こんにちは! Nishi です。
僕が小学生の頃にJリーグが誕生しました。
当時のJリーグブームに乗っかっていた一人ですw
そして、生まれたてのJリーグで一番人気と実力があったのはヴェルディ川崎だったと思います。
キングカズこと三浦知良、ラモス、武田、柱谷、北澤、ビスマルクなど名選手がたくさんいました^^
そんなヴェルディ川崎の母体は読売クラブ。
Jリーグ創設前の、日本リーグ時代から名門クラブとして名を馳せてました。
そしてその読売クラブのライバルが、横浜F・マリノスの母体の日産自動車でした。
Jリーグ創成期も、両クラブはライバルクラブとして名勝負を繰り返してきました^^
しかし現在は、F・マリノスはJリーグチャンピオン、ヴェルディはJ2でもがいているクラブと両極端になってしまいました。
日本リーグ時代からサッカーを観ている人からしたら、今の現状は淋しいものなのかもしれませんね^^;
どうしてこうまで差が開いてしまったのか?
いや寧ろ、どうして日本サッカー界をリードしていたヴェルディが落ち込んでしまったのか?
一番の原因は、90年代後半ころの親会社の読売新聞社絡みのゴタゴタからではないでしょうか。
ヴェルディは当時川崎市に本拠地を置いていましたが、人口が多くて集客が見込める東京に本拠地を置きたいと考えていました。
しかし、Jリーグの規約により基準に満たしたスタジアムが東京にない為、それは却下されていました。
それに加え、ヴェルディ側は野球と同じく企業名を堂々と名乗らせて欲しいと開幕当時から言っていました。
これもJリーグ規約と理念で、企業スポーツではなく地域密着の運営を要求していたために却下していました。
ヴェルディの親会社だった読売新聞はこれらに不満が溜まっており、またヴェルディの運営も大きな赤字が続きこれ以上投資ができないと判断し撤退してしまいます。
そういったゴタゴタの期間中、東京にスタジアムが建設されると念願の本拠地を東京に移すことになるんですが、もうその時にはほとんどのサポーターは同本拠地のFC東京に奪われてしまいます。
また、クラブに所属していた選手達もちょうど衰えてきた期間でもあり、主力選手の放出が続きました。
その後は若手の活躍もあり、なんとかJ1に踏みとどまるものの、人気と実力は低迷したままで2006年にはJ2に降格してしまいます。
2009年には再度J1に昇格するも一年で降格し、現在もJ2でくすぶっているシーズンが続いています。
ヴェルディの失敗は、地域密着型のスポーツクラブ運営の在り方に対して理解と想像力が乏しかったところではないでしょうか。
野球などで見られる企業スポーツも、一見成功したと思われますが、企業の経営が悪くなるとそのスポーツ自体出来なくなる危険があります。
それを危惧してサッカーでは、地域密着型スポーツとして歩みを進めました。
いまやその理念が、バスケットボールやラグビーなど、他のスポーツでも使われるようになってきました。
こういった、これから先のスポーツの在り方について明確なビジョンを持てなかったのは失態だったと思います。
F・マリノスも横浜フリューゲルスとの統合など紆余曲折はありましたが、Jリーグ理念に沿った運営を続け、その後もリーグ戦連覇など果たしたりしています。
ヴェルディにしてみると親会社に振り回されてきた感じがしますが、今一度原点に立ち返りクラブの立て直しをして復活してもらいたいものです^^
名門クラブの復活は、オールドサッカーファンを喜ばせますので今後とも期待していきたいです。
今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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