こんにちは! Nishi です。
およそ1ヶ月間開催されたカタールワールドカップも、アルゼンチンの3回目の優勝で幕を閉じました。
歴史に残る決勝戦だった事もあって、多くの人にその感動を与えられたと思います。
あまりにも白熱した試合だったので、一晩以上過ぎた今となれば、若干燃え尽きた感じもあります(^^;
さてさて、そんな最高の締めくくりをしたカタールワールドカップですが、まだまだその熱は冷めていないようですね。
ワールドカップ後の特番などで、代表選手達がひっきりなしに出演していることが、その証拠ですね。
その出演者の中には、日本代表GKの姿もありました。
大活躍したGK達
感動の余韻に浸り、今でも地上波テレビなどでは特番を組まれて大会を振り返ったりしていますね。
日本代表選手達も、たくさんゲストに呼ばれて試合の時のエピソードを語ったりと、番組を盛り上げています。
中でも年長ということもあって、吉田選手と権田選手の出演が多いですね
特にGKの権田選手の話題が多くて、セーブシーンの心境や技術的な事を解説してくれるのは、GKを志している人だけでなく、GK事情に詳しくない人達にも広く認知が広がるキッカケになって、個人的には今のこの状況にすごく満足しています。
これを機に、GKを志す人やGKに対する認識が深まって欲しいと思います。
さて、日本代表の躍進にも貢献したGKの活躍。
今大会は、権田選手以外にもGKの活躍が目立ちましたね。
大会ベスト4まで勝ち進んだチームのGK達は、もちろんその貢献度は高いですね。
アルゼンチンのエミリアーノ・マルティネス選手、フランスのロリス選手、クロアチアのリバコビッチ選手、モロッコのブネ選手は4人とも今大会最高級のGKだった事は間違いないですね。
しかし、ベスト4まで勝ち残れなかった代表チームのGKでも、個人的には優秀賞を与えたい選手もいました^^
数多くいましたが、その中でも4選手紹介したいと思います。
4選手のベストセーブも併せて解説したいと思います^^
Twitter内の動画と、ABEMAの公式You Tubeチャンネルの動画と混在して、見にくいかもしれませんが、お付き合い下さいm(_ _)m
日本代表・権田
日本代表 GK 権田修一のスーパーセーブ!モドリッチの強烈なミドルシュートをストップ! @ABEMA で視聴中 https://t.co/xpxAivsnlV #ABEMAでFIFAワールドカップ #本田の解説 pic.twitter.com/8elMnJq85B
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) 2022年12月5日
まず最初は、我ら日本代表の権田選手です。
上記記事でも紹介されたように、海外メディアの評価も高かったですね。
海外メディアは、ホントGKの評価にとても厳しい(特にイタリアは厳しい…)ので、これは素直に喜んでいいと思います(^^;
権田選手は、今大会多くのセーブもありましたが、僕はその中でも決勝トーナメント1回戦クロアチア戦のこのセーブかな。
モドリッチ選手得意のアウトサイドにかけた、落ちるミドルシュートを素早いサイドステップでタイミングよく弾き出しました。
いろんな地上波の特集番組でも語っていましたが、ポジショニングが抜群によかったですね。
ポジショニングがいいと、次に行う動作にも余裕を持って対応できます。
その余裕の時間の部分で、弾き出すために必要な動作であるサイドステップをとって、的確なディフレクティングの手の動きができるわけです。
逆を言うと、適切なポジショニングをしていないと、その余裕もなくなるので、的確な処理ができなくてミスに繋がります。
僕が口酸っぱく、ポジショニング、ポジショニングと語るのはこの部分にあります。
ポジショニングといえばこのセーブも忘れてはいけないですね。
ブラジル代表・アリソン
ファン・ヒチャンのシュートをGK アリソンがナイスセーブ! @ABEMA で視聴中 https://t.co/cUAvNYj4Vo #アベマ #FIFAワールドカップ全試合無料生中継 pic.twitter.com/UAustzEFjn
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) 2022年12月5日
こちらは、ブラジル代表GKアリソン選手が魅せた、決勝トーナメント1回戦韓国戦時のセーブです。
こちらは、ファン・ヒチャン選手のコースをついた強烈なミドルシュートを、ばっちりのタイミングで横っ飛びしセーブしました。
こちらも先ほどの権田選手同様、ポジショニングが的確だったことが最大の要因ですね。
ボール保持者に対して、視界もしっかり確保して、ゴールまでの距離とディフェンスの位置関係から正しいポジションを取っています。
セービングに身体を移動した時も、権田選手同様、ある程度余裕を持ちつつ移動していますね。
距離もあったことから、逆手を使って身体を一伸びさせて弾き出せたのもグッドです。
ポーランド代表・シュチェスニー
続いてはグループリーグでの試合ですが、ポーランド代表GKシュチェスニー選手のこのセーブは、個人的にはグループリーグの32試合でベストセーブですね。
PKを止めたあとの素早い身体の起こしからのセービングは、あっぱれですね^^
GKの練習で、セービング後にすぐに身体を起こしてまたセーブするという練習があります。
この練習、繰り返し行うと、まぁ疲れる疲れる…(^^;
GK練習の中で一、二を争うキツイ練習メニューですね(笑)
ボールを並べて、シュート5連発という練習もやりましたね(^^;
しかしそんな厳しい練習は、こういった場面で必ず必要になってくる技術なのです。
絶対絶命の窮地を救うプレイは、こういう厳しし練習から生まれるものなので、歯を食いしばって練習しましょう^^
デンマーク代表・シュマイケル
最後にもうひとつ紹介したいのは、こちらもグループリーグでの試合ですが、チュニジア・ジェバリの浮かせたシュートを、デンマーク代表GKシュマイケル選手が最後まで見極めて手を出して防いだこのセーブ。
身体は完全に崩されてしまいましたが、浮かせたシュートだと気づくと、身体をわずかに残しながら捻り手で掻き出しましたね。
これは、最後まで目を離さなかったのも要因ですね。
窮地の場面でも、頭の中は冷静だった証明でしょう。
こういった場面は、咄嗟にカッとなって突っ込み過ぎたりして簡単にかわされる事も多いけど、突っ込む判断と余力を残して前に詰める判断、両方兼ね揃えておきたいですね。
二択になるので、難しい究極の判断っぽくなりますが、やはり判断するにも冷静に的確な判断できるように日々のトレーニングは積んでいきたいですね。
おわりに
いかがだったでしょうか?
この4人は、ベスト4進出国以外の代表チームでは、今大会の殊勲GKだと思います^^
ネットメディアの発達で、比較的多くの人達にも今回のワールドカップは視聴する機会が多く、盛り上がった大会だったと思います!
そんな大盛り上がりの大会で、GKの活躍も目立ったのは、GKに対するポジティブな評価を広めたい僕としては、すごく良かったワールドカップでした^^
これも現場で代表チームの威信を賭けて戦ったGK達のおかげです。
今大会を皮切りに、ポジティブな印象で「GKをやりたい!」という人達が増えてくれればいいなぁっと思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了