こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第3弾です!
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
速攻の起点に
まず最初に紹介するプレイは、町田vs鹿島の試合から、鹿島GK早川選手のプレイです。
コーナーキックの場面で、クロスの処理のためパンチングでクリアをし、こぼれ球をシュートされますが、このシュートもキャッチして防ぎます。
キャッチ後すぐに攻撃のスイッチに切り替え、サイドに素早いスローイングでチャンスメイクをしました。
コーナーキックのクロスの処理は、相手選手二人が飛び込んできたにも関わらず、パンチングし切ったのは良かったですね。
注文つけるとしたら、空中戦でも吹っ飛ばすパワーは欲しいかなっと言ったところだけど、まぁ相手選手もクロスに飛び込んできて、二人相手だから分が悪かったのは事実(^^;
クロスの処理後も、すぐに体勢を立て直してシュートに対応し、そのシュートもキャッチングで攻撃をリセットさせたのは高評価。
キャッチ後の切り替えも素早く、サイドに出したのも、中央に相手選手が固まっていたのを察知したような、判断の早さは評価したいですね。
スローの軌道も、バランスを崩し低めだったので、少し危うさはあったものの、取れそうで取れない高さだったし、スピードもカウンターの起点としては質はいい軌道でした。
GKには切り替えの早さも求められます。
守備だけではなく、攻撃の起点となったいい場面だったと思います。
パワーをつけるポジショニング
続いては、C大阪vs東京Vの試合から、東京V・GKマテウス選手のプレイです。
コーナーキックのクロスを合わせたヘディングシュートを、ゴールラインギリギリのところで横っ飛びセーブで防ぎました。
ゴール前の至近距離のため、ポジションも前方へとれないGKとしては苦しい状況下ですが、そういう難しい局面でもシュートをクリアすることを考え、ゴールラインより一度下がってからセービングのポジションを取りました。
下がった時にそのまま下がるセービングではなく、後ろ→前とポジションが変わっているところがポイントです。
このワンステップ下がったことで、ゴールライン際でシュートをとらえる時に、前方向に弾くパワーが加わりましたね。
少しでも弾くパワーを前方向に入れたのはナイスポジショニングです。
その後のプレイで味方ディフェンスがひっかけてPKを与えてしまったのは不運でしたが、このセーブはセーブ前の一瞬のポジション移動は見事なものでした。
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、広島の大迫選手を選びました。
右サイドを切り裂くカウンターからの1vs1。
右から味方ディフェンスの寄せがあったので、無理に飛び込まず、しっかり寄せ切るまで我慢しました。
そして、味方ディフェンスの寄せを確認して、ニアコースを重視したポジショニングもグッドです。
シュートは、逆サイドを突かれますが、我慢して冷静にシュートの行方を見極めていたので、しっかりシュートにも反応してナイスセーブでした。
味方ディフェンスの寄せも計算に入れたナイスポジショニングからのナイスセーブで、GK出身者好みの玄人技でした。
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓(敬称略)
●C大阪:キムジンヒョン…意表を突くディフェンスの間を狙ったボレーをナイスセーブ
【セレッソ大阪×東京ヴェルディ|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第3節 | 2024シーズン|Jリーグ - YouTube
●磐田:川島…至近距離のわずかなスペースでも受けではなく攻めのセービング
【ジュビロ磐田×柏レイソル|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第3節 | 2024シーズン|Jリーグ - YouTube
●湘南:富居…角度とディフェンスの寄せも計算されたナイスセーブ
【アビスパ福岡×湘南ベルマーレ|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第3節 | 2024シーズン|Jリーグ - YouTube
おわりに
横浜FMvsG大阪の試合は、横浜FMがアジアチャンピオンズリーグでベスト8に進出したため、1試合未消化ですが、この2チーム以外は開幕してから3試合終了しました。
注目されたいたJ1初昇格で高校サッカーの名将・黒田監督が率いる町田が、開幕3試合で勝ち点7を獲得し、上位につけ話題を呼んでいますね。
チームの決まりごとがしっかりしていて、攻守ともに連動しているサッカーは、個人的には見ていておもしろいですけどね。
ロングスロー戦術とか荒いとか、批判の声もありますが、僕はそうは感じなかったけどなぁ(^^;
ロングスロー有無論は、もう何度も言っているので割愛しますね。。。
でもまぁ今年のJリーグの台風の目になっているのは間違いないので、今後どこまで勝ち点伸ばして上位に食い込めるか注目ですね。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了