こんにちは! Nishi です。
先日、プロ野球のドラフト会議がありました。
毎年行われる、その年の新人選手を各球団交渉権を獲得するためのイベントです。
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しかし、野球以外でドラフト制度で新人選手の交渉権を決める競技はあまりありません。
サッカーの場合も同様、新人獲得は完全自由競争です。
このドラフト制度は、アメリカやカナダの北米で盛んに行われているアメリカンフットボールが戦力均衡を図る為に行った制度が始まりです。
有望選手にはどうしても注目が集まります。
巨額な契約金競争になってしまうと、資金的に余裕のあるチームはその資金力でバンバン選手を獲得出来て強化はできますが、貧乏なチームはいつまでたっても弱いままになってしまいます。
その為、公平なリーグにする為にドラフト制度が作られました。
このドラフト制度をアメリカのメジャーリーグも取り入れ、日本のプロ野球も取り入れたのです。
では、サッカーはどうか?
サッカーは自由獲得競争なのでドラフト制度はありません。
ここで疑問に思う方がいるかもしれません。
サッカーにも、強いチームと弱いチームがあるんだからドラフト制度導入して戦力均衡させた方が面白いんじゃないのかっと。
まぁそう考えても不思議はないですね^^;
これは、それぞれの競技の根本的な考え方と盛んに行われている地域性に違いがあります。
サッカーは欧州・南米で盛んに行われ。EUなどにも代表されるように国境・国籍を越えた自由競争を是とする地域が中心です。
その為、ドラフト制度を導入してしまうと、EU法などにある”契約の自由”に対する制限に抵触する恐れがあるため原則禁止されています。
北米のプロスポーツリーグはチーム数が固定されています。
その為、どのチームも同じような戦力だとリーグも盛り上がるという発想があります。
一方、サッカーは無数のチームが存在し、リーグのカテゴリーを分けていて成績の良し悪しで昇格・降格があります。
これも自由競争と同じ発想で、生き残りたいのであれば自身で強くなる必要に迫られます。
そこで、いわゆる弱いといわれるチーム=資金力がないチームは生き残る為に、いい選手を育てたり発掘して、その選手を強いチーム=資金が豊富にあるチームに高い移籍金で売り、その移籍金で強化を図ります。
それはそれで、強者も弱者もそれぞれ置かれた立場で強化を進めていくことができ、いろんな価値観が広がって僕はいいシステムだと思います。
ドラフト制度も、チーム同士の戦力の均一化を図る為にもありだと思います。
しかし完全ウェーバーでなかったり、選手が好きなチームに入れないとなると何だか制度に疑問を抱いています。
入団して5年くらいしたらフリーになれるとか、もう少し選手側の事を考えた制度にした方がいいように思えます。
とりあえず、プロの道に進んだ選手達には頑張ってもらいたいです。
ご拝読ありがとうごいました。
了
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