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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカー】日本代表の対戦相手はどんな国?対戦国のサッカー史【パナマ編】

こんにちは! Nishi です。

 

今月13日と18日にオーストリアで行われる国際親善試合の日本代表メンバーが発表されましたね。

 

新型コロナウィルスの世界的大流行の影響で、およそ半年ぶりに代表戦が行われ、少しずつ元の状況に戻っていると実感しながら日本代表の課題も見えました。

 

今月も引き続き強化試合を組めたのもいいニュースですね。

 

対戦相手も、パナマ代表とメキシコ代表という、ワールドカップ本大会での戦いを想定した対戦相手となり、申し分のない相手だと思います。

 

さて、その貴重な対戦相手でもある、パナマ代表とメキシコ代表はどんなチームなのか、歴史も辿りながら紹介していきます。

 

パナマ建国の歴史

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パナマと言えば、大半の人が連想する通りパナマ運河が有名ですね。

 

ちょうど北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の中間を結ぶ、細い陸地部分のところにある国です。

 

ここらへんは歴史の授業でも習ったとおり、大航海時代初期にスペインが進出し、植民地として支配していました。

 

その後1800年代初頭に、欧州ではフランスのナポレオンが勢力を伸ばし、スペインにも干渉し、半島戦争により一時ナポレオンの配下になる王が即位します。

 

それに反発する形で、アメリカ大陸のスペイン領各地で独立戦争が起き、独立を勝ち取ります。

 

パナマは当初、南アメリカ大陸の北部諸国が集まる大コロンビアの一部として独立します。

 

この大コロンビアの領域は、現在のコロンビア、ベネズエラ、エクアドル、パナマとなっています。

 

コロンビア、ベネズエラ、エクアドルの国旗が似ているのも、この大コロンビアの名残ですね。

 

その後、ベネズエラ、エクアドルは大コロンビアから分離独立をし、パナマはしばらくコロンビアの領土でした。

 

しかし、1900年頃にアメリカがパナマ地域の軍事的重要性に目をつけ、独立を画策しパナマはコロンビアから独立することになりました。

 

その後アメリカの影響下のもと、パナマ運河は1914年に開通しました。

 

運河の開通によってアメリカは、大西洋上の艦隊を太平洋にも展開できるようになり、その後の世界覇権を握る要因にもなりました。

 

歴史的な経緯は軍事的な要素が多いですが、現在でも貨物の運搬などで我々の生活を支えているのも事実です(^^;

 

数々の水門で区切り、そこに水量を調整して高低差をクリアしていく独特の運河は今でも健在ですね。

 

サッカーパナマ代表の歴史

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このようにアメリカの影響下が強かったパナマは、スポーツの分野でもその傾向が強く見られます。

 

そのため、サッカーが主流の他の南米諸国とは違い、野球やボクシングが盛んな地域でした。

 

野球では、日本でも知名度がある選手と言えば、ズレータやセギノールがいますね。

 

サッカーは、1970年代頃までワールドカップ予選にすら不参加が続いていましたので、他の中南米諸国よりかは歴史が浅いです。

 

しかし、2000年代に入ってから徐々に実力がついてきて、2014年にはワールドカップ本大会出場まであと一歩のところまで迫る実力をつけていました。

 

この時は、最終節で勝てばプレーオフ出場進出という状況下で、2-1でリードしていましたが、試合終了間際に立て続けに失点し負けてしまい敗退したという悲劇がありました。

 

2018年には、その雪辱を晴らしワールドカップ本大会初出場を勝ち取りました。

 

本大会では、優勝候補のベルギーとイングランドが入るグループに入り、結果3連敗を喫して予選リーグ敗退でした。

 

欧州などの主要リーグで活躍している選手はあまりいないのは事実ですが、激戦でもある北中米予選を勝ち抜いたり、また北中米サッカー連盟のカップ戦でも準優勝したりと、実力はかなりついているチームと見ていいと思います。

 

ランキングだけだと格下と見えるかもしれないですけど、どうしても図れない部分はありますので、僕はパナマ代表とのマッチメイキングは日本代表としてもいい対戦相手だと思います^^

 

おわりに

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パナマのことをいろいろ調べたら、日本サッカーとそんなに変わらない足取りを辿っているなっと感じました。

 

日本代表も90年代から力をつけ始め、今はアジアでも強豪の一角に成長しました。

 

これからパナマも北中米サッカーの強国に成長するかもしれませんね。

 

次回は、日本が見本とすべき国のひとつでもあるメキシコ代表を紹介します。

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました。

 

 

 

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