化したようです。
特に多くの人に言われていたのが、“メッシ依存”である。
メッシは言うまでもなく、誰もが知るスーパースターであり、彼の独力で結構何でも解決してしまいます。
そんなメッシの能力に頼り過ぎたツケが、現状のバルサの脆さに繋がっていると指摘しています。
僕もこの指摘には共感しています。
ここ数年補強が上手くいっていないせいもあり、よりその依存度が高くなっている印象もある。
相棒のスアレスも勝利に大きく貢献しているが、それでもメッシ依存は目立っていました。
元イングランド代表のファーディナントも、「移籍市場に大金を使ってるが、結局メッシやベテラン選手に頼りきっている。明らかに間違ったお金の使い方をしている」と語っています。
ここでいうベテラン選手はピケやブスケッツのことでしょう。
たしかにこの古参組以外ではあまり多くの名前は聞かないですね…
これからはメッシ依存脱却と合わせて、ベテラン選手と若い選手や新戦力との融合をきちんと考えるべきだと思う。
世代交代の難しさ
メッシ依存に頭も抱えるバルセロナの問題も、僕らの日常にも共通しているものがあります。
営業でも事務でも、能力の高い人に仕事など任せっきりになったりします。
それはそれで、任される方も期待されているという責任感も湧いてくるのでいいと思いますが、何かしらのトラブルでその人が抜けてしまった時は大きな損失になってしまいます。
その時になって慌てて修正しても、なかなか上手くすぐには修正できません(^^;
言い方悪いけど、いなくなってもいいようにバックアップは持っておいた方がいいと思います。
完全なバックアップ保存は出来なくでも、最低限支障がない体制を考えておく事は大事なことだと思います。
バルセロナが今直面している問題はこのことだと思います。
サッカーは、最早誰か一人の個人の能力だけでは試合に勝つことは難しくなりました。
これはもう何十年も前から当たり前になりました。
誰か一人に依存しないスタイルも同時に考えて、実践していかないとまたなかなか勝てない暗黒時代に戻ってしまいます。
チーム作りは、賢く回していかないといけないという教訓ではないでしょうか。
おわりに
バルセロナはかつて下部組織の育成を軽視し、移籍選手を中心にチーム作りをしていた時期もありました。
短期間の間はそれなりに勝てましたが、持続的な力は備わってはきませんでした。
その為、なかなか優勝争いに加われない暗黒時代に突入したこともありました。
しかし、その方針を反省し、下部組織の育成に力を入れシャビやイニエスタ、メッシなど下部組織出身者と、その選手達を補う形で移籍市場から選手を獲得していきました。
その方針転換がきっかけで、常勝クラブに復活し、これまでの数多くのタイトルを獲得してきました。
しかし、今やそのベテラン選手に頼りっきりになってしまいました。
もう一度強化方針を見直して、強いバルセロナの復活を目指して欲しいです。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了