こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第8弾です!
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
時には割り切りも大事
まず最初は、鹿島vs神戸の試合から、神戸GK前川選手のプレイです。
左サイドからクロスを上げられますが、タイミングずらされながらも弾き出しましたが、このクリアを拾われてしまいます。
クリアボールを拾われたところを折り返されて、シュートを打たれてゴールを許してしまいました。
ここはシンプルに、ピッチ外に出した方がよかったと思う。
ピッチ外に弾けば、こぼれ球を拾われることもなかったし、守備を一度整備もできます。
フワッと緩いクロスだったこともあって、タイミングが崩された体勢で、クリアするには弾く力に期待ができません。
そのようなボールの球質も読んで対応して欲しかったですね。
また、クロスが入る前に逆サイドの動きも注意深く観察しておきたいですね。
「ファーサイド(クロスの遠いサイド)に相手選手がいるのではっ」と注意していれば、即座にピッチ外へのクリアの判断もできたかと思います。
周りの状況の洞察力の重要性と、弾くならしっかり弾き切ることを注意したいですね
ここ最近の傾向?
続いては、新潟vs福岡の試合から福岡GK永石選手のプレイです。
ペナルティエリア外およそ18mくらいの距離の、角度があまりない左サイドからのフリーキックを、ニアサイドに直接決められてしまった場面です。
この場面、相手選手が蹴る前に永石選手はクロスが来ると判断したのか、先に動いてしまい、意表を突かれた形になりましたね(^^;
まぁこの角度なら、壁がゴールに近いサイドであるニアサイドを消しているので、ほぼシュートはない場面ではあります。
しかし、一番の優先事項はゴールを守ること。
ボールの軌道やキッカーの動作などで、確実にシュートではないという判断を下してから動きたいですね。
あとは、邪魔をしているはずの壁の間を抜けてきているので、壁側もミスがありましたね。
壁もこの場合、クロスの邪魔よりかはシュートコースを完全にふさぐことを優先させたい。
そのため、GKの声かけもしっかりして欲しいですね。
コースは絶対開けるなとかね。
ミスが重なってしまった失点場面として、GKを志すものとしては要注意な場面でした。
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは横浜FCの市川選手を選びました。
右サイドのペナルティエリアライン上のミドルレンジからスピードのあるシュートを放たれますが、この強烈なシュートを横っ飛びでセーブしました。
距離はありましたが、スピードがあり伸びてくる弾道なので難易度も高かったけど、よく手を出してセーブしましたね。
押し込まれている展開の中でも、慌てずにタイミングを取れていますし、プレジャンプも小さかったおかげで、スピードのあるシュートにもタイミング遅れることなく、反応できましたね。
タイミング的には逆手のディフレクティングでの処理も可能でしたが、伸びてくる軌道だったので、ボールを捉えるポイントが予測と若干ズレた感じはありましたので、順手での処理でも十分でしたね。
そのズレも飛んでいる姿勢の中で、上手く弾く手を変えたのはナイス判断ですね。
ポジショニングがよく、よいタイミングで踏み切れば、弾道の変化にも対応できる”余裕”も生まれるので、GKの基本動作の重要性がよくわかるセーブだったと思います。
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓(敬称略)
●名古屋:ランゲラック…不意をつかれたがポジショニングの良さが光ったナイスセーブ
【川崎フロンターレ×名古屋グランパス|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第8節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●G大阪:谷…グラウンダーの難しいシュートも、弾く場所も考えたナイスセーブ
【京都サンガF.C.×ガンバ大阪|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第8節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●京都:若原…素晴らしいポジショニングと反応両方備わってのナイスセーブ
【京都サンガF.C.×ガンバ大阪|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第8節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
おわりに
新潟vs福岡のフリーキックのゴールの場面は、最近は日本だけじゃなく、海外でもニアサイド打ち込まれるケースが多いような気がしますね(^^;
最近はフリーキックから直接ゴールを決めるシーンが少なくなってきたとは言われていますが、裏をかいてコースが少ないニアサイドを狙うケースが逆に増えているのが多いのかもしれないですね。
GKも”こうだろう”といったような、思い込みで動かないように気をつけたいですね。
動くにしても、確実にその可能性をなくなってから動きたいですね。
まぁサッカーではなく、普段の社会生活でも”〇〇だろう”はやめようっと習うので普段からも安易な予測と期待はしないように注意しましょう^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了