こんにちは! Nishi です。
流行の流行り廃りは世の常。
この服の色や柄流行ったけど、今は誰も着てないとかよくありますよね(^^;
サッカーの世界もそうです。
戦術や技術の発達によって、流行や廃りがあります。
今回取り扱うのが前回予告した通り、FWです。
FWの人数から時代背景がわかります^^
元々サッカーは、手を使用するかどうかでサッカーとラグビーに分かれましたが、同じフットボールとしては根本は同じです。
相手のゴールを目指してボールを運ぶゲームです。
そんな起源をもつサッカーは、サッカー黎明期にはこんなフォーメーションが主流でした。
1-1-8です。
FWが8人います(^^;
この形を見ると、ラグビーと何か共通するものがあるとわかりますね。
まだパスやドリブルで、相手陣地を切り崩すという戦術がまだなかった時代は、ボールを遠くに蹴って、それをたくさんの人数で追いかけて奪い合うのが主流でしたので、この布陣がベターでした。
その後、パス戦術も浸透し、オフサイドルールの改正もあり前線に重心をおくより後方にも人数を割かなければいけなくなり、登場したのが2-3-5です。
WWフォーメーションといわれているもので、攻撃と守備の分業のような形になりました。
この形が主流だったのは、各国でリーグ戦が始まった頃の1920年代です。
その後、攻撃力が高いチームに対抗するためにWMフォーメーションとよばれる3-2-5も登場します。
しかしブラジルでは、4-2-4の布陣を敷くことになります。
これは宿敵アルゼンチンの攻撃陣があまりに強力だったので、ディフェンスの枚数を増やしたことによって自然と発生したものでした^^;
その後1950年代は、マジック・マジャールと呼ばれたハンガリー代表が世界を席巻します。
それは前線の選手が、ポジションチェンジを繰り返すことによってマークを攪乱させるものでした。
その戦術を、チーム全体でポジションチェンジが出来るように考えたのが、アヤックスやオランダ代表で使われた4-3-3です。
これは現代にも伝わる形ですね。
ちょうど同じ時期頃にブラジルでは、4-2-4から進化した4-4-2の布陣が敷かれるようになり、こちらも現代サッカーに通ずるものになりました。
このように時代とともにFWの数は、8→5→4or3→2と人数が減ってきているのがわかります^^;
これは選手個人の技術と攻撃戦術が向上した為、それに対抗する為守備戦術が向上していった結果だと思います。
サッカーは例え話で、”丈の短い毛布”といわれています。
頭が寒いと思い頭を隠すと足が寒くなり、足にかけると頭が寒くなります。
それと同じで、攻めていると後方の自陣ゴールの守備が疎かになります。
いわゆるチーム力が弱いチームはこの理屈に則り、強いチームに対抗するためには守備を固め、カウンターを狙います。
強いチームはその固い守備を崩す為に攻撃戦術を編み出し、またある時は防ぐための守備戦術を編み出す・・・
その繰り返しが、歴史とともに戦術の変化を生み出してきました。
そして現代はスペースの概念が日常化し、固定化されたFWをおくより流動的な選手の動きを求められる為、1トップが主流となってきました。
下手したら0トップのチームがあるくらいですからね^^
100年以上の時間をかけて、FWの人数が変わるのは何とも不思議な感じだなって思います。
これから先の未来ではどうなるのか?
それらを想像するのもまた、サッカーの楽しいところなのかもしれませんね^^
またボール蹴りに行こう!
今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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