こんにちは! Nishi です。
今日は、土曜日に行われたJリーグの試合から、僕が気になったGKのプレイを紹介する企画第39弾です!
この節が、今シーズンJリーグの最後の試合となりましたので、プロの試合から見るGK解説シリーズは今シーズン分は最後になります。
主に、GKのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、GKの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
サッカーを見る時の、GKの見方として是非参考にしてみて下さい!^^
GKとして重要な手の使い方
まずは、横浜FMvs川崎の試合から横浜FM・GK高丘選手のプレイです。
右サイドのクロスを、中央に走り込んでいたレアンドロ・ダミアン選手が合わせ得点した場面です。
レアンドロ・ダミアン選手の叩きつけたヘディングシュートはお見事でした。
GKとしてはノーチャンスかもしれませんが、ここは逆手を使うように飛んでいたら、ギリギリ弾けたかなって思いました。
ゴール前でのプレイで距離もそんなになく、タイミングも取りづらかったとは思いますが、叩きつけた分ボールの勢いを殺されているので、その分手が届く時間はあったと思う。
動画のように順手で追うと間に合わないけど、最初から逆手一本で飛んでいれば可能性はあったのかなっと厳しめに見ました。
実際、順手でもボールに触れていたので、そこを考えるとGK的にも悔しさが残るかなっていう場面でした。
今シーズン2位の原動力になった高丘選手ですが、このプレイとは直接関係ないけど、これまでの試合を見ていると、セーブの際ボールの上に当たるクセがありますね。
手に当ててるけど、ボールの上に当たるので、当たった後の軌道が下に向かうので、すり抜けたりする場面が多く感じます。
そうならないために、手や足を出す時も下から上に押し出すようにクセを植え付けたいですね。
このへんのクセを修正してセーブ技術が上がれば、ビルドアップなど繋ぎの部分や足元の技術がしっかりしているので、日本代表候補として名前もあがってくると思います。
改善の余地があるだけに、今後の飛躍に期待しています^^
絶妙な飛び出し
続いては、FC東京vs福岡の試合から、福岡GK村上選手のプレイです。
左サイドのクロスからファーサイドへ流れ、ファーサイドに飛び込んできた選手が合わせますが、トラップが大きくなりそのルーズボールを見逃さず、飛び出して処理しました。
確実にボールを保持できなかったのは残念でしたけど、飛び出しのタイミングとしては抜群でした。
いくらボールを保持していようが、足からボールが離れる瞬間というのは必ず発生します。
その瞬間のひとつとして、トラップした後があります。
この足から離れている間は、ボールをコントロールすることができません。
その空白時間を狙ってボールを取り戻します。
飛び出しのタイミングとしては基本的な技術ですので、この基本技術を元に、今回の村上選手の一瞬の判断は模範ともいえるタイミングでした。
ゴールを奪われるかもしれない緊迫した状況でも、どんな現象にも対応できる準備をしていた証拠でもあるので、見逃されがちな隠れたナイスプレイだと思います。
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、FC東京の波多野選手、横浜FCのブローダーセン、G大阪の東口選手と迷いましたが、浦和の西川選手を選びました。
中央よりやや右サイド寄りの遠目からの落ちるミドルシュートに対して、上手く変化に反応して足でセーブしました。
難易度的には高くはないかもしれないけど、急激に変化するシュートに対して、最後までボールを見極めて上手く対応したと思いました。
最初のシュートの軌道で、身体を移動させ過ぎて、変化についていけないケースもあります。
特に回転数が少ない途中で落ちるシュートに対して、早めに予測し過ぎて変化に対応できないこともあるので、よく身体残していたなという印象です。
正面だからキャッチして欲しい場面かもしれませんが、マテウス選手のシュートモーションで球質を見極めていた感もあり、ギリギリまで軌道を見定めていたのもあるので、西川選手の判断は僕は正しかったと思います。
まぁ、僕が急激に落ちるシュートが嫌いだったからっていう個人的な理由もあるけど(笑)
個人的な理由はどうであれ、この冷静な判断は見習いたいですね^^
おわりに
この日が、2021年シーズンの最終節となりました。
最終節まで清水、湘南、徳島の3クラブで残留争いがもつれましたが、結果は徳島が悔しい結果になりましたね…
この悔しさをバネに、またすぐにJ1の舞台に帰ってきて欲しいですね。
みなさんが贔屓にしているクラブ、また推しの選手の今シーズンの出来はどうだったでしょうか?
今シーズンは昨年から続くコロナ禍の影響もあり、多少変則した日程で進められましたが、無事に全日程終えることができましたね。
来シーズンは2月の末頃開幕しますので、それまでの間、英気を養いつつ来シーズンに向けての強化も図り、より楽しいサッカーを僕らに提供して欲しいですね。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了