北の大地の南側から

サッカー・フットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカーからみる近現代史】世界最強を誇ったハンガリー代表が現代にも残した功績

こんにちは! Nishi です。

 

ここ最近、近現代史の話しを交えながら記事を書いていたらボリュームがありすぎて、一話でまとめきれていません^^;

 

いつの間にか”サッカーからみる近現代史シリーズ”としてシリーズ化してしまいましたw

 

まだまだ僕のブログの来訪者は少ないですが、その数少ない定期的読者様からも評判がいいので、このシリーズたまにやろうと思います^^

 

前回は悲劇的に終焉を迎えてしまった、ハンガリー代表の軌跡を記事にしました。

 

www.mariaazzura-nishi.com

 

今日は続きの話しになります。

 

このままハンガリーのサッカーは悲劇の歴史として幕を閉じるのか・・・っと思われますが、彼らの功績を引き継ぐ者が現れました。

 

それはブラジルオランダでした。

 

ブラジルは、今もサッカーが詳しくない人でも名前と強さがわかるくらいの強豪国。

 

しかし1950年代ころは、まだまだ絶対的な優勝候補ではありませんでした。 

 

1950年の地元開催のワールドカップでは、優勝出来ると意気込んでいましたが、ウルグアイに負け優勝出来ませんでした。

 

このままではいかんとブラジルは、当時世界の最先端の戦術を使って勝ちまくっていたハンガリーからコーチを呼び、その戦術をとりいれました。

 

ハンガリーが当時使っていた戦術というのは、当時サッカー界の主流は”WMシステム”と呼ばれる3ー4ー3のフォーメーションで各ポジションがそれぞれ明確に役割を果たす形でした。

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このような感じで前の5人が攻めて、後ろの5人が守るという明確に役割分担されていました。

 

ところがハンガリー代表は役割は決めず、真ん中の9番の選手は後ろに下がりDFを引きつけて、空いたスペースを後ろの8番と10番が前に出てゴールを狙うという戦術をとりました。

 

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基本的な戦術はこんな感じでした。

 

びったりマンマークの時代に”スペース作り”というものを編み出したハンガリー代表。

 

対戦相手は、このスペースをつく攻撃に対応できずにいました。

 

これがハンガリーが強かった仕組みです。

 

この戦術を取り入れようとブラジルは、ハンガリーコーチなど指導者から指導を受け、ブラジルに合うように改良しました。

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ブラジルでは伝統的に4バックが主流でしたので、4-2-4の布陣でハンガリーと同様の戦術を使い、そして1958年のワールドカップで見事優勝することができました。

※4-2-4はハンガリーも対戦相手によって使っています。

 

その後ブラジルは58年、62年、70年大会で優勝するなど正真正銘のサッカー大国としての地位を獲得することが出来ました。

 

続いてオランダでの話し。

 

オランダの国内リーグのアヤックス・アムステルダムを率いていたミケルス監督が、ハンガリーの戦術を参考に自分のチームに嵌めていきました。

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出典:Wikipediaより 

ハンガリーは、主に前線の選手だけのポジションチェンジ&スペース作りでしたが、ミケルスは守備面でもこの考えを踏襲し、マークの受け渡しや時にはDFも前に上がる戦い方を作り上げました。

 

いわゆる”トータルフットボール”といわれているものです。

 

サッカーをする人は、皆聞いたことがある言葉だと思います。

 

このトータルフットボールは、現代のサッカーの常識でもあるラインの押し上げや選手を追い越す動きだったり今に通じるものです。

 

その源流が、政治的な不運で消滅してしまったハンガリー代表だということは意外と知られていません^^;

 

しかし知られていなくても、彼らの功績を称えそれを受け継ぎ後世に伝えられていることは幸運だったのかもしれませんが、こういう出来事は二度と無い方がいい。

 

スポーツには、お金など経済的なものは絡んでくるのは仕方がないことではあるが、政治は絡めて欲しくないと思う。

 

政治が絡むスポーツは、スポーツ本来の楽しさや美しさなど輝きを色褪せさせるからだ。

 

選手達が存分に力を発揮できる場を、少しでも多く提供できるかを第一に考えて欲しいです。

 

ということで今日はこのへんで。

 

ご拝読ありがとうございました。

 

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